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鬼舞辻無惨との戦いが決着する。無惨は「永遠というのは人の想いだ。人の想いこそが永遠であり、不滅なんだよ」という言葉を受け入れたように見えたが、理解していかった。独善的な想いを他者に押し付ける。最後まで理解しないエイリアンのままであった。
ディスコミュニケーションは上弦の鬼とも重なる。煉獄杏寿郎と猗窩座(あかざ)、悲鳴嶼行冥と黒死牟も価値観が合わなかった。猗窩座は鬼にならないかと誘うが、煉獄は断る。猗窩座は人間のはかなさを悲しむが、煉獄は肯定する(『鬼滅の刃 8』)。黒死牟は悲鳴嶼を惜しむが、黒死牟は自己の価値観を他人に押し付けるなと反論する(『鬼滅の刃 20』)。これは正論である。
人間と鬼は価値観にギャップがある。現実世界に当てはめれば健全な市民とマンションだまし売りの悪徳不動産営業やブラック企業、半グレ、ヤンキー、危険ドラッグ売人などとのギャップになるだろう。
よくある漫画では最後にボスキャラが主人公を認めたり、ボスキャラが実は倒されたがっていたりすることがある。それは主人公側の正義をボスキャラにも認めさせるという主人公側にとって御都合主義的な展開である。しかし、倫理観の欠如した現実の社会悪に直面していれば、その非現実性が理解できる。敵とのディスコミュニケーションでまとめたことは現代社会を反映している。
『鬼滅の刃』のコミックスの電子書籍を含む累計発行部数は1億2000万部を突破した。それを記念して12月4日の読売新聞、朝日新聞、毎日新聞、産経新聞、日本経済新聞の朝刊に「1億冊感謝記念広告」が掲載された。竈門炭治郎ら五感組に禰豆子、柱の15人が、各紙3人ずつ描かれている。印象的な広告であるが、大ブームになったならば新聞広告出稿で還元しなければならないという業界の厭らしさも垣間見てしまう。
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鬼滅の最終巻!
よくまとまっていて面白かったです、素敵な作品をありがとうございました。
人によっては物足りなさを感じるのかなってところで-1
以下感想。
よくある主人公がラスボスになっちゃうパターン。(厳密には違うけど…)
メインのキャラクターが半分以上いなくなって辛いけど、その後の世界で祖先が生まれたり生まれ変わった姿が描かれていて最終的にはハッピーエンドで後味よくてよかった。(伊黒さんと蜜璃ちゃんのところは泣いてしまった…ああいうの弱い)
鬼舞辻無惨は結局何がしたかったのかが少しぶれている気がしなくもないが、無惨本人も言っているように一種の災害と捉えて、その災害に対して人間側が立ち向かい未来につなぐ物語と捉えればいいのかな。
個人的に、最終巻では伊之助の内側の成長っぷりというか変わりぶりが印象的で良かった。
どこかのシーンで「死んだやつは戻ってこない」みたいなことを言ってたと思うけど(煉獄さんのところ?)、最終的には涙を流しながら「全部返せ!」と言いながら無惨に立ち向かい、無惨に乗っ取られかけた炭治郎を切ろうとして「できない」という部分がもうすごくぐっと来た。
煉獄さんと義勇さんのスピンオフも気になるけど、
生き残った登場人物のその後も気になる…どこかで見れたりするんだろうか。
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とうとう完結。エピローグ的な子孫の話は…キャラ同士で安易にカップルになるのは好きじゃないからちょっと興醒め
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「鬼滅の刃23巻」の感想記事(SSブログ)へのリンクです。
https://yuri-hyky-dia-issho.blog.ss-blog.jp/2020-12-08
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最終巻。未来に繋げる終わり方で良かった。みんなの想いは記憶・DNAに刻まれ永遠に未来にのびていく。
無惨が炭治郎に取り憑くとは思わなかったので意表を突いた。往生際の悪い無惨。炭治郎の精神が強く仲間みんなの力で無惨の力を祓う、払い除ける。良かった。。。
もう一度初めから熟読しようと思う。
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ついに最終決戦。
ああ終わったのだと思った。
そうだねえ。コロナ禍の今だからこそ流行ったマンガだったのだなあと思う。
人は一人で生きていけない。人は一人では強くなれない。弱くて脆くて儚い生き物なんだな。
無惨の最期はなんとも切なかった。一度も人間として生きることのできなかった無惨の、生への渇望や世界を恨む気持ちというのはどうしても責められなかった。太陽の光を忌んでいたけれど、本当は日の光の下で生きたかったのだろうと思う。ねえ、生きていくのって苦しくて大変なんだ。
最期まで珠世さんを愛し続けた愈四郎くん好きだ。短髪の義勇さんも素敵。
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それぞれが因縁の相手と戦って死命を果たし、輪廻転生するという結末、セーラームーンを彷彿とさせる。セーラームーンの場合は、全員がセーラー戦士だった記憶を失って転生し、平和な地球で何事もなかったかのように青春をやり直した。鬼滅の場合は、時代が大正から令和に進み、生き残りには子孫が描かれ、死者には転生した姿が描かれて、生きる命の尊さと、死んだ命の戻らなさがはっきりと線引きされていたと思う。
死線を生き延びた人たちでも、100年後の世界には誰もいない。それが人間。それでも、命を燃やしてまで守った世界は続いていく。
誰もが、世界平和とか神とか大義名分のためではなく、最後には親兄弟や自分の使命という最も個人的なもののために戦い、そのことが結果的に世界も救っている。当人たちだけが覚えていれば良い、でもたしかにそこに生きていた、名もなきヒーローたちの物語として完結したのが良かった。
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23巻まとめての感想
久しぶりでコミックを読んだけど
よかったねー
個性的な登場人物
最初はあまりに個性が強すぎて
なんだこれはー!と思うんだけど
その一人ひとりに悲しい過去があり
心優しい炭治郎という少年に惹きつけられて
一つにまとまっていく
従来のヒーローもののように
圧倒的に強い誰かが闘うのではなく
みんなで力を出し合い助け合い支え合って
ボロボロになっても仲間のために立ち上がる
セリフが無くても
その表情だけで泣けた
しかも間にちょこちょこ笑いも入れてくる
また舞台が日本の大正時代っていうのも良かったね
伝統文化と近代文化がいい感じに混ざっており
特に、お面のアイディアが面白いと思った
しかもお面を付けていても感情が伝わってくる
すごい
話は最後まで気が抜けない展開になっており大興奮!
読み終えた後も
何度も読み返して
小さく描いてあるところにクスリと笑ったりしている
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ここまで社会現象になるほどのマンガとなって完結するとは思っていなかった。
鬼殲滅に携わった人たちの意思は、永遠に受け継がれていくことだろう。
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開始10ページもしないうちに泣く。
そんな漫画、あります?
本