紙の本
好きなシリーズ
2022/03/04 15:26
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:chihiro - この投稿者のレビュー一覧を見る
8の殺人、0の殺人の続編。
個人的には最後のもう一人の犯人についてはあの結末ではないものを期待した。
ただ、全体的にはテンポも良く、展開が面白くて楽しめた作品でさした。
是非新装版の発売と、続編に期待します!!
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:honyomi - この投稿者のレビュー一覧を見る
シリーズ三作目であり、
今のところこれが最後になっている…はず。
何かで「我孫子さんは飽きっぽい」と読んだ覚えがあるので、
もうこの先は書いてくれないかも…
個人的には前二作品を越える内容だったと思います。
投稿元:
レビューを見る
ミッシングリンクは分からなかったけど、犯人たちがやってたお遊びはわかった…つもりでいた。チェスやってるのかと思ったよ。しかしこのミッシングリンクはすごいよなぁ。思いつかないし思いついても書かないだろう。こういうノリだからこそ許されるというかむしろ納得してしまうというか。きれいにまとまってはいるんだよね。
投稿元:
レビューを見る
犯行の手口をここで言っちゃうとネタバレになるので、言いませんが、非常にユニークで遊び心も入っていて面白いです。著者も「こんなミステリは僕にしか書けない」と言った確固たる自負があるそうで。
警部補とその仲間達が作り出すドタバタ劇も面白いですしね。
でも、ラストは意外と呆気なかったので物足りなかったです。ミステリ全般に言えることかもしれませんけどね。やっぱミステリは中間地点が一番面白いんじゃないかなと思いますね。手口を解決していく過程ね。これが一番面白いんじゃないかと。
投稿元:
レビューを見る
速水兄弟シリーズ第三弾!!
東京で発生した連続殺人事件。被害者は、撲殺→絞殺の順番に次々と殺されていく。そして死体のそばにはいつも謎の数字が書かれたメモが残されている。犯人の目的は・・・?
今回も端々に出てくる会話はユーモアたっぷりでおもしろかったけど、内容的には結構重いものだと思います。
★が3つなのは、大好きな主人公の部下である木下さんが後半にしか出てこなかったことと、オチがいまいちだったこと。ラストがあれって・・・ミステリとしてはちょっと・・・ムムッ。
投稿元:
レビューを見る
初めて読んだ中学校時代、次々に起こる殺人事件の「関わり」を全く推理できなかった。で、その「関わり」が明かされた時の驚きたるや、すさまじいものがありました。
投稿元:
レビューを見る
速水警部補シリーズ第3弾。
本作は東京に不思議な連続殺人が発生。
金槌による殴殺と絞殺が交互し,
現場には謎の数字を記したメモが残される。
被害者を結ぶミッシング・リンクとは…。
冒頭の人物紹介に殺人犯の名前は明らかにされているが,
ミッシング・リンクとともに事件の真相が明らかになる。
このシリーズは読みやすく,笑える。
「殺戮にいたる病」のスラップスティック版として楽しめる。
投稿元:
レビューを見る
3兄妹シリーズ。
また3兄妹のかけあいが正直うざかったけど、
話は面白かった。
でも最後がいまいち…
こんなことかぁ。みたいな
期待しすぎた
投稿元:
レビューを見る
速水兄妹シリーズ
絞殺、撲殺が交互に繰り返される連続殺人事件。新たな相棒・鬼島刑事と共に捜査に当たる恭三。被害者の名前に隠された秘密。
1998年10月3日購入
1998年10月6日読了
2011年9月10日再読
投稿元:
レビューを見る
とまあ、速水兄弟シリーズでございます。(木下が出てこないかと心配しておりました)
ミッシング・リングはわかりませんでしたが、少し犯人を描写しすぎではないでしょうか?まさか、ネットとは思いませんでしたが・・・・・・・
チェスか将棋かと思っていたのですがね・・・・・・・・・ちょっと盤が大きすぎましたね。
投稿元:
レビューを見る
[ 速水警部補と推理マニアの弟妹の活躍第3弾 ]
「0の殺人」「8の殺人」に続く
「速水兄弟シリーズ」の第3作。
著者曰く「ふざけている」のにシリアスなこの作品、
冒頭で倒叙物かと思わせつつも、
基本は速水兄弟の活躍に焦点。
「著者らしい」結末に落ち着くこの展開、
あなたは先が読めますか?
読了日:2005.12.03
分 類:長編
ページ:284P
値 段:440円
発行日:1990年2月講談社ノベルス、1993年5月発行
出版社:講談社(講談社文庫)
●作品データ●
------------------------------
主人公 :速水 恭三
語り口 :3人称
ジャンル:ミステリ
対 象 :一般向け
雰囲気 :ギャグ
カバー :辰巳 四郎
解 説 :山前 譲
------------------------------
●菜の花の独断と偏見による評定●
------------------------------
文 章 :★★
描 写 :★★★
展 開 :★★★★
独自性 :★★★
読後感 :★+
------------------------------
---【100字紹介】----------------------------
大東京を恐怖のどん底に突き落とす連続殺人発生。
犯行は金槌によるめった打ちと絞殺が交互する。
犯人は1人か、あるいは別人か?
現場には常に謎の数字を記したメモが…。
速水三兄弟が被害者の「失われた環」を探す!
