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よくもまあこんなに素敵な文章がかけるものだ、と読み終えたとき思わず口に出してしまった。“わかれがきまったとき、恋人からこっそりボタンをもらう”とか、もう、たまらない。
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さらさら苦もなく読み終えた。それにしても、引っかかるものあまり無かった…。毒にも薬にもならない印象。
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あっさり、さらりと読めました。ひとつひとつが砂粒のような、でも、光る石のような(敢えて宝石とはいいません〈苦笑〉)。
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悲しいんだか嬉しいんだか切ないんだか、もやもやっとした気持ちになる。でも懐かしくてキュンとした想いもよみがえる一冊。
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初川上さん。
恋はそんな場所にもお構いなしに現れて、それぞれに軽く無茶をさせたりして、やがて消えていく。
うんうん。
風がレースカーテン揺らすようなさらりさらりとした感じ。
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女性作家の書く短編恋愛小説って、中身だけ読んだら著者分かんないかも。
でも川上さんの文章くらいだな、読んでて辞書ひかなきゃ分かんない語彙一つ二つが出てくるの。
修三ちゃんみたいなおかまの友達欲しいなぁ。
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クウネルで一度読んでるはずなのだけど、こうやってまとめて読むとなんかまた違った感じ。
ざらざら、とのタイトル通り、すーっと読めるのだがなんか引っかかる。
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どこかで見たことあったり、
なんか聞いたことがある話し言葉だったり、
身近で狭い世界でぐるぐるしていたり、
共感できるけどどこかふつうじゃない。
またそんな話がたくさん入っていた。
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「センセイの鞄」は苦手な文体だと思ったけど、こちらは好きです。
他の短編集にもちょいちょい出てくる「中林さん」とのことを時系列で読んでみたい。
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ざらざらと、うまくいかない心情や、乾いたこころ、恋の輝き、満たされていくかなしみを綴った短編集。たくさんの人間が出てくる。その誰もが、いい意味でも悪い意味でも人間っぽい。思考はなんにも難しくなくて、なんでもない毎日を過ごし、たまに誰かを愛したりしていて、そんな姿が愛しいと思える。春の絵の“おれ”が好きです。
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いろんなひとの恋のはなし。
川上弘美は感情を"うれい"に包んでしまうひとだという解説を読んで、なるほどと思った。
かなしさやうれしさや、あとはせつなさが、たくさんたくさん描かれているのに、"うれい"に包むことで、なんでもないことのように感じられる。
けれどその分、読み手が気持ちのいれ方をすきなように調整できるのが、この本のいいところだと私は思う。
著者からの「ここは盛り上がりどころですよ」っていう押し付けがましさがなくて、ここちよい。
くくくっと読めるけど、あとからあとから、じっとりと味わい深い。そんなかんじ。
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短編集。
妙齢の女性が主人公のものが多く
密やかな寂しさを感じさせ共感するところもあった。
コロボックルを思わせる籠おばさんが好きだった。
あんな風にそっと寄り添ってくれるような存在いいなぁ。
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「失恋」だとか「片思い」だとか、一言で片付けることのできない恋の機微が丁寧に描かれていて、全てを吸収したくなった。
特別な言葉が使われているわけではないのに(だから上手く気に入った箇所を引用することができない)、ここでしか読めないと思わせる文章が並んでいて、23のストーリーそれぞれがすんなりと心に入ってくる。
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大好きな川上弘美の短編集。
結構前に買ったのに積読中でした。
でも読んでよかった!
短いけれど、すてきな話ばかり。
特にすきなのは
「コーヒーメーカー」と「山羊のいる草原」
これは、同じ登場人物で描かれているけど
すごく気持ちが伝わって息が苦しくなりそうなくらい。
「トリスを飲んで」は
家族のあったかさにじーんときた。
川上作品はやっぱりこういう短編集が一番素敵だなぁと思う。
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おもしろかった。ふわっとしてる。だから、あまり印象に残らない。でもこの本はそれがいいところ。
なんっにも難しいこと考えないで、ふっと開いてちょっと幸せになればいい。
たったの221ページに23の短編。そんな読み方にもぴったりのつくり、なんじゃないでしょーか。