紙の本
パチンコ好きが愛を込めて描くパチンコ業界のすべて
2021/06/03 22:12
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投稿者:もちお - この投稿者のレビュー一覧を見る
タイトルからすると、パチンコ業界をめぐる、朝鮮人人脈や警察とのずぶずぶの関係を描くのかと期待してしまうが、パチンコ好きの著者がパチンコ業界の歴史、パチンコに関連する利害関係を描く一冊。期待以上にパチンコ周辺の知識を得ることができる一方、ギャンブル依存症に対する冷淡さや焼畑農業のような出玉の出し方のようにお先真っ暗な業界であることも分かる。
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私事であるが1989年から2010年までホール企業に約20年間勤務していて、離職後にパチンコもパチスロも打たなくなり、当節の業界事情に疎くなっていたので読んでみた。著者は「不正釘問題」に関する2016年4月27日当時民進党高井たかし議員の国会質問原案作成に関わったユーザー側の当事者であり、その後「ギャンブル依存症問題を考える会」田中紀子代表と歩調を合わせ行動している。「考える会」とパチンコ業界側の寄付交渉の場において冷たく門前払いを食わされるくだりは読んでいて情景が目に浮かんだ。
元業界人として業界側を擁護するつもりはサラサラないのだが、おそらく「寄付」を「要求」されたその瞬間に、態度の如何に関わらず、過去から現在にいたるまで綿々と続く「不当な」要求のシーンが即座に目に浮かび反射的に拒絶する以外の道はナシ!と思い込んだのではないか、と推察する。するが現場にいたわけではないので何とも言えない。
さてその他の具体的内容だが「業界通史」としてはこの分量でよくまとめたな、というのが率直な最初の印象。
自分が知らない2010年以降の流れを知るのに役立った。
著者は一撃一万枚獲得あたりまえ!の「パチスロ4号機」が自身の遊技のとっかかりであると記しているが、ユーザー個々の「パチンコ自分史」はまさに千差万別であり、私の場合は「手動式」は一切知らないけれど、著者の世代は体感していないであろう「三共フィーバー」「平和ゼロタイガー」あたりが「入門」だった者なので、業界に提言したいことの内容も全然趣向が違う。著者のパチンコ自分史の流れだとホールに「コミュニティー」機能を期待する論の張り方になるのも必然なのだろう。私は真逆で、ホールはもっと「遊技台VS個人」の濃密な空間であればいいと思うので「おひとりさま」のアメニティーを重視した方が良いと考える。コミュニティーはホールの中になくともよい、近隣のスナックでよい、そして、三共フィーバーには、平和ゼロタイガーには、現在のような他コンテンツ業界要素が絡むようなことは無かったではないか、それでいいではないか!というのが私の望むところであり、そこに著者との意見の隔たりはある。また、予想してはいたがゴト、裏基盤、Bモノ等の闇への言及は量的に僅かだった。それに関しては多くを望むのが酷であろうと思う。ホール側の「中の人」だった自分でも氷山の一角しかわからないことでもあるし。
と書いているうちに今朝2019年3月6日の読売新聞朝刊の第一面に、政府の「ギャンブル等依存症対策推進基本計画」の素案判明、との記事が掲載された。パチンコもギャンブル施設としてはっきりと対象になっている。
著者の示した「業界側と距離を置いた依存症対策推進」とどう絡むのかは私には不明であるが、依存症対策推進の基本的な考え方や方向性に関しては概ね賛同する。
本書の評価をまとめると、新鮮な驚きは感じないが、業界知識の過去の復習、リアルな現状の把握に役立つ書籍だった、といったところである。尚、自分は業界から足を洗って「パチンコパチスロ依存症」を脱却した状態なので今後ホールで遊技するつもりは全くないし、おれは4号機で全然勝ったことない���に宇佐美はそこそこ勝っていたようだ、という点を鑑みての僻み妬みから★3つとした。
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1988 プリペイドカード 平沢勝栄 北朝鮮への送金ルートを断絶するため
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パチンコ要らんよね、と思ってたけど読み終えても意見は変わらず、やっぱいらんよね。娯楽とは言え、生み出すものが何もなく、社会に対するマイナス影響が大きすぎる
ただ政財の利権の大きさに誰も手がつけられないんだよな。NHKぶっ潰す前にパチ業界ぶっ潰すの方が票取れると思うよ。
知らなかったこと
・北朝鮮との関係はだいぶ薄くなっていること
・隣の選挙区の平沢勝栄がパチンコの大ボスだということ(功罪有り)