紙の本
落語会に合わせた料理の工夫、その実際の作り方などがかなり詳しく描かれており、料理本といった趣の本でした。
2016/11/23 10:30
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投稿者:ナミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
古典落語を一話ごとの章立てにした構成につられて読み始めたが、落語会に合わせた料理の工夫、その実際の作り方などがかなり詳しく描かれており、料理本といった趣の本でした。一方、捕物話としては、一話ごとに事件が起こるものと勝手に思い込んでいたのだが、なかなか事件そのものが起こらない。結局、四話からなる本書一冊でやっと一つの事件が起こり終わるという結末でした。古典落語と料理の話は実に魅力的ですが、捕物話を期待する向きには少々肩透かしを食わされた感じがしないでもない。
なお、本書はシリーズの6冊目にあたるため、早速1冊目を購入、引き続き読み始めた。
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レギュラーが増えていき脱マンネリ、料理の扱いに深みが増したかなと思う。
形式になっていくのは仕方ない。このまま人物がきちんと歳を取っていくよう望む。
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既存巻の中では、出来がいい一冊。な、印象。
「噺」と「料理」のコラボは悪くはなかった。
相変わらず、理屈っぽい料理の説明に食べたい・・・という気がおきなかったけれど、常連さんたちの料理の感想に、あ。それなら、一寸・・・。
池波正太郎の料理の描写って、料理そのものの描写もさることながら、温度・食感・匂いの描写がうまいんだよな。と。それを食べる人に言わせるから美味そうだ。と。
で、捕物のほうは、風呂敷をちまちま広げて、最後にとってつけたように大物どっかん。が納得いかず。なんというか。シリーズ全体での悪。なのか
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今回は裏稼業よりも料理の話が多かった。
短編四作の題名、「目黒のさんま」「まんじゅう怖い」「蛸芝居」「時そば」は全て噺の題名で、それにちなんだ料理が出てくるので、面白い。
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20121010 盛り上がると関係者が死んで終わる。読んでいて肩透かしを食らうような。それでも又読んでしまうのは話しとしては面白いからか?
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落語に合わせて料理を作り、それと同時に厄介ごとも起こる。
落語がわかりやすくて、料理も今回は割と作れそうかと思ってしまう描写。毎回こうだといいのだけれど。
それにしても、シリーズ全体に引きずる誰かわからない真の悪の存在。
案外身近な人間なのか、途中でどーんと出てくるのか。明かされるのを待っています。
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読みだすと、先が気になり最近読書の時間がなかなかとれなくてずいぶんとかかりましたが、やっと読み終わりました。本屋さんにも行けず、読む本がなくなりました。
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時代小説は書かれた時代の反映でもある、を強く感じる。娯楽として求められ読めるものが何かは、スマホ以降で結構変わっている気がする。あとは、インターネット化か。早くなり、速くなり、見えやすい因果関係。
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廻船問屋の主 長崎屋五平さん
噺家名 松風亭玉輔(しょうふうていたますけ)
の噺に合わせての料理
目黒のさんま
まんじゅう怖い
蛸芝居
時そば
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今回の悪役は、祈祷師黄泉山日之助と呉服商中西屋伝四郎。私欲のためにまっとうな民を殺める。少しこのシリーズもマンネリ感を感じる。
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料理人季蔵捕物控シリーズ第6弾
今回は元噺家の長崎屋五平の噺に合わせた料理を作るという企画。
目黒のさんまやまんじゅう怖いなんかは現代でも知られる落語だから馴染みはあるし、それをモチーフに作る料理にはものすごく惹かれるものがった。
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商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
日本橋塩梅屋に、元噺家で、今は廻船問屋の主・長崎屋五平が頼み事を携えてやって来た。これから毎月行う噺の会で、噺に出てくる食べ物で料理を作ってほしいという。季蔵は、快く引き受けた。その数日後、日本橋橘町の呉服屋の綺麗なお嬢さんが季蔵を尋ねてやって来た。近々祝言を挙げる予定の和泉屋さんに、不吉な予兆があるという…(第一話「目黒のさんま」)。他に、「まんじゅう怖い」「蛸芝居」「時そば」の全四話を収録。美味しい料理と噺に、義理と人情が息づく人気捕物帖シリーズ、第六弾。ますます快調。
平成31年1月15日~18日
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江戸時代にでもいたであろう預言者や新興宗教の教主にまつわる事件を今回は落語の主題にあった料理を注文されて、工夫を重ねる季蔵。その裏には、金儲けの筋書きに合わせ、アヘンを使った刷り込みで人を殺させるというシナリオがあった。世間に大きく知らしめようと奉行とともに活躍。
今回は、小さな幸せをつかもうとする市井の人々がいとも簡単に殺されてしまう事例が多かったのが残念!
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塩梅屋に元噺家で、今は廻船問屋の主・長崎や五平が頼み事を携えてやってきた。
これから毎月行う噺の会で噺に出てくる食べ物で料理を作って欲しいという。
目黒のさんま・まんじゅう怖い・蛸芝居・時蕎麦の全4話
シリーズ第6弾