紙の本
おしゃれな肖像
2021/01/18 20:08
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:真太郎 - この投稿者のレビュー一覧を見る
イラストがとてもおしゃれで、飾りたい。有名な音楽たちのまつわるはなしや、詩も素敵でした。本の中から音楽が聴こえそうです。
紙の本
堀内誠一&谷川俊太郎、そして世界の巨匠作曲家...と豪華な一冊。
2021/01/11 14:42
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:タオミチル - この投稿者のレビュー一覧を見る
エディトリアルデザイナーとして雑誌全盛期に多大な影響を与えた堀内誠一氏。彼の手によるこの一冊で、知ってるけどあまり身近でなかった古典作曲家が、すごく身近に感じられるようになった不思議。本書は、見開きで、ひとりの作曲家の肖像画とエッセイで展開。そのあとに、谷川俊太郎氏による作曲家にちなんだ詩が収録された豪華な書。開いて、モーツァルトに親しみを感じ。ドヴォルザークやドビュッシー、シューマンの新しい横顔を知る。さらにショパン、ベートーヴェン、バッハ...と、いままで知ってるようで知らなかった作曲家たちに少し近づいた気分。改めて、かの作曲家たちの曲を聞きたくなる。
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堀内誠一が作曲家について語り描く。谷川俊太郎が作曲家に詩を書く。なんと贅沢な本。
お二人は同い年で東京生まれというのも同じたった。
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肖像画とエッセイ、詩が協奏する音楽の喜び
「音楽は世界を隔てることなく丸ごと包み込む。僕はずっと、詩でそういう世界を作りたいと願ってきた」そんな、谷川俊太郎の言葉がこの本のカタチを物語ります。堀内誠一が遺した素晴らしい肖像画とエッセイに、谷川の詩が協奏する音楽の本です。
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堀内誠一さんが描いた音楽家の肖像とエッセイに、谷川俊太郎さんの詩を合わせた一冊。
音楽の巨匠たちの生い立ち、家族との日常や、彼らが暮らした街、通ったカフェやお店、自然の描写を、絵とともに綴ったもの。
各章ごとに、その音楽家にちなんだ詩を、谷川俊太郎さんが読んでいる。
以下、読書メモ。
・文学者も音楽家も、よく絵を描いた時代があった。
ゲーテ、ユーゴー、メンデルスゾーン、シューマン等。
中学生のショパンは授業中に見事な肖像画を描いた。ワルシャワの夜景も描いた。
・ベートーベンはワイン好き。
ワイン醸造地を歩き回って作曲した。(ベートーベンは歩きながら作曲することで有名だった)
・展覧会の絵を作曲したムソルグスキーは独創的な才能があったのに、役所勤めをしながら作曲し、深酒が祟って40代初めで世を終えた。
・86歳まで生きたサンサーンス。4歳から演奏活動をしていた神童で、詩も絵も描き、天文学者で哲学者だった。
・バッハは青年時代から壮健。くよくよすることなく思い立ったら行動。普段の演奏も奔放で非難され続けた。子供は20人いた。
・メンデルスゾーンは幼い頃から作曲を始め、家で抱えている管弦楽団に演奏させた。
家族を愛し、シューマン、ショパンとも友情を深めた。
堀内誠一さんは、74年ごろから家族とともにパリ郊外に移り住み、ヨーロッパ各地を旅した。ヤマハの楽器店やピアノ教室などで配られるPR誌、「ピアノの本」の表紙を描くようになり、ピアノを絵の中に入れて欲しいとリクエストがあってから、作曲家シリーズが始まる。最初は渋々だったようだが、途中から面白くなったようでエッセイの連載も始めたと言う。(そのため、絵だけの章もあります)
カラフルな挿絵がとても綺麗でおしゃれです。
小難しい音楽の解釈もないので、専門的な知識がなくても、誰でもすんなり読める。
28人の音楽家のことが描かれているけど、私も詳しいわけではないので、知らない人も何人かいた。
リストやラヴェル、ドビュッシー、サンサーンスもいつか弾いてみたいけど、初心者の私に弾ける曲なんて有るのだろうか・・・。
作曲家のことや、その曲が作られた背景を知ると、弾くときの感情も変わってきそうだな。
がんばろ!
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どういう本か、と聞かれてもいまいち説明ができないけど、いい本だ、ということは読めばわかる。バッハは偉大。
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ヤマハのPR本が元と知り、納得。豪華なペア.音楽への愛情に満ち溢れている。音楽に囲まれている。欧州で楽しく豊かに過ごされた事だろう。ああ音楽って素晴らしい。