電子書籍
幅広い視野を持つために
2022/07/01 16:24
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投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
ネットニュースをクリックしただけでは分からない、国際情勢や社会問題について関心が湧いてきます。提灯記事に終始する大手新聞社や、コンプライアンスに振り回されるテレビ局への批判も痛烈でした。
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中東が複雑すぎてよくわかなくなるくらいむずかしい・・・。
ニュースをただ見ているだけではわかっていないことが多すぎる。
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中国、アメリカ、ヨーロッパ、中東で起こったニュースを解説。
中国の香港での国家安全維持法の制定の経緯や、習近平が如何にして政権の座に就いたか。そして中国のコロナ下での野望。
アメリカも選挙前の情報だけだ、トランプの中国への対決姿勢やアメリカの選挙の仕組みを解説。中国への驚異を考えると、アメリカの政策はそれほど、変わらないのではと思ってしまいます。
イギリスのEU離脱の経緯や、中東のアメリカでの立ち振る舞いなど、なかなか一筋縄ではいかない世界だなと改めて実感。
日本はアメリカに頼りすぎた時にハシゴを外されないか心配ですが、中国という共通の驚異がある限り同盟は続くのかなと感じました。
歴史と宗教は、いつの時代でもひとが対立する火種です)。
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著者のYoutubeにハマって、本書も購入した。
…が、著者の考えを知りすぎているのか、新しい発見はほぼ無かった気がする。
今の時代の書籍のあり方を考えさせられた。
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p94 歴史を踏まえると、中国が分裂するとしたら、地方の人民解放軍のトップがそれぞれ国歌を建国する
p104 在日朝鮮人が利用する銀行 朝鮮信用組合 現ハナ信用組合
p194 ジブラルタルは1713年のユトレヒト条約で合法的にイギリス領になった
p207 イランの権力構造
ロウハニ大統領ー国軍
ハメネイ最高指導者ー革命防衛隊コッズ部隊ソレイマニ司令官
p257 レバノン ベイルート ゴーンの祖国
父は殺人を犯している レバノンで密輸をしていて、仲間割れから人を殺した レバノン内戦がおこって脱獄 ブラジルに逃亡
p266 タリバーンは地元アフガニスタンの神学校の生徒たちがつくった アフガニスタンでしか活動していない
アルカイダ アフガニスタンを基地にしつつ、世界イスラム革命を実行しようとしている国際組織
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日本の既存メディアは今後、ますます信頼されなくなっていくでしょう。
どういう理由かわかりませんが、日本の一般人には知らせない(知られたくない?)情報があるかなぁ。『報道しない自由』ですね、、、
正義vs悪
という世界観を我々一般人に植え付けようとしている??
そんな単純な話じゃないのに。
ほんと不信感つのるなぁ、だからマスゴミって言葉もあるのかな、、
私自身、反省するところもあるし、もっと自分から情報を集めて、勉強して自分で考え判断しないといけないなと思う次第です。
情報の真偽も見極める力も培わないとね!
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他にも書いている方がいらっしゃるが、私も茂木先生の他の本も読んだりしているせいもあるからか、今回は特に新しい発見がなかった。まあそれだけ、ぶれていないっていうことなんだと思うが…。
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自分の頭で考えを持ちながら読むとより理解が進む。メディアももう少しこういった本を読んで勉強して欲しい。
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「ニュースの“なぜは?”は世界史に学べ」シリーズの3冊目にあたる本です。
前作同様に分かりやすいですが、多少歴史の背景を知らないとイメージしづらいところはあると思います。
マスコミは偏っている報道ということがわかります。オバマ政権の全てを否定するわけではありませんが、日本のマスコミはオバマさんを聖人と信じ込ませる洗脳が本当に上手で感心します。
日本国民もアメリカが必ず守ってくれるという神話から目を覚まし、自分たちの国は自分たちで守るという考えの人が増えてほしいです。
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株を始めてから世界の動きというものに関心を持つようになりましたが、自分で考え判断をするための材料がなく、そういうことを学べる本を探していたところ、本書に辿り着きました。
恥ずかしながら、今まではマスメディアの報道を半ば鵜呑みにして一喜一憂しているような人間でした。
中学生の時の社会科の担当教師は生徒に人気があり自分も好きでしたが、振り返ってみると中国が大好きな方で、反日親中的な意見を刷り込まれていたように思います。
