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ビジョンの重要性、定義、現実にするための方法
全方位的に体系的にまとめられているにも関わらず
ストーリー形式で自分と重ねて吸収しやすいという
かなり有用な本だった。
この本におけるビジョンの定義は
・目的(なぜ存在するか?)
・未来のイメージ(どこへ向かうか?)
・価値観(どのように向かうか?)
がセット。
それを実現するためには
創造、伝達、実践のプロセスが重要とのこと。
そして自チームからでも、個人でも
できるところから始めて良い(むしろした方が良い)
とのこと。
リーダーとして自チーム分を仮に創ってみたところ
ワクワクが止まらなくなってきたので
まずは創造のプロセスを大切にしてみんなで創ってみる
ということをしたいと思った。
失敗してもいいからチャレンジする。
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企業理念とかビジョン、ミッションとか言うが、きちんとその主旨を理解できているのか。
そういう点では本書は分かりやすい。
物語形式のため、その点が嫌だと入り込めないが、登場人物が「成長しながら学ぶ」ということを体感できるので、私はすんなり入ってきた。
この物語表現でよかったのは「師匠がいて弟子がいる。師匠が弟子に語り、教える」という点ではないところだ。
ジムは保険会社の社長であるが、ジムが教わる側だ。
それでは教える側は新入社員のエリーとなるが、エリー全てを分かっていて、全てを教える訳ではない。
すべては問答式に、エリーがジムに質問しながら、ジムが答えている内に、ジム自身が正解にたどり着いていくという感じだ。
二人は会話の中で、ビジョンとは何か?とう解についてたどりついていく。
1)究極の目的
2)未来のイメージ
3)行動規範
これら1~3を設定しようとなってからも、物語上は試行錯誤を繰り返していく。
個人的には案外すんなり納得だ。
特に(2)未来のイメージはなるほどと思う。
最近は自分が年を取ったせいで、こういうことをよく思う。
「自分は将来どうなっていたいのだろう?」
もちろんお金持ちで、悠々自適に暮らしていければいいが、そんな簡単な話ではない。
様々な障害があるはずだし、そんなに楽な暮らしではないだろう。
そんな未来の中で、何を優先して、何を我慢して生きていくのか。
そういう世界で、自分なりの精神的な気持ちの持っていき方。
そういう思考を巡らせることは非常に重要と思う。
「思う」と、「行動」が伴っていくからだ。
明確に「思考」することで、いつの間にか身体もそちらを意識して向かっていくというものだ。
企業も同じなのだろう。
ここは経営陣が「未来のイメージ」を共有しつつ、「俺たちの究極の目的とは」を膝詰めで決めていかなければいけない。
個人的にはGoogleの「世界中の情報を整理して、世界中の人たちがアクセスできるようにする」が好き。
究極の目的のような気がする。
(初めて聞いた時は膝を打った!)
Googleの社員でもない私がスラスラと思い出して言えるのだから、この目的は優れていると言える。
目的とは本当にシンプルで且つ心に刺さらないといけないのだろう。
私個人の究極の目的とはなんだろうか。
具体的とは言えないが、何となくの形はある。
未来のイメージもなんとなくある。
そこに近づけているかどうか分からないが、いつまでも目指していきたいと思っている。
(2020/11/13)
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ビジョンは力を注ぐ先や注ぎ方を明確にするものである。ビジョンを構想することは、自ずと現実を視ることにもなる。個人、家族、組織、企業、どのレイヤーであっても、常にビジョンを語って行動していきたいと思った。
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・壺に大きい石は最初に入れないと永遠に入らない。皆さんの大きな石は何でしょう?家族との時間、将来の夢、健康、それとも志?最初にそれを入れないと、それは永遠に入らなくなる
・社員全員が自分たちの仕事はお客様の人生を変えることだと心得ていた
・三番目の労働者は「大聖堂を建てている」と言った
・最終結果のビジュアライジング。目を閉じてその場面を想像できる。スティーブジョブズは全てのデスクにコンピューターが置かれているところをイメージした。ナンバーワンになるとか選ばれる提供者になるといった曖昧な概念ではない。なくしたいものではなく、手に入れたいものに集中する。
・①価値観が目的の未来のイメージを支えている。➁価値観の数がせいぜい4~5つ。③価値観に優先順位がある
・なりふり構わず結果を出すのではなく、わが社の価値観の中で結果を出す
・目的は「なぜ」、未来のイメージは「とこへ」、価値観は「どのように」
・リーダーの大切な勤め①みんなに何が一番大切なのかを思い出させること ➁みんながビジョンを見失わないように助けること ③可能な限り障害を取り除いてあげること
