紙の本
第2の人生って
2020/11/23 00:58
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投稿者:あゆ - この投稿者のレビュー一覧を見る
王都のソナンは人を馬鹿にし、遊びに耽り、時には喧嘩で人を痛めつけた。そして、友の妹を助けようと動いたときには人からの信頼も無く、命を失った。その最低な人生が神によって、命を救われ、第2の人生が始まる。空人という名前の別国での人生が始まる。こんなに信頼関係を紡ぐ事の出来る人間に変われるのかと思うほど、人情厚い、行動的な空人の姿が丁寧に書かれていく。もしかしたら、私も、意識の持ち方で、別人のように人生を変えることが出来るのかも、と思えるほど。その変化を物語は急ぐ事なく一つ一つの出来事を追いながら書き進めていくので、読者も納得する。もう止まらない。督という村長になった空人は、今後 貧しい村をどうしていくのか次に続く
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輪笏(わしゃく)という土地を治めることになった主人公は、その土地に住む人の生活を向上させるため改革に挑む。
第1章はまさに伏線。物語展開が面白い。
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鬼絹の姫ーソナンと空2(新潮文庫)
著作者:沢村凛
発行者:新潮社
タイムライン
http://booklog.jp/timeline/users/collabo39698
流転の空人ファンタジー大作第二弾
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1巻が完全な序章であるとしたら、やっと本腰が入った本文と言う感じ。
空人がもらった国が大層貧乏…
という事で国中を走り回ってなんとか経済を立て直そうと奮闘する。
淡々と進みつつこれで上手くいくのかな?と言う不安もあってわりかしサクサク読み進められた。
空鬼の気まぐれから異世界に飛ばされたと思いきや、海を隔てた隣国だったと言う展開…
確かにこの後どう展開して行くかはちょっと気になるけど…次を読むかは分からない。
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前巻「王都の落伍者」は期待が大きすぎて落胆しちゃいましたが、本作には大満足。
「異世界転生ガイアの夜明け」みたいな内容でしたが、空人が真摯に輪笏のことを考えて行動する姿は素直に良いな、と思います。いささか出来すぎで、これだけのスペックがあるなら転生前(転生じゃなくて、転送かもしれませんが、便宜上“転生”と呼ぶことにします)もいろいろ上手くやれたんじゃないのかなーと思ったりもしましたが、楽勝だったわけでなく、苦労も伴っての結果なので、概ね納得。
しかしそうなってくると、中盤あたりで「転生前のエピソードは必要だったのかな?」という疑問が沸々とわいてきます。あれがなければ、前巻で微妙な気持ちにならずに済んだのに、な~んて思ったりしちゃうわけです。
すると、まるで「安心してください、用意してますよ」と言わんばかりに絡み始める「海の向こう」の国々のお話。いずれ、何かしらの形で絡んでくるだろうなーと予想はしていましたが、よもやよもや、こういう形で絡んでくるとは……
ただ、まだ「転生前の国が同じ世界にある」ことしか分かっておらず、時代が転生前と同じなのかは不明。読み終わった今、できれば前巻でちょっとだけ出てきたトケイのソナンや、人買いに売られたタハルなどが出てきてほしいなー、と妄想していたりします。
正直言って、前巻読了時は3巻以降買うの控えようかと思ってましたが、本作を読んで完全撤回(っていうか、酷評してすみませんでした……)。今月末の発売を楽しみに待つことにします。
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全4巻の第2作目の作品で、第1作目は序章かのような下地を描いていたので、正直2作目以降読もうかどうか悩んでいました。
とりあえず読んでみると、与えられた領地をどのようにして、再生していくのか、人々との交渉の駆け引きを交えて描いていて、第1作目よりも面白かったです。
ただ、こういった大河もののファンタジーというと、戦いが描かれると勝手に想像していましたが、今回は領地をどう再生するのか、知恵を振り絞っていくのが大半でしたので、ちょっとスペクタクルという感じではありませんでした。
このままだと廃れてしまう領地。収入を増やすか、支出を減らすか。いかにして潤っていくのか。ドキュメンタリータッチで、試行錯誤を試していくので、NHKやテレビ東京の番組を見ている感覚がありました。
第1作目って必要だった?と思っていましたが、読み進めているうちに第1作での下地があったからこそ、物語に生かされていました。今置かれた状況をどのように変えていくのか。特産品や人々の交流や交渉、さらに生まれ変わる前の故郷についても触れられていて、今後どうなっていくのか楽しみになりました。個人的には戦いのシーンもあったらいいな・・・とも思ってしまいました。
ちなみに‘神‘の登場がなかったので、なぜ空人に新たな人生を与えたのか?本当の真意は不明でしたので、次回に期待したいと思います。
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結構都合良すぎ とは思うのだけれど、面白くなってきました。
子供(空から産み落とされた空人)が、領地を経営する。
子供の無知と無邪気さと好奇心で、慣例を打ち破る。
領主も領民もお互いが少し慣れてきたところに、転機が舞い込む。
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2/4
序章からのホップ
ストーリーが動き出して面白くなってきた
同じ人間とは思えないしご都合主義だけどね
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なるほど… そう繋がるのか…
最初は
この話は何処へ向かってるのか
経済立て直しの話になったのか?
貧しい国を豊かにするにはどうしたらいいのか
という経済学の話なのか?
と思い始めてしまった
やはりこのストーリーはまだまだこれからなんだね
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一巻は異世界転生物だったが、二巻は異世界だけど時代劇の藩主の苦労話的な展開
それぞれのエピソードは面白いんだけど、主人公の動機がいまいちぴんと来ない
それでもがむしゃらに働いて次々に展開する話はうまくいきすぎてる感はあるが、それでもなかなか面白いし飽きさせない
最後の方は、過去の自分と向き合う展開を予想させて終わっており、また今巻の領国経営さえ前振りとなるような壮大な展開となりそうな予感もある
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長編第2巻。生き直しなのかな、物語はぐんぐん進んで行くので、楽しい。主人公の違和感はまだあるが、周りの人たちが良い。
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相変わらずなんで主人公がここまで頑張れるかは分からない。でも主人公がひたすら必死になって自分の領土を豊かにしようと奔走する姿を見て、周りの人々が主人公を受け入れ、愛していくというのがすごく良いな、と思った。主人公、意外と頭良いんだな、ちゃんと外交とかについて学んでたんだな、と思った。
ソナンの世界をちゃんと作りこんでいながら、1巻の最初ちょろっと出たくらいでもったいないなーと思っていたのだが、こんなカラクリがあったのね。
相変わらず面白かったです。次巻も読むぞ。
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何となく、信長協奏曲を思い出させるシチュエーション。この世界の常識を知らない人が偉い人になって引っ掻き回すも英断で、それに周りの人が突き動かされていく。
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まさかの繋がりでただ衝撃だった。空人として生きる世界がソナンの世界と同一世界で、交流しようというのはなかなかに神様のいたずら。ワシャクのこれからも気になる。