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前編で「アゲハ」の事件の関わりが明らかになり、後半では事件の真相に迫る。
加奈子を監視していたはずの外事課と、極秘に入国していた加奈子を追う公安の対立がメインで、女性班はもちろん刑事課の出番もあまりない。物語の主体は完全に外事VS公安。
メインのメンバーも周辺でバタバタしているだけで、特別な活躍もない。
私の読解力が貧しいのか、事件を犯した犯人たちの動機がイマイチ理解出来なかった。
「アゲハ」事件ほどの強烈さもなく、収まるところに収まった感もいなめず、前半面白かった分、後半は物足りない。
このシリーズ、まだ続くのかなぁ。もう、この辺が引き際だと思うけど。
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警視庁は広田の娘を誘拐した犯人が“アゲハ”で、再び国外逃亡を図ろうとしていると推測。アゲハがFBI施設へのテロを計画しているという疑いも出てきたため、公開捜査に踏み切る。一方、別ルートで事件を追いかけていた広田と麻希は、ついにアゲハのもとにたどり着くが、そこで意外な事実を告げられ…。はたして麻希たちは真相に迫ることができるのか。事件はクライマックスへ!
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このひとの作品、話の構造は複雑だし深い問題を取り上げているけれど、人物が軽くて浅い。だから同調しやすく気軽に読み進められるので、楽しめるといえば楽しめるのだが、何というのかな、この喩えが適切かどうかわかんないんだけど、民放でとても深いテーマを扱うドラマを観ていたが、話の切れ目に入るCMが凄くおちゃらけていて、イヤなカンジに緊張が解け、ドラマそのものが軽く見えちゃうみたいな。
で、このシリーズは続けるつもりなんですね。役者を一カ所に集めて、乞うご期待、と幕が下りる。あざといな。(2018-08-18L)
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警視庁『女性犯罪』捜査班、警部補・原麻希シリーズ。
『蝶の帰還』の下巻。
国内に潜入した『アゲハ』こと、戸倉 加奈子。
広田管理官の娘を誘拐し、FBI施設へのテロを計画しているという情報が出て来て...
二転三転するストーリーに、しばし翻弄されます。
果たして、誰が敵なのか、誰が味方なのか?
事態が混沌とする中、女性班の面々が動き出します。
復讐に燃える前半のアゲハの描写に比べて、後半は、アゲハが、やや良い人過ぎるような気もします。
前半のノリで、そのまま展開する様なストーリーもあったかも...
最後の『革命の子』のシーンは、涙を誘います。
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6月-10。3.5点。
アゲハこと戸倉加奈子は帰国しており、誘拐した広田の娘と海外へ逃亡すると要求が。
なかなか面白い。そう来たかという感じ。
一旦区切りで、続編は厳しいかな。別のシリーズにするのかな。
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事件の真相は意外なものだったけど、全貌が明らかになるとつまらない動機だった。更に叙述トリックもどきの読書に先入観を与えるような思わせ振りな展開は少々やり過ぎだと思う。
アゲハの内容をちゃんと覚えていないのですが、本作での加奈子さんは格好良かったな。
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ネットで買ったら手元に届くまで3週間近くかかって、続きがずーっと気になってた。
読み始めてからも先が気になってするするっと読み終わった。
視点がコロコロ変わるから、今誰目線なんだろ?って数行前を読み返すことが何回かあった。
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シリーズ第10弾。シリーズ第1作目に登場したアゲハが再び登場。犯人、犯行動機は今ひとつという感じだったが、アゲハがとった行動の理由は設定ともマッチしておりよかった。第5弾以降、少し惰性の感があったが、新シリーズへの展開が期待できる結末だと思う。
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アゲハこと戸倉加奈子が日本に帰ってきて広田警視の娘を誘拐したと思われたのが前巻だったが、実はこれにはとんでもないというか、珍妙な裏があったのだ。戸倉加奈子の名誉回復やしたたかさが描かれているが、うーん、ちょっとねえ。やっぱりごたごた感が拭えない。
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下巻早々に緊迫した直接対決があり、早々と決着したかと思いきや、秘匿捜査本部が開設される。
公安部の非人道的な振る舞いがしっかり悪役として書かれており、最後は秘匿捜査班+女性捜査班VS公安部の図式で進む。
加奈子が麻希に語った過去の行は彼女の人間性が良く出ており、最後のちょっとしたどんでん返しにホッとする。
欲を言えば捜査一課女性犯罪捜査係の一員として活躍する麻希で続編を書いていって欲しかった。
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うぉう!公安コワっ!!
ハラマキちゃんのダンナもコワっ!!
そして、ええええ〜〜っっ!!!な展開からの〜〜!!!
いやいや、ハラマキシリーズ、サイコー過ぎでしょ?www
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ネタバレになるので書けないけど、ハラマキより、ある過去の人物の方が主役に感じた。
しかも好印象で。
今回は旦那さんの原則夫の別面が見られてよし。
それにしても真希ちゃん、いい男振ったよ…思ってしまう。
私の中で広田達也は降谷零のイメージになってしまう。