紙の本
食べ物の話あり、推理あり、人情話ありで、富と権力をかさに着て巨悪を行う極悪人を罰していく胸のつかえがとれる楽しみ。
2016/11/28 09:48
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投稿者:ナミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
快調に楽しめます。404:『あおば鰹 料理人季蔵捕物控 [3]』(2008年6月18日)と同様、1話ごとにそれなりの決着はつけているが、更に大きな根源悪を巡る大捕物を4話を通じる一つの話にまとめている。いよいよ、季蔵が烏谷とタッグを組んで本格的に裏稼業に入っていくことになる。食べ物の話あり、推理あり、人情話ありで、富と権力をかさに着て巨悪を行う極悪人を罰していく胸のつかえがとれる楽しみ。
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出てくる料理がおいしそう!
自分で作ってみよう…とまでは思えないけど。
誰か作ってくださるなら!
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何となく安心して読めるようになってきた。
料理描写も良かったです。江戸は砂糖を愛してやまないし、女なら尚更。随所の甘味の登場が、判るなあ、と思った。
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ぽやぽやしていた三吉がずいぶんたくましくなってきたもんだ。って、そこじゃねぇだろ!と、ひとまず突っ込む。
料理の描写が理屈っぽくて、なんとも美味しそうに、食べたいと思えないのがこのシリーズの難点なんだけど。少しずつ、こなれてきたかな。あるいは、それに慣れてきたか。
相変わらず人はぽんぽん死ぬし、悪いやつ捕まえて、これにて一見落着っていう安易さというか、ひらべったさが気になるが。疲れているときに読むにはこのぐらいのぺらさが読みやすいのは事実。
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L 料理人季蔵捕物控4
ももんじ屋の女が殺されているのを発見した季蔵。そのまま料理の中を探る。…死体のそばでなにやってんだか。
それにしてもどれもこれも殺しの動機が不純。そんなもんでいいのか捕物なのに。最後は趣向がこってたな、ことのほかあっさりだったけど。
やっぱり瑠璃の存在意味がわからない。
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シリーズ四冊目。
色んな事件が起こり、これもやはり繋がって一つにまとまっていきます。
料理の描写が多くて楽しかった。
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今回は今までになく料理の描写が細かくて、読んでいて楽しかったです。
捕物自体はさほどではなかったのですが、最後はきっちり終わるので気分は悪くないです。ただ、結構な悪だったのに、あっさりやられてしまうのはなんだか物足りない気もします。ではもっとひどくやってしまったほうがいいのかと言われるとそれもどうかと思うので、もう少し何かバランスよくしてほしい気がしてしまうのでした。うまく言えませんが。
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お宝食積
お正月のお飾り
ももんじ姫
いわゆるジビエ?
紅白酒
このしろ
精進斬り
雛料理
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陰で悪巧みを働き次々と女を辱める利慶を口がきけない尼に扮した季蔵が仕留める。段々と先代の長次郎の裏稼業も板に付いてきたようだ。
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内容(「BOOK」データベースより)
日本橋にある一膳飯屋“塩梅屋”では、季蔵とおき玖が、お正月の飾り物である食積の準備に余念がなかった。食積は、あられの他、海の幸山の幸に、柏や裏白の葉を添えるのだ。そんなある日、季蔵を兄と慕う豪助から「近所に住む船宿の主人を殺した犯人を捕まえたい」と相談される。一方、塩梅屋の食積に添えた裏白の葉の間に、ご禁制の貝玉(真珠)が見つかった。一体誰が何の目的で、隠したのか!?義理と人情の人気捕物帖シリーズ、第四弾。
平成30年12月2日~6日
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「和田はつ子」の連作時代小説『お宝食積 料理人季蔵捕物控』を読みました。
『あおば鰹 料理人季蔵捕物控』に続き、「和田はつ子」の作品です。
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日本橋にある一膳飯屋“塩梅屋”では、「季蔵」と「おき玖」が、お正月の飾り物である食積の準備に余念がなかった。
食積は、あられの他、海の幸山の幸に、柏や裏白の葉を添えるのだ。
そんなある日、「季蔵」を兄と慕う「豪助」から「近所に住む船宿の主人を殺した犯人を捕まえたい」と相談される。
一方、塩梅屋の食積に添えた裏白の葉の間に、ご禁制の貝玉(真珠)が見つかった。
一体誰が何の目的で、隠したのか!?
義理と人情の人気捕物帖シリーズ、第四弾。
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2008年(平成20年)に刊行された「料理人季蔵捕物控」シリーズの第4作にあたる作品です。
■第一話 お宝食積(くいつみ)
■第二話 ももんじ姫
■第三話 紅白酒(べにしろざけ)
■第四話 精進斬り
ご禁制の貝玉(真珠)が塩梅屋の食積の中から見つかり、船宿・大川の主人「庄助」が、塩梅屋の常連「仙八」に殺められた事件(『お宝食積』)、
ももんじ料理屋(猪・鹿等の獣の肉料理を出す店、牛肉も扱っていたらしいです…)・ももんじ暦の女将「おきん」が殺害された事件(『ももんじ姫』)、
旗本「山上平太郎」の妻女「時恵」が路地裏で身を売ったうえに殺害された事件(『紅白酒』)、
「季蔵」が、これまでの3つの事件に関わっていた盗賊“疾風牙”の残党で菩提寺の住職「利慶(橘理円)」の罪を暴き、“疾風牙”の残党たちを一掃するとともに、「仙八」の息子で「利慶」の指示でももんじ暦の板前をしていた「佑吉」と、「利慶」に騙され弄ばれていた「おきん」の妹「おはる」を救い出す(『精進斬り』)、
終盤は必殺仕事人っぽい仕事ぶりでしたね… 「季蔵」の女装は、ちょっと無理がある感じがしたし、悪党「利慶」があまりにもあっけなく騙され、あっけなくやられちゃった展開は、ちょっと淡白な印象でしたが、まずまず愉しめたかな、、、
本シリーズも、物語の中で紹介される美味しそうな江戸の庶民料理が印象に残りましたた… 食欲をそそりますよね。
機会があれば、「料理人季蔵捕物控」シリーズの別な作品も読んでみたいですね。
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季蔵は、豪助から「船宿の主人を殺した犯人を捕まえたい」と相談される。
一方、塩梅屋の食積に、ご禁制の貝玉(真珠)が見つかった。
一体誰が何の目的で、隠したのか?シリーズ第4弾