1934年の地図
2021/05/01 07:49
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投稿者:kon - この投稿者のレビュー一覧を見る
ベーブルースの来日と当時のスパイのかみ合わせ、興味深く読み終えました。1ドル360円時代の、日米の往来の様子懐かしくなりました。野球の描写は詳細ですね。スポーツは全部得意なのですかね堂場さんはその描写も見どころですね。
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退院後の自宅療養中に読了。
堂場氏のスポーツものの佳作。
スポーツは国境を越えるなー。
特に野球(ベースボール)は今も昔も日米友好の懸け橋なのだと再認識。
個人的には、ラストは戦争寄りではなく野球の方に振ってほしかった。
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何、これ。堂場瞬一のスポーツもんとちゃうで。
第一、文体からしていつもとちゃうなぁ。
終わり方もつまらん。全く心の琴線に触れへんかったわ。
残念。
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スポーツがメインの物語かと思いきや、意外な展開でした。
ちょうど少し前にベーブルースを含むメジャーリーグが来日した時の話をテレビで見たので、あの出来事が舞台になっているのかと興味深く読めました。
戦前戦後の日米の文化や野球の違いに関する描写も興味深かった。
ただ、ディッキーの任務に関しては背景から実態、そして日本に与えた影響まで全てが中途半端で不完全燃焼でした。
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史実とフィクションを織り交ぜて描いた一作。
1934年、日米野球のためにベーブ・ルースらと共に来日したディック・チャンドラーと大リーガーたちの世話役兼通訳として東京大学学院生の京極勝は、友人になる。その後、1960年にディックは、再来日し京極と共に地図を探し求めるようになるが、ディックの来日の本当の目的は別にあるようで……。
野球メインの話かと思いきや、戦争の暗い部分をさらけ出すサスペンスだったことが驚き。
野球とサスペンス好きには堪らない一冊。
*この作品を読んでいるときに元中日ドラゴンズのピッチャーである杉下茂氏の訃報が届いた。杉下氏はこの作品に描かれているプロ野球発足時に活躍していた選手であり、今のプロ野球の礎を作った1人。今のプロ野球があってそれを楽しめているのも先人たちの働きがあってからこそだと作品と杉下氏の訃報を通じて改めて思えた。
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1934年、ベーブ・ルース来日時の全米野球チームの一員として来日したメジャーリーガーと通訳として出会った日本人との物語。
1960年に再会してからの物語ですが、間にはさむ戦争が2人を苦しめることに。
本当に戦争は誰一人のためにならず全ての人の心を苦しめる。
お互いの文化やいいところいっぱい知って取り入れ、交流したいのに、国同士仲が悪くなったりするのは本当に悲しいなと思います。
「想像力不足は罪だ。」
相手のこと、気持ち、こうしたら今後どうなるだろう?そんなことを想像して、行動できたらな。