紙の本
薄い膜を破って
2022/03/22 05:48
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:やじやじ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ネタバレあり
イエスかノーか半分かの番外編その4
ふさいでの続編
栄さんと設楽さんというか栄さんの話
栄さんが生まれ変わるというか
覆っていた薄い膜を破って栄さんが出てくるようなそんな話
それを中心に据えて
やらせのこと、テレビのこと、配信のこと等々が
骨太に描かれている。
恋の話はその一部でしかない。
設楽と栄は恋だけの関係ではないのだ。
むしろそれ以外のところの関係が密で
でも、前作同様この話はそこが魅力ある作品なのだ。
麻生さんが時々肝に絡んでくるのが良い感じです。
(ひょいっと大事な爆弾を落していく感が半端ないです
靴下だけ出演の挿絵が笑える)
栄さんも色々な軛から放たれて、
とげとげが少し落ちてそれでも捻くれ度と才能はそのままなのが良い感じ
そして、深が基に嫉妬するのもいいなぁって感じです。
国江田さんも前作同様大事なところで出てきて、
踏ん張ってやってるなーって感じで嬉しかったです。
(この世界にいるって感じが)
このシリーズ本編読んでとても好きになったのですが
番外読んでどんどん深まります。
電子書籍
好きです!
2021/07/24 09:41
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぽよ - この投稿者のレビュー一覧を見る
はぁ…読み終わってしまった。最高です。
栄の何がいいってほんと仕事に真っ直ぐで、どんどん進んでいくところ。一度も二度も挫折といえる大きな出来事があっても、自分が知りたいこと追いかけたいことをきちんと追いかけるところがすごくいいと思うし、そんな栄を見守って栄が作りたいものを必ず作らせたいと考え行動する設楽さん。
本当にこの2人は栄の言葉を借りるなら、お似合いだなとぐっときます。
栄は設楽さんと2人きりになっても甘々にならない、どこまでも栄なところが本当に好きで、くぅ~そうゆうところがほんと好き…と思ってしまいます。設楽さんもこんな栄だから惹かれっぱなしなのではと思ってしまうし、設楽さんも自分の大切なものを守って、全国まわってきてから本社戻って結果を残す、しかも普段は飄々としてて、ほんとにかっこいいです。
飄々としてる人が大好きなんですけど、設楽さんの考えと行動、話す言葉は誰に対しても設楽さんらしさがすごくて、イエスかノーか半分かで設楽さんが出てきてからずっと、ちょこちょこ登場し続ける設楽さんにくぅ〜好きぃとやられっぱなしでした。
設楽さんに栄が、栄に設楽さんがいて本当によかったです。
イエスかノーか半分かシリーズはどれも良くて、ずっと読んでいたいので、今後も続編を書いていただけたらなぁと願ってます。
一穂ミチ先生のnoteに小話が沢山あるので、未読の方は是非!!!
潮と計のメインカップルが3冊、竜起となっちゃん、設楽さんと栄が2冊ずつ出たので、もしかしたら次は麻生さんと木崎くんのお話が読めないかな…と期待しています。
麻生さんも木崎くんも好きなので、ドキドキしながらイエスかノーかシリーズをまた読み返そうと思います。
紙の本
番外編4
2020/08/28 01:24
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投稿者:Sota - この投稿者のレビュー一覧を見る
どうしても、このCPは、しっくりこなくて、どちらかと言うと、同志みたいに感じてしまいます。でも、ストーリーはとても面白かった!
奥さんが好きなので、今回も出てきて嬉しかったし、コタも、良い味出してました。
新キャラの基もお気に入りキャラになりました。
紙の本
栄さん大好きです。
2022/07/06 15:54
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投稿者:U - この投稿者のレビュー一覧を見る
今回は栄さんがいろんなところに行きました。
栄さんのどんなときでも設楽さんがいるから自分らしくあろうとする気持ちにきゅんきゅんが止まりませんでした!
そんな栄さんを見守ったり、一緒にいたりした設楽さんも素敵です!!
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相変わらず物凄く面白いお仕事小説を読んでいたらそういえばBLだったんだよな…となります。
一穂さんはこの手の社会派のお話での手腕が凄まじい。
カップルごとにラブシーンの描き方が違うのはさすがだなぁ。物凄く濃密かつ扇情的なのに嫌な感じのいやらしさを感じさせないのは手腕だなぁと思います。
ワーカホリック気味な栄の仕事にかける思いと、不思議な結びつきと信頼関係が伝わる大人の恋模様はいままでの一穂キャラにはなかった持ち味。
シリーズも長らく続き、お馴染み皆川くんになっちゃん、ニューヨークに赴任したコタくんも再登場。コタくんよ、君はなぜそんなに相馬さんにあっさり懐ける…そこは皆川くんに勝ってるね。笑
それにしても日帰りでニューヨークに飛んで行けるフットワークの軽さと仕事にかける熱意はすごいや。
一穂キャラのエキセントリックで常識はずれの行動力にはびっくりさせられます。
若者組にしてみれば『大御所の大先輩』のそうちゃんも設楽さんにしてみれば同期。
というわけで、設楽さんにも負けじ劣らじの曲者であるらしいそうちゃんが重要な局面で大きなインパクトを残してくれたのが印象的でした。
通して描かれるのは、二度壊れてしまい、大きな欠落を「ふさいで」もらった相馬さんの本当の意味での再起なのかも。
ネット配信、SNSとシリーズが長く続いたからこその2020年現代のメディアが物語に大きく関わってくるのも面白い。
「報道」やメディアのあり方について斬り込んでいくのがこの二人のシリーズの本題なのでしょうか。
そして出番が恐らくごく少量に意図的に抑えられていて、だからこそとっておきの印象的な局面で「国江田アナ」が国江田アナとしての立ち居振る舞いと発言の中で、我々読者しか知らない「計」の心の内から漏らされた言葉を聞かせてくれるあたりがほんとうに心から素晴らしい。
麻生さんも付き合いの中で「国江田計」の中にある優等生なアナウンサーにおさまらない部分をちゃんと見ているし、渡された台本通りではなくその場での本心から発する計の言葉の中には潮との出会いや経験がもたらした実感や重みが詰まっているからこそ、我々やテレビの向こうで見ているはずの潮の心を動かすんだろうな。
いやはや、凄いなぁ。
新キャラB作くんも登場したところで、まだまだ続いていくのかな?
