紙の本
必殺仕事人の雰囲気です。料理の話と同時に楽しめるので、何しろ”一粒で二度美味しい“感じでお得感ありです。
2016/12/13 14:02
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投稿者:ナミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本シリーズは、387:『時そば 料理人季蔵捕物控 [6]』(時代小説文庫、2009年12月8日、角川春樹事務所)を読んで知った。気になって、第1作に戻って読み始めた次第。
2冊目にしてこのシリーズの構成が見え始めた気がする。1冊が4つの小話に分かれており、その一つ一つに料理(食べ物)を推理する楽しみと、事件を解決する楽しみの2つが用意されていることである。その点では、387:『時そば 料理人季蔵捕物控 [6]』は、料理(食べ物)を推理する楽しみは4つあったが、事件は1冊を通して一つというある意味では異例な構成だったようである。 さて、“捕物”の方は余り謎めいた展開にはせず、一般庶民に近い“小悪“ではなく、奉行所でも手を付けにくい”巨悪“を料理人季蔵が始末していくという定型パターンであり、それを奉行である烏谷椋十郎が影から支えるという形で、必殺仕事人の雰囲気です。料理の話と同時に楽しめるので、何しろ”一粒で二度美味しい“感じでお得感ありです。
電子書籍
せっかく
2022/06/30 00:22
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投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
元、武士の料理人が主役の捕物帖なのに、なぜか、料理があまり出てきません。これならば、なにも料理人を主人公にしなくても……。殺された長次郎の娘・おき玖が、絡んでくるけど、なんだか、おしまいが……。これなの?このシリーズ、他のはもっと面白かったような……
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料理屋の主人が隠密となって事件を解決していく話で、ちゃんと料理が大事な役割を果たしていました。これまたさくさく読めるので、続きのシリーズも読んでみたいですね。
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料理人が主役の時代小説ということで、山本一力や高田郁のような人情味ある捕物を期待したのですが…私にはあまりハマる作品ではなかったです。読み手が考える前にサクッと悪人に辿り着いてしまうというか。短編ながら、ややあっけなく話が終わるので、肩すかしな感じが。次々読みたい、という勢いにはなりませんでした。
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主人公が料理人であることが活かされている事も
人物が魅力的であるとか、事件が面白いという事もない。
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高田郁の作品を読んで、このシリーズを知りました。読んで見て、すぐに現在発売されている作品購入しました。
塩梅屋・季蔵が、亡き親方のお店と共に、江戸の闇に潜む悪人を成敗する裏稼業も引き継ぐ、二束のワラジを担う主人公が料理・義理人情楽しませてくれる作品です。(^-^)
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高田郁の作品を読んで、このシリーズにも手を出してみた。各エピソードが短いとか、料理とも関わりが弱いなどのコメントもありますが、そもそも高田作品ではないので、別個の作品として考えれば、とても読みやすく、エピソードも面白いと感じました。シリーズものなので、この後の展開が楽しみ。面白かった。
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春夏秋冬。
料理とサスペンス。
舌に乗せたらどんな味がするのか書いてあればもっとワクワクしたな~。
『初ものがたり』をイメージしていたからかもしれない。
とはいえ、塩梅屋の醤油、煎り酒は味わってみたい!
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あっさり読み終えました。出てくる料理は美味しそうです。ただ、味わいはとってもあっさりです。ストーリー、展開、淡い味わい、嫌いではないけど、もっとズンとくるのがいいな。
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料理屋「塩梅屋」の主人長次郎が死んだ。明らかに殺されたと思われる状況にもかかわらず奉行所は自殺と判断して済ませようとする。塩梅屋の使用人季蔵はその死の真相を探るうち、長次郎が裏の顔を持っていたことを知る・・・
料理人季蔵シリーズ第1弾、だそうです。
一言で言うと・・・いまいち。なんかやたらと淡々と話が進んでいって・・・あっさり終わる。え?こんなんで真相?みたいな。
真相に至るまでもかなり一足飛びというか、それでどうしてこういう結論に気付くんだ?という。
シリーズもののようですが、まあこの後のは・・いいかな・・・と。
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時代劇の話で、かつ料理人物が読みたいな~。
そこで本屋で見つけたシリーズの一冊目を手に取りましたが、期待していた温かみのある人情物というよりも、なんか皆冷めてるように感じましたなぁ。そんなことはないんだろうけど、裏設定のある世話焼きオヤジさんが亡くなってしまうことから物語がスタートしているし、正直料理の場面は最初は少なめで、脇で登場する娘さんや友人の存在もそこまで大きくはない。これから、といったところかもしれませんが、あの終わり方には驚いた。
誰も報われねぇ・・・。
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読みやすさと、ややこしくない設定がお好みに。
シリーズでまだ何冊かでてるので、続けて読むこと決定。
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時代小説。元武士季之助が町人で料理屋「塩梅屋」の使用人→店主季蔵となり、裏稼業も継ぐことになる過程を描いたシリーズ第1弾。
もう少し料理寄りの小説化と思っていたが、裏稼業メインの小説だった。
事件の解決場面に正直、物足りなさ感もあるが人情味あふれる部分も多く第2、3、、、弾と読み進めたいシリーズ。
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飯屋で捕物というのは、良いじゃないか。面白く読んだ。
四季で一冊というのも、大切に味わえて良い。
それらしすぎる、という点もあるけれど判りやすく、反対にあっさりとした料理描写がそそる。
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季蔵はもとは武士だったが、「塩梅屋」の料理人になって5年。
28歳の長身、引き締まった体つきのかなりいい男。
銀杏長屋に住み、棒手振りの三吉が売りに来た納豆を買う平和な朝。
朝飯のためではなく、料理の研究のためだった。
ところが、仕込んでくれた恩人の店主・長次郎が亡くなる。
大川端でおろくが上がったという騒ぎに駆けつけると、自身番屋に運ばれていた。首の後ろに小さな刺し傷がある。
同心は気力のない様子で、覚悟の自殺と決めつける。
殺されたのに、川で落ちたとして、すまされてしまう。
納得がいかない季蔵と、長次郎の娘・おき玖。
おき玖は真っ黒に輝く目をした可愛い娘。
少し前に千代乃屋の若主人が急死する事件も起きていて、やはり首の後ろに傷があったという?!
捜査がされない理由には、意外な背景が‥?!
別棟での特別な客の接待は主人だけがしていて、手を出したことがなかった。
別棟のご贔屓客とは…
北町奉行の烏谷椋十郎(からすだにりょうじゅうろう)に関わりがあったとわかる。
季蔵が侍をやめるについては、無念ないきさつがあった。
堀田季之助と名乗っていた頃、鷲尾家用人の娘・瑠璃と許嫁だったが、鷲尾家嫡男・影守に奪われたのだ。
その過去がまた動き出す…?