右か、左か、ということの以前に日本人として、日本に生き、生活する人間として、自分はどうするべきなのかと問うと、根底にはやはり日本という国が好きという思いがあり、そこが全ての出発点なのだと思います。
ただ、現代は日本だけを見て全てを判断することはできないため、日本を取り巻く世界各国の状況を知るために、本書はとても役に立ちました。
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2021年末の大掃除で発掘した本です、この本は2021年の間に読む本の様ですね。読みかけになっていたために、評価は「★一つ」にしております。内容が不満足だったわけではありません。
2021年12月29日作成
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平和だった日本人は意識が低すぎた。今はいつ敵国が攻めてくる分からない。自衛の意識を持つ必要がある。
私は特に中東の事情について、全く知識がなかった。
テレビで伝えてないから興味無しのままでよいかと言えば、絶対にそれでは駄目だと思う。
私が学生だった30年以上前は「地政学」という概念はなかった。
あくまで「地理」という科目があっただけで「この国の産業は、特長は」という「点」としての説明でしかなかったと記憶している。
当時は「暗記科目」と割り切っていたが、その考え方が根本的に間違っていると30年以上経った今になって気が付くというのも情けないものだ。
「地理」と別で「世界史」という科目もあったが、これも歴史エピソード集であったりした。
地理と歴史は切り離せないものであり、「なぜ今の状況がこうなっているのか」という部分から掘り下げていくだけも、十分に勉強する意味がある学問である。
(私が偉そうに言える立場では当然ないのだが)
今は特に混沌としているように感じるが、よくよく考えればいつの時代も混沌としていたはずなのだ。
日本は第二次大戦で完膚なきまでに敗戦したことが影響して、戦後すぐは「軍備を持つこと」が出来なかった。
それ故に逆にアメリカの傘の下で、防衛や軍備に予算を割かずに、経済発展に資本を振り切れたという事情がある。
戦後ここ数十年が日本は平和だったにすぎない。
米ソ冷戦の時代だって、結局大国同士のにらみ合いの中で、日本が独自に何かの行動を出来るはずもなかった。
時代は変わって、米中が対立するようになった。
今は軍同士の直接的な睨み合いはないが、経済戦争はかなり激しくなっていると言えるだろう。
そんな米中の背景がある中で、ロシアはウクライナに軍事侵攻した。
まさか前近代的な戦争がこの21世紀に起こるとは誰も予想もしていなかった。
日本から見ればヨーロッパで起きている戦争とは言え、対岸の火事で済ましては絶対にいけない。
世界秩序が大きく揺らいでいるのは間違いないのだ。
経済の発展に伴って中国が力を付けてきたこともあるが、世界の国家ごとの人口構成だって今後は大きく変化していく。
アジア・アフリカ地域の人口が急激に伸びていき、先進国と言われるヨーロッパ・日本は人口が急激に減っていく。
そういう状況で、国際社会の中での日本の立ち位置は、確実に下がっていくはずなのだ。
逆にアジア・アフリカの発言力は今後より強まっていくだろう。
そういうバランスの中で、国際社会はどうなっていくのか。
どう考えても、中国共産党特に習近平は、アジア諸国を取り込み、自らが世界の中心に返り咲く野望を捨てないだろう。
そうなると絶対に台湾は取りに来る。それには日本という国がどうしても邪魔なのだ。
日本が無ければ、太平洋も中国が押さえられる。
日本は排他的経済水域のお陰で、眠っている海洋資源も保持している状況だ。
これは中国からしても他国からしても、のどから手が出るような利権であることは間違いない。
日本が戦争する気がないとしても、他国が欲を出し、日本に攻め込んで来ることは十分にあり得るのだ。
そして本書で書かれていた、イラン・イラク・アフガン・イスラエルなど中東の国々は宗教も石油利権も含め、ものすごく不安定な状況にある。
ここが一発触発となった場合、後ろ盾となっている米ロ中がどう動くかで世界大戦にもなり得るのだ。
かつて明治時代の日本の国防戦略は「対ロシア」であった。
ロシアはそれこそ喉から手が出るほど、日本が欲しい。
ロシアが日本を手に入れれば「不凍港」とさらに「海洋への出口」が手に入る。
戦後はソ連の脅威がそこまでなかったが、これからはどうなるのだろうか。
日本は確かに島国であるが、ロシア・中国・北朝鮮という独裁者の巣食う国家に囲まれている。
国防を考える意味でも、国際情勢を学ぶことは絶対に必要だと思うのだ。
私自身ももっと興味を持って学んでいきたいと思う。
(2022/4/24)
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著者の考えが、やや中国を危険視する方向にバイアスが掛かっているように思えるが、中国やらアメリカが、いかに世界の紛争の裏側で暗躍しており、中東情勢や、北朝鮮と韓国の問題の背後にも大国の存在がある。そこをキーにして理解を促すことで、複雑な世界情勢を割とスッキリ理解できる良書と思う。
世界史の教科書は平和主義を良かれとして歴史が回っているような書きぶりだが、実際の世界は必ずしもそうではなく、複雑な利害が渦巻き、その結果歴史が作られてきたことを覚えておきたい。