・ウォーキングを始めて本当に効果があった。「支援の仕組」のおかげで自分のビジョンに忠実になれた
・今のこの一歩がすべて。だからこの一歩をどうするかがとても大切。別のことを考えていないか。朝の新鮮な空気を十分に味わっているか。足元の大地を感じているか。いまこの瞬間、ビジョンを実践しているか。
・ビジョンを示すタイミングの大切さ(止血が先)
・お金持ちにも有名になれなくても、贅沢さえしなければ好きなことをして暮らしていける。好きなことで生活していけるならば生涯一日たりとも働かないですむのと同じ
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読みやすくするために小説的に書かれている。ストーリー的には面白かないが、内容はわかりやすく参考になる。
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会社のプロジェクトの課題図書として読んだ
自分の価値観は何だろうと考えるのは
面白かったけど
目的(ミッションと言い換えることもあり)は
何かはピンとこない
自分が自分の外の世界に向かって
どんなプラスの影響を及ぼしたいか
だろうか
価値観は人生を楽しむこと、健康、喜び
を大切にする かな
本に書いてあったのと似ているけど。
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ビジョンがない組織にビジョンをどのように作り、根付かせ、花咲かせるかというのを書いた本ですね。ビジョンというものが人の人生や組織に必要不可欠であるのはよく分かったし、本当に大切であることは理解できた良本。
ただ、ちょっと説明のための物語、というのが透けて見える場面が多くて、それだけが玉に瑕かな、というところ。
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会社の課題図書。「こんなんでいいんだよ」と言いたくなる古き良きビジネス書。いろいろな方法論はあれど、考えているうちに結局、目的とかビジョンとかに戻ってくるもので、方法論ばかりに熱心で「あ、ビジョン? もちろん大切だけど、それくらい半世紀前から判ってるよね」くらいのニュアンスのビジネス書が多いなかで逆に印象的。
小説仕立てなのは非現実性を増しているだけで興醒めだが、まあ著者のライティングスタイルについてとやかく言うものではあるまい。
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ビジョンの作り方について学びたくて手に取った1冊。
時間もなかったので、全部を細かく読むというよりは、
ビジョンの作り方の部分を重点的にパラパラ読みました。
これは「2030 経営ビジョンのつくりかた」「THE VISION」に次いで、
3冊目。
※2030 経営ビジョンのつくりかた
https://booklog.jp/users/noguri/archives/1/4532322898#comment
※THE VISION
https://booklog.jp/users/noguri/archives/1/4023317519#comment
「THE VISION」にもこの本は参考文献として記載があったくらいの
古典的な立ち位置の本の新版になります。
※旧版はこちら:ザ・ビジョン
https://booklog.jp/item/1/4478732701
物語を通じてビジョン策定と浸透の流れを学べる建付けの本で、
とても読みやすいです。
一方、ササっと大まかな流れを理解したい自分には、
ちょっと物語部分は読み辛かったです。
(逆にじっくり読む人にとっては、とても分かりやすいはず。)
後で知ったのですが、この本の著者は、
あの有名な「新1分間マネジャー」を書いた人なんですね。
こっちもいつか読んでみたいです。
※新1分間マネジャー
https://booklog.jp/item/1/4478025258
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チームや組織が活性化するためには共通の目的、ビジョンが必要。しかも絶えずビジョンについて話し合わなければならない。理想は高いが納得感があった。
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ビジョンを持ちことの意味、それを生み出すプロセスが物語を通して解説されている。ビジョンとは組織だけでなく個人や家族といった単位でも共通の未来のイメージとして持つことの大切さを教えてくれる。
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経営においてビジョンとは、どのような意味を持つのか知りたいと思い手に取りました。意外にも本書のストーリー自体に勇気をもらい、自分の人生におけるビジョンを考えるきっかけにもなりました。間違いなく良書です。