紙の本
狭い世界
2023/12/11 17:12
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投稿者:ママさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
東京って、とっても人が多くて全くの他人ばかりのようですが、どこかでこんな風に繋がっていけたら楽しいでしょうね。
東京で生まれ育ちましたが、なかなか…
あ、でもタクシーの運転手さんには「この間も乗せましたよ」と言われた事があり、その後も三度目がありました。不思議な街です。
紙の本
しんとしている夜なのに、
2021/07/23 23:10
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投稿者:びずん - この投稿者のレビュー一覧を見る
仕事をする人たちはそこで黙々と仕事をしている。そう、ここに登場するのは夜遊びをしていない、夜に動き出す人たちのお話。だから、昼間には流れない空気感の中で、ちょっと思い切ったことや不思議に思われることを言ってみても、ものすごく可笑しくはならないんじゃないかな。吉田さんの言葉の操り方が、午前1時が毎日くることや毎日少しずつ変化があることを伝えてくれる。
紙の本
東京も狭いわ
2019/11/26 15:05
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投稿者:しんごろ - この投稿者のレビュー一覧を見る
東京の夜を生き抜く人々達の連作短編集。とにかく人と人が繋がる。世間は狭いというぐらい繋がる。これが縁ということなのかな。そんな繋がりのある話を、吉田篤弘さんの心地よい文章が優しく包みこんでくれて、ページをめくる手が止まりませんでした。作中に登場する『車のいろは空のいろ』、話もかなり忘れてるし、再読したくなりますね。個人的にですが、読んでる最中、脳内でピチカートファイブの『東京は夜の七時』が勝手に流れてくる(笑)
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文庫化。
東京の夜を舞台に、登場人物それぞれの人生が交錯する。特に複雑なことは起きないが、吉田篤弘独特の、ちょっとズレた職業が面白い。
盆暮れ正月の、普段よりも静かな東京を思い出す1冊だった。
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面白かったです。夜の東京で繋がっていく人々の連作短篇集でした。
穏やかで、ちょっと不思議で…夜だからか、夢のような時間がたくさんありました。夜でも色々な人が働いているんだな。。
夜の時間帯に走るタクシー、夜しか開かない食堂に古道具屋、電話相談(は24時間だけど…夜中でも電話かけられる)…夜はだいたい眠っているけど、こういうものがあると眠れない夜もなんだか大丈夫な気がしました。前田さんのバーも、こんなバー行ってみたいです。
素敵なお話でした。
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ああ、いい物語だった。ちょっとした偶然がカチリと重なった瞬間に物語は生まれるのだな。自分のベスト映画のSMOKEの味わいに似ているかな。
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深夜の東京を舞台に、色んな人と想いが交差して生まれる数々の優しく不思議な物語。東京の魅力的なところの一つは深夜にあるのだなぁと改めて感じた。あなたが寝てるかもしれない時間にまた一つ新しい物語が生まれているかもしれない。
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月に照らされた東京を舞台に私たちは物語を生きる。
幸福な長編小説。滋味深く静かな温もりも灯す12の美味しい物語。
http://booklog.jp/timeline/users/collabo39698
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吉田篤弘さんが好きです。
吉田篤弘さんの描く作品の雰囲気が好きです。
読みながらジグソーパズルのピースがひとつひとつハマっていく感じが気持ちよかった。
この小説の登場人物になりたい。
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深夜の東京で、タクシードライバーを中心に人との繋がりが書かれた小説。まるで、ドラマを見ているような感覚でスラスラと入ってきました。誰かを大切に思う故に、会えない時がある。でも、時が来れば会える時もある。
優しい物語でした。
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東京の深夜午前一時からスタートする連作短編集。映画会社の小道具係、夜間専門タクシードライバー、電話相談室のオペレーター、深夜営業の食堂に古道具屋、深夜映画巡りの探偵…。一見して無関係な面々が緩やかな繋がりを保ちながら、各々の心の隙間を埋め合う物語に自然と気持ちが穏やかになっていく。小さく緩い縁ほど長続きしたり、長年の悩みが解決するきっかけは些細なものだったり、この世の摂理は自分が複雑に思うよりずっと単純なのかもしれない。連作短編形式の吉田作品は「電球交換士の憂鬱」然り、自分の好みにドンピシャでハマるのだ。
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東京ほど夜の物語が似合う都市はないかもしれない、と思うほどに素敵な連作小説だった。
古道具屋のイバラギとアヤノがくっつきそうでそうならない、でも期待を裏切られた感もなく絶妙。まぁ、シュロと再会するのがよいのか知らんけど。
独特の雰囲気を醸し出していて、ラジオドラマや深夜ドラマにしてほしい。
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絶妙に交差する登場人物達。
全然違うところから集まった糸が絡み合い、結び目が出きるような感覚が気持ちいい。
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文字だけで深夜の雰囲気出すのって
すごいな。
ひっそり。シーン。細々。淡々。
分かってるけど、午前1時は毎日あるんだ。
寝てるときの知らない世界。
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吉田篤弘という作者については全く詳しくないのだけど、「おやすみ東京」というタイトルとこの表紙はちょっとズルい。一度目にしたら気になって、ついつい買ってしまう魅力がある。
そんな策略?にまんまとハマり、購入。短めなので2日で読めてしまった。
連作短篇集というジャンルの本を最後に読んだのはいつだったか。悪くない読後感。
この小説では、連作短篇集として10人の物語が描かれる。
ただし、10の物語を律儀に辿っていくような読書体験は期待できない。あくまで10本の糸が触れ合い、撚り合わさっていく様が水平断面的に描かれる。
10人の登場人物を記憶し、それぞれの関わりを知っていくのは、ページを捲る楽しみを思い出させてくれる。原初的な読書体験に立ち返ったような気分。本を読み始めたばかりの中高生に是非ともオススメしたい。
(続きは書評ブログでどうぞ!)
https://www.everyday-book-reviews.com/entry/%E6%9D%B1%E4%BA%AC.%E5%A4%9C.%E3%81%9D%E3%81%97%E3%81%A6%E7%B8%81_%E3%81%8A%E3%82%84%E3%81%99%E3%81%BF%E6%9D%B1%E4%BA%AC_%E5%90%89%E7%94%B0%E7%AF%A4%E5%BC%98