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うまく言えないんだよね。このふたり。私ごときが何か言っても何が分かるってんだと鼻で笑われそう。
それでも、傍若無人な栄さんが唯一「守りたいもの」があって、でもつまんない仕事っぷりなんかしたら失望されそうだしってもやっていて、
設楽さんは多分、栄さんの焦燥を、「栄なら大丈夫だよ、そんな焦らなくても」って思ってそうで、
…で、栄さんが栄さんらしい「再始動」をしたとき、そのネタ自体や自分に黙って動いた栄さんへの衝撃と、やっぱり栄は栄だなすごいなって惚れ直しちゃう気持ちとで、ものすごい揺れ動かされたんじゃないかなって思う。
いつも悠々と物事を俯瞰してる(風に見える)設楽さんを、そんな風に揺さぶれるのは栄さんならではなのかなぁ。
『つないで』では広島での大雨とふたりで(いやスタッフたくさんいたけど)非常事態を乗り越えてく濃密な1週間弱、はーときめく(*^^*)
栄さんにはまっちゃう若者がまた出てしまった…パクチーみたいな?嫌いな人多いけど、そのアクにハマる!みたいな?
嘘つくけど嘘がないところとかかなぁ。一般受けはしないけどこうやって、不思議な輪が広がってく感じ。深くんや計君含め。
三芳さんも…がんばってほしい(ザツ!)。
私はタバコ吸わないけど、タバコの苦さを味わうような作品で、人生の大半イライラしたり下らねぇって呆れたりしてそうな栄さんが、「面白そうだ」って集中し出すところを見せてもらえるのがいい。
甘々さはないけどお互いに絶対的な信頼があるのもいいな。そのために相手が悲しむかも知れなくても。ほんとに、男の人だなあって思う。いっそ、侍っぽい。
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設楽宗介×相馬栄の第二弾
大好きな潮×計の番外編4
甘く分かりやすいCPが好きなので、このCPの心理戦は読むのがしんどい。
ひねくれた大人の恋愛は、屁理屈が必要なんですかね?
厨二と紙一重なような…。
今回の2つの事件?解決された感じがあってモヤモヤしなくてよかった。
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デマ フェイク 捏造 切り取り 切り貼り
真実を伝えるために どこまで事実と違うことを加えるか?
報道とバラエティとは違うと言い切れるのだろうか?…等々。
現実の生活と物語の何かが呼応する。
読む時期が違えば 違った感想になりそうだ。…その2
お仕事小説でいいじゃないかというご意見も多そうだけど
ラブがなければこうはならない。
ふさいで ひらいて つないで まもって…。
相変わらず 危なっかしい栄である。
栄には当たり前にできることが 他の人間には容易くできないということが栄には解らない。 またその反対も。
意外なことに 栄をまもることが設楽の支えになっているのかもしれない。
まもって…もまた ひらがな。 漢字はどれが当てはまるのか?
気になるのは 栄にとって奥さまとは?
まもりたい存在であるには違いない。
ブロマンス未満。
もう一つ
麻生さんの靴下を拾ったり履かせたりするのが三芳になりませんように!
そして 出た!
やはり計が素敵!
番外編だなぁと思う。
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前回描いていたのがイジメで、今回はやらせ、災害が中心。
決して楽しい話ではないけど、目を逸らしちゃいけないんだよなあと思わされた。
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バラエティー、報道、震災、ヤラセ…
もうスピーディーに読ませる読ませるm(_ _)m
そして読後には
あっコレBLだったわね!と( ̄▽ ̄)笑
でもこのシリーズが女×男だと全然面白くないんだろうなぁ笑
新聞社シリーズも素晴らしいお仕事小説だが
こちらも素晴らしいm(_ _)m
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設楽と栄が、本音を見せたり見せなかったり、でもお互いがなくてはならない存在になってきてる事が感じられてよかった。
途中登場した、国江田さん。栄に芸人になってもっていうところと、それに対して竜起が笑ってなっちゃんがとめてるところが、物語が続いてる感があって好きだった。
新たなCPはなくてもいいので、また続いが読みたい。