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みんなのレビュー11件

みんなの評価4.4

評価内訳

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  • 星 1 (0件)
11 件中 1 件~ 11 件を表示

紙の本

『戦艦武蔵』

2019/11/17 23:10

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:雄ヤギ - この投稿者のレビュー一覧を見る

本書は近現代史を研究する著者が、帝国海軍の太平洋戦争当時の最新鋭戦艦大和と武蔵の人気の差を解明することを目的としたもの。
前半部で武蔵建造から沈没まで記し、後半で戦後の武蔵の語られ方と文化消費のされ方、そして歴史との向き合い方などについて記している。
特に納得できたのは、歴史の当事者を、当事者というだけで事実を語ると考えることの危険性である。当事者も受けた教育や立場などによって事実ではないことを語ったり、あえて事実を変えたりすることもあるということは、その通りだと思った。

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紙の本

美化を拒絶する巨艦の悲劇

2017/11/15 09:29

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:miyajima - この投稿者のレビュー一覧を見る

2015年3月にフィリピンのシブヤン海の海底でその船体が発見されて大々的に報道された戦艦武蔵。

大和と並んで知名度の高い戦艦であるが、武蔵は大和と比べて地味な存在である。本書の目的の一つとしてその差がどうして生じたのかを問うことが挙げられている。
武蔵は大和に比べて生き残った者が多く、その沈没後の運命もさまざまであった。1000人以上が脱出に成功したが、その多くは引き続き劣悪な戦地に送られ半数以上が戦死した。それでも約450名が戦後を迎えることができた。ここに武蔵の生還者が自身の体験を美化できない理由がある。その中の一定数が特定の士官を長らく強く非難もしている。一方大和は短時間で爆沈した結果生き残りはわずか276名である。さらに4か月後に終戦となった。生き残った者が少ないことから多くの美談が作り出された。

戦後の高度成長期に大和のエリート士官たちの視点による海軍賛美(吉田満「戦艦大和ノ最期」など)がもてはやされた。「プレジデント」あたりの主要読者である50代ビジネスマンが仕事上くみ取るべき種々の「教訓」の源として消費可能であったからだ。一方、下士官主体の武蔵の物語は、遠い昔の貧しい日本の象徴にしかなれず、したがって彼らの消費に適さなかったわけだ。

さらに言えば、レイテ沖海戦で米機の投下する魚雷や爆弾を次々と回避して「冴える森下(艦長)の操艦の腕」と評されたのに対し、実践経験が乏しく直進を主張した猪口艦長の武蔵は次々と被弾して横転転覆した点は大和の格好の引き立て役、あるいは創意工夫を怠り競争に敗れたビジネスマンを重ねる扱いとなった。

武蔵の生還者たちは美化も否定もともに強く拒絶するものが多い。武蔵に対する他者からの意味付けの拒否だ。どういうことか?武蔵に対するマイナスの評価は「真実」ではないから拒否する。だが、自らの手でプラスの意味付けもまたできない。第二次大戦は負け戦であり武蔵は間違いなく沈められたからだ。だとすればそこには武蔵という物語を「脱文脈化」するよりほかに無いということなのだ。

武蔵に乗艦して戦争をした人にとって、なぜ自分がひどい目に遭ったのかを他ならない自分のために真剣に問えば問うほど武蔵は何者かであり得た。だが、そうではない人に向かい合った時にその物語は誰のものでもなくなるのだ。

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紙の本

戦艦大和と戦艦武蔵

2016/12/30 10:27

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ゴジラ - この投稿者のレビュー一覧を見る

戦艦大和と戦艦武蔵は同型艦ではありますが、戦艦大和にばかり目がいきがちです。
本書は戦艦武蔵に注目したものです。
戦艦武蔵がどう語られてきたかについて述べられていて、戦艦大和がどう語られてきたかについて述べられている一ノ瀬俊也『戦艦大和講義』と併せて読むとより理解が深まると思います。

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2017/01/26 18:10

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2018/06/18 02:22

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2016/07/27 19:56

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2018/11/18 22:05

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2019/04/24 19:37

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2020/09/21 22:25

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2017/02/09 00:07

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2022/08/10 19:20

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