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紙の本
あれも見た、これも見た、アニメで育ったことに気がついた
2021/03/18 15:55
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投稿者:夏の雨 - この投稿者のレビュー一覧を見る
「クールジャパン」というのは日本のカッコイイ魅力の指す言葉で、その代表的なものにマンガとアニメがある。
中でもテレビアニメは今ではそれ専門の衛星放送のチャンネルがあるほど活況を成している。
本書は間もなく60年を迎えるテレビアニメの歴史を、最初の国産連続テレビアニメの始まりとなった1963年1月1日に放送が始まった手塚治虫の「鉄腕アトム」から掘り起こしていく。
アニメーションは「鉄腕アトム」以前にもあった。特に東映動画が制作した「白蛇伝」など現在でも高く評価される長編作がある。
しかし、手塚治虫の「鉄腕アトム」によって、日本のアニメは一気に大国化が進む。
その初期の作品群を見ると、昭和30年代に少年期を過ごしたものにとって、懐かしさとそのほとんどを見ていることに呆れるほどだ。
ちなみに1963年に放映が始まったアニメは「鉄腕アトム」「鉄人28号」「オオカミ少年ケン」「エイトマン」と、今でも主題歌が歌える。
本書にはそこから次から次へとつくられていくアニメ制作会社やアニメーターたちの名前が続々と登場する。
あの宮崎駿がアニメ「鉄腕アトム」には製作費の低さなど弊害があったが、いずれ王国が生まれただろうと述べている。しかし、手塚がしなければその王国はもう少し後だっただろうし、もしそうだったら年に一作か二作の長編をじっくり作れたかもしれないと、アニメへの思いを吐露している。
それでも、「鉄腕アトム」に夢中になった世代にとって、あの頃のアニメは「クール」だった。
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