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イヤミスの分類に入るのだろうか。
次々と登場する人物が皆、共感を覚えられないまま、ようやく読み終えた。
主人公ともいえそうなサトウミサキが、捕まらず、続編があるような終わり方。
ベテラン刑事安井の弔い合戦として、若手刑事宮下が直接対決となるのか。
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いやいや!
なにこれ、怖いから!
ちょっとまってそれそこまでつながってるカァ?
って思いながらも「おーこわ、おーこわ」っていう感じでついつい読んでしまう・・・
伊岡瞬、恐ろしい・・・どんどん読んじゃう、、恐ろしい・・・
ちょうど今、伊岡瞬が止まらない状態です。
ギャー!どうしましょう!
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長編小説でありながら連作の短編集のようでもあります
読み始めてしばらくは結婚詐欺の話なの?と思いましたが、そんな単純な話ではなく…
全ての章の中心にいるのがサトウミサキという女性
この女性、とにかく魅力的でターゲットになった男性はばったばったと彼女の前に平伏してしまいます
ハニートラップを仕掛け、でもお金が目当てではなさそう…
段々復讐が目的であることがわかって来ます
・
ターゲットを虜にし腑抜けにした後で曰くありげな写真とレポートを「この写真を入手するのも、レポートをまとめるのもちょっと苦労した」という決め台詞と共にばばん!と突き出す
水戸黄門の印籠のようです
この写真とレポートに全てが詰まっています
・
ラストではサトウミサキを追っていた若い刑事の「絶対追い詰めてやる」という決意と共に幕を閉じます
続きがあるのかな?と匂わせるラストです
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男をたらしこんで消えていく女、単純な悪女の話かと思って読み始めたら…。
二人の刑事たちが追う小さな事件が、いくつもの女の悪行を束ねていく。
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結婚詐欺や後妻業といった、実際にあった事件を思わせるような悪女の話かと思ったら…。
点と点が繋がった時に新たな事件が見えてきて、ミサキの事を単純に悪女と思えなくなってしまいます。
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うーん。短編のようで短編でない。
それは何かと尋ねたら・・
ミサキちゃん中心に展開するんだけど、最後の章で収斂して、結果が判ると言うパターンやなぁ。
個人的にはこう言う面倒くさい仕掛け嫌いや。時系列がめっちゃくちゃな奴も。
もっと、素直にグイグイ引き込むようなんがええなぁ。
「痣」とか読んで気に入ったから、その後もフォローしてるけど、上回るようなん書いてよ。
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昭和の悪女の様な雰囲気と名前なサトウミサキ。彼女の壮絶なる復讐劇はとても面白かった。プライドをそのまま擬人化したようなメンズ達が情けなくて情けなくて...不快さに自分の人相変わるくらい物語に没頭していた。
無口だがどこか義を感じる上杉景勝風刑事とサトウミサキの繋がりが気になって気になって仕方無く、眠い目をこすりながら読書に耽る様は正に「修羅の如し」私の戦国好きは置いておきましょう。
彼女の行動は理解し難い部分も多いが、心理的な苦しみや怒りがよく表現されており、「悪女」の風体を崩さないままの着地点に大満足だ。
刑事の世界が繋がる伊岡瞬の作品。著者をこっそり追ってる身からすると小さな楽しみとなっている。常にスポットを浴びそうで浴びれない宮下刑事を陰ながら見守りたい。
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初めは、短編連作のような展開をしていくのかと思いきや、長編サスペンスであることがわかってくる。プロットの組み立てがジグソーパズルのように複雑で、読者を物語へと引き摺り込んでいく。先を読まずにはいられなくなる。
そして、最初は犯罪、事件を著しているが、途中から刑事二人の登場で警察小説の体を成していく。しかしそのまま簡単に終焉を迎えるわけではなく、ある意味読者にとっては未消化という余韻を残して終わる。最後まで読者を飽きさせないエンターテイメント作品だ。
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始めはつまらない結婚詐欺かと思い、登場人物の視点が変わる度にまたつまらない人物がロクでもないことをする。その陰にちらつくサトウミサキの得体の知れなさが話が進むと同調して増してくる。怖すぎるがその裏にある哀しい事件が読みながらつらかった。
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関係者のそれぞれの視点から描かれた話で構成。
「サトウミサキ」という人物が弟の復讐のために関係者を破滅させていく。
一度触れたら逃げられない、目を離せない。そんな女性がサトウミサキ。
ミステリーだけど、ある種ホラーのような怖さがあった。
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初めは、ん?短編?と思っていると、次のストーリーに名前が登場したりどんどんと相関図が出来上がっていく
その中に必ず関わっている女がサトウミサキだ
彼女は何のために関わってくるのか
読み進めている途中は起こったことを淡々と連ねているだけなので退屈になるが、ラストあたりでやっと警察が登場し、この物語の真相が明らかになっていく
ラストはえ?これで終わり?と思うように、なんとも言えない締め方で、続きがあるように思う
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こんなに胸糞が悪くなる人間しか出てこない小説ってある!?
ってくらいズーーーーーーっと、人間でいるのが嫌なくらいのクズたちがたくさん出てくる。
もうほんと嫌だわ、、、って思いながらも、全く読むのをやめられない!!!なんてこと!!!
そして最後に“だからか、、、、、”って納得。
人間の嫌な部分を読まされた感があるけども、だからこそ面白かったと言うしかない!
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この著者の作品は初めて読みました。
だいぶ前に本屋さんで買ってて、積読の状態でした。
帯とか、裏表紙のあらすじにどんなこと書いてあるかはもうすっかり忘れて、どんなお話なのか全くわからずに読みました
読み終わった感じはまぁ楽しめたって印象だけど
なんというか、性的表現があまり好きではなかった
表現の仕方というより、この場面でそうなるか?っていうリアルじゃない感じ
最後の方で事情はわかったけど、それでも、、なんかリアルじゃないなって、、
思ってしまいました
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「サトウミサキ」の本性についてのお話かと思いきや!!!
「サトウミサキ」がみんなの本性を見極めていたとは驚きでしたね。
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2021.8.19読了
どんな結末が待ってるんだろう、と先が気になってどんどん読んでしまった。
サトウミサキに殺されたり破滅させられた奴らが吐き気がする程最低すぎて、復習されて当然、むしろ足りないと思った。
「登場人物への反感や嘲りを抱くことが、物語を読み進める推進力になる。」とあとがきにあったが、それが伊岡瞬の作品の特徴なんだと納得。
なんでそんなクズ達と体の関係が持てるのか、最後まで疑問が残ったが、それは彼女が抱えていた葛藤や痛み・苦しみを知り得ることができない、つまり彼女の「本性」はわからないということなのだと思う。