本性 みんなのレビュー

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投稿者：べりん　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

最初は主人公に肩入れしてましたが、読み進むうちに関わる人達はどうしようもないクズ達だとわかってきて最後が気になり一気に読み進みました。余韻を持つた終わり方なので、続編ありそうと期待してます。

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投稿者：なみ　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

サトウミサキとは何者なのか？目的は何なのか？財産？遺産？ではないようだし、目的がなかなか見えてこない。
少しずつ事実が明らかになっても、サトウミサキの本性はわからない。復讐にかける熱量も、動機も、本当のところははぐらかされている感じがした。
読み終わっても、何か置き忘れたような、何かまだ引きずっているような、あやふやな感覚が残った。おもしろかった、けど、何か残し忘れているような、うまく言えない感じ。

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投稿者：ちこ　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

本書は、『いつか、虹の向こうへ』（横溝正史ミステリー大賞・テレビ東京賞）、『代償』（啓文堂書店文庫大賞）などの話題作で知られる伊岡瞬氏の作品です。同書の内容は、40歳独身の尚之が主人公として繰り広げられる物語です。ある日、尚之は、お見合いパーティーで「サトウミサキ」という女性と出会います。彼女の虜となり逢瀬を重ねる尚之ですが、結婚の話が進むにつれてミサキは不審な行動を見せ始めます。一方、若手刑事の宮下は、一匹狼のベテラン・安井の相棒として、焼死事件を追っていました。単純な火災事故のはずが、安井だけは裏に潜む事件を確信していたのです。関わる者を必ず破滅させる女、その正体とは一体何のなのでしょうか？全ての謎が繋がるとき、読者に驚愕が襲ってきます！

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投稿者：くぼたま　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

謎の美女があらわれ、かつての事件の復讐を遂げていく。
要約すればこれだけですが、本書の惹かれるところは復讐されるくずの人たちの日常生活を本人目線で描いていることです。彼らは「自分は普通の、何も悪いことはしていない人間だ」という自意識を強く感じさせた上で、かつてやったことを淡々と突き付けていくのです。
相手の「本性」を見極めての復讐です。
つい勢いで読んでしまったので、もっとこの作品を味わいたくなって直後にもう一度読んじゃいました。
すぐ読み切ってしまいたくなるのでコスパが悪い、でも必読です。

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投稿者：kotep　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

サトウミサキと名乗る女性に惚れ込み、堕ちていく男性達。そのサトウミサキの正体は、またその目的は何か？すべては15年前の中学生のいじめが原因だった・・・。

いじめ事件に関与した同級生や教員、捜査にあたった刑事までも標的になった一連の事件。女性という武器までも使って被害者一人一人を破滅させていく手段には、女性の意志の強さだけでなく、復讐へ強い信念に少し驚きを感じた。しかし読み終えても嫌な感じもせず、読み返せる面白い作品でした。

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投稿者：はなこさん　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

続きが気になり、一気に読破した。何かに似ているなぁ、と感じながら読み進めていたが、フワフワと実態の掴めないミステリアスな雰囲気が、東野圭吾さんの白夜行と似ているかも。
続編があるかも、と思わせるラスト。

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投稿者：ライディーン　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

面白い。ラストが気になって焦ってしまう。
バラバラなストーリーが終盤にまとまってくるのは、よくあるが、これは何かが違う、惹きつけられる。
恐るべしサトウミサキ。

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投稿者：のりちゃん　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

人間がどれだけ長く憎しみを持続できるか?を問う作品だが、僕はこの作品のストーリー展開には極めて懐疑的でこんなに長い間復讐心を持ち続けられるのかちょっと疑問に思う。