-------------------------------------------
「0の殺人」「8の殺人」に続く「速水兄弟シリーズ」の第3作。
前作「8の殺人」では「作者から注意」に容疑者を4人に絞り、その名を列記する、という素敵な趣向を見せてくれた著者ですが、本作冒頭の「おことわり」は一転してごく普通。よくある「これはフィクションです」な内容…、ただひとつ、最後2行で制作側のスタンスが垣間見えます。曰く
「中身の方は例によってふざけたものです。お安心下さい。」
くすくすくす。面白い作者です。さすがに「ユーモアミステリ」という珍しい分野開拓中の著者だけあります。
内容を読んでみれば、確かにこのことが正しいことは分かります。文体や、展開、描写に限って言えば、「おとわり」内の言葉で言えば「捜査小説風のタッチを採用」されていて、いかにもなミステリです。しかし実際、この事件はふざけたもので、ある種の「著者らしさ」が根底に流れ続けているのに気付かされるのです。
展開は非常に凝っていた前作「8の殺人」からは想像できないくらい、一見、ごく一般的なものです。犯人の章が入っているのも前回と同じ。でも、もう少し具体的です。それによーく見ると、実は一般的ではないのです。とにかく、プロローグはいきなり、氏名も明らかな人物が、「人を殺しに」出掛けていくところから始まりますからね。こういう場合は、「刑事コロンボ」や「古畑任三郎」などの展開が予想されますが、素直にそういう展開になるわけでもない。不思議な語り方です。
いつもは経営する喫茶店から出ずに、兄の持ってくる話を聞いて答えを推理・ディスカッションする安楽椅子探偵的描かれ方をされることの��い速水慎二が、今回はかなりアクティブに外界に出て行っている場面があり、一応、生きてるんだな、この人、と思った菜の花。友人も出てくるし。
著者曰く「ふざけている」のにシリアスなこの作品、展開もユーモアな部分も悪くはないのですが、菜の花お勧め度が★3つなのは、被害者の不幸を思ってのこと。まあ、小説だからこそ許される理不尽なのですが、それも悲しく思ってしまう菜の花はミステリに不向きな読者なのかしら…。
…などと言いつつ、今日もせっせとミステリを読む菜の花なのでした。
「カルボナーラをメニューに入れたのはね、僕が好きだからだよ」(速水 慎二)
投稿元:
レビューを見る
ミッシングリンク・倒叙ミステリィ。
被害者達を繋ぐリンクの解明と、明示されないもう1人の犯人当てがテーマ。
相変わらず軽妙で読みやすいなあ^^
赤川次郎と我孫子武丸には、中高生の時にハマりました。キャラクタが魅力的なのにうるさくない、ていうのが両先生のカラーというか魅力ですね。
軽いのにしっかりミステリィしてるところもスゴい。
ただ、私自身がミッシングリンクや倒叙ものはあまり好きじゃないっていうことと、速水兄弟の魅力が前作に比べて弱い、ていう点で、かなり二つ星に近い評価です。最後のトリックも我孫子作品にしては凡庸に感じました。
ワイダニットよりハウダニットより、やっぱりフーダニットが好きなのです(*^^*)
投稿元:
レビューを見る
一人のサラリーマンが殺された。金槌での撲殺、そして現場に残された謎のメモ……これが連続殺人の幕開けだった!事件と事件を繋ぐミッシングリンクは一体何なのか?ご存知速水三兄弟が連続殺人犯を追う。
* * *
速水兄弟シリーズ第三弾。新キャラとして鬼島警部補見習が登場し、登場人物たちの面白さに磨きがかかっています。相変わらず木下刑事には笑わせて頂きました。
投稿元:
レビューを見る
スラップスティック殺戮にいたる病、らしい。
とはいえ、殺戮にいたる病のほうがびっくりしたかなという印象。
しかし、かまいたちの夜でもこれくらいサイコな犯人出せばよかったのに。
投稿元:
レビューを見る
読了、60点。
**
東京都内で連続殺人事件が発生、ハンマーでの撲殺と、紐状の凶器による絞殺という2種類の手口が使われつつも、
どの現場には謎の数字のメッセージが、、、、
一連の事件は同一犯による犯行なのか、それとも複数犯による犯行なのか?
ミッシングリンクというテーマにお馴染み速水三兄弟が挑む長編ミステリー。
**
『8の殺人』(http://booklog.jp/asin/4062760142)、『0の殺人』(http://booklog.jp/asin/4061852272)で登場する速水兄弟シリーズの第三作目です。
ノベルズ版出版から20年以上経った現在も続編がないことを考えるとシリーズは終わりのようで、本作のラストからすると速水さん達のその後がやや気になる終わり方ではあります。
本作品の構成は、我孫子さんの作品(少なくとも自分の読んだこのシリーズ+『殺戮に至る病』(http://booklog.jp/asin/4061817914) )では比較的よく目にする犯人の視点からの記述による書き出し。
この辺の書き方は当時のトレンドというか、新本格ムーブメント(リアルタイムで触れてないので何となくでしか分からないが)を感じさせてくれます。
倉知淳『星降り山荘の殺人』(http://booklog.jp/asin/4062646153)がパッと頭に思い浮かびました。
分量も軽めでテキストの非常に読み易いのでさくさく読めるのも良かったかも、特に序盤はこういうミステリーが好きな人のストライクゾーンど真ん中を抉る様な魅力的な謎が立て続けに並べられていてグイグイ引き寄せられるように読めるのは良かった。
ただラストのオチは個人的にはイタダケナイ。
この手のオチが全て駄目だと言う訳じゃないですが、このオチを使うにしては伏線があまりにも無さ過ぎるのが問題じゃないでしょうか?
唯一無二の真相である、と結論付けるにはあまりにも手掛かりが少な過ぎる上に、その可能性に関しての議論もほぼ無く作品最終盤でポッと出しておしまいと言うのはどうも消化不良でした。
本棚にあって読んでなくて、さらっと読める長編と言う事で読み始めましたがその点では希望通りというか、まぁ満足ではありました。