紙の本
料理の話と同時に捕物話も楽しめるので、何しろ”一粒で二度美味しい“感じでお得感ありです。
2016/11/24 10:15
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投稿者:ナミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
3冊目にしてこのシリーズの魅力が分かった。文庫本の場合、1冊が4つの小話に分かれており、その一つ一つに料理(食べ物)を推理する楽しみと、事件を解決する楽しみの2つが用意されていることである。その点では、387:和田はつ子『時そば 料理人季蔵捕物控 [6]』(時代小説文庫、2009年12月8日、角川春樹事務所)は、料理(食べ物)を推理する楽しみは4つあったが、事件は1冊を通して一つというある意味では異例な構成だったようである。
さて、“捕物”の方は余り謎めいた展開にはせず、一般庶民に近い“小悪“ではなく、奉行所でも手を付けにくい”巨悪“を料理人季蔵が始末していくという定型パターンであり、それを奉行である烏谷椋十郎が影から支えるという形で、必殺仕事人の雰囲気です。料理の話と同時に楽しめるので、何しろ”一粒で二度美味しい“感じでお得感ありです。
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塩梅屋李蔵シリーズの第二弾。いろんな食べ物がでてきて面白いです。
字も大きいし、マンガみたいにさくさく読めて時間潰しに良いですね。
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高田郁さんからフェア繋がりで読んでみたのですが、、、
うーん、なにか違う。
料理が美味しそうじゃないし、話もグッとこない。
気になってただけに残念です(^_^;)
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描かれている料理を想像するだけで
わくわくがいっぱいになる
どんな味わいだったのだろう
おなかがグーとなった
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あいかわらず料理も事件もぱっとしない感じですが、さらーっと読める感じなのでとりあえず全巻読破を目指します
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さらさらと読めて、料理の話なのがやっぱり良いなと思う。
ある意味、料理の話じゃなかったら物足りなすぎるかもしれない。
季節ごとに過ぎていく江戸の時間が心地よいです。
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「隠れ者」のお誘いにのれない季蔵。
料理人としても半端な印象がぬぐえないんだよなー。とっつあんの名に恥じないようにはいんだけど。とっつあんのすごさが、いまいち伝わらず。季蔵が空回りしているような気がしてならない。
美食家(?)の烏谷さんも、お奉行さん、そんなに腰軽くていいんですか?と、つっこみたくなる軽さ。いや、何も平蔵さんと比較してるわけじゃないんだけどさ。美食家と大食家って、ビミョーに違くないか?と思わなくもなく。
まだまだ、こなれていないのかも。と、思う第二巻。
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料理も話も特にどうということはないかな。
でも、揚げ出し大根は美味しそうなので作ってみた。
好みの味だったので
これはよりおいしくしてみたいな、と思った。
何回か作ったけどまだ納得いかないので
納得いくまで作ります。
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いまいちの第1巻目だったので、もう読まないかと思っていたら、図書館に並んでいたので、借りちゃいました。
丁度、会社のお客様から 長命寺の桜餅を頂いたところだったので、タイミングがよく、★2つになりました。長命寺の桜餅をお土産に頂いていなかったら、★1つだったかも。
他のレビューを書いた方にもお見受けしますが、高田郁から流れている方が多いようですね。私もその一人。でもなかなか高田さんの本は図書館に予約しても借りられないので、このシリーズを手にとってしまいました。結構シリーズとして長いので面白くなってくるのかと楽しみにしているのですが・・・どうでしょう?!
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L 料理人季蔵捕物控2
やっぱりなんだかのめり込めない。季蔵の許嫁を生かしておく意味があるのか?存在価値があるのか? 許嫁がらみの話というか、引っ張りすぎで中身がない。さっさとスッパリ切っちゃって細々とした事件を追ってる方がいいんじゃないかとすら思ってしまう。
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短編連作で読みやすい。
意図せず、裏稼業に力を入れざるをえない出来事か次々起こるが、一巻よりも料理の描写も増えて面白くなってきた。
暴力的なシーンや刀を使うシーンの描写はほとんどなく、血生臭い感じはないので女性でも読みやすいと思う。
面白い。
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前作では裏家業を継ぐか継がないかで中途半端でしたが、今作では一応吹っ切った様子です。
悪人をやっつけた後の始末はどうつけたのかあまり出てきませんでしたが、裏家業なのでそれでいいのか。
料理はおいしそうではあるのだけど、やはり裏家業のほうがメインなのか、もう少しおいしそうを長続きさせてくれたらなお満足なのにと思いました。
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悲桜餅が1番印象的でした。うきうきする季蔵が可愛らしい感じがします。綺麗な思い出を引きずる男に、傍の頼もしい協力者の恋心は解けなかったようで。これからの展開を見守りたいところ。ところで、店の中で事件の内容そんなに話していいもんなんですかね、季蔵さん?個人的にハラハラしました。ばれてるに違いない…!
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なんやかんや言いつつ、季蔵さん2作目も借りちゃった。
前作では、長次郎の後を継いで、匕首を奮うか否か、迷いあぐねているような様子の季蔵。
そこから今作は1年ぐらい経っているらしいが、それでもまだ迷いは吹っ切れておらず。
塩梅屋の方はばっちり引き継いでおりますがな。
料理の描写は相変わらず少なめで寂しい。
今回は、太田屋という悪の権化(笑)に因んだ連作短編4編。
身内はすんでのところで助かり、そうでない人は運悪く殺されてしまうのは、多少ご都合主義が見え隠れする。
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25冊目に借りた本。
季蔵2冊目、2冊目もうすぼんやりとした事件と、料理と、解決がみられる。
今まで読んだ数冊の時代小説のうちで一番、うすぼんやり。
読み終わった後に、多分感覚としては、季蔵の店の通りに面してはす向かいくらいに商店を出してる私が出入りするお客さんからの噂話や、店への出入りから想像しているくらいの情報量と、人づてに聞いた感しか残らない。
こんなに登場人物たちがどれも半端なんてことがあるかなぁ。
強いか弱いかも熱いんだか冷めてるんだかもわからない季蔵、季蔵のことが好きなんだか度胸が据わってるんだかわからないおきく、大物のような雰囲気をかもしだそうとしているけれど、言動すべてが小物感たっぷりの烏谷、江戸っ子らしさをだそうとしてるかもしれないけどどうも気風も威勢も粋さも足りない豪助、他の登場人物もこれでもかというくらいに性格が活きてない。
でも、シリーズ化しているということは、今後の展開が面白いのかな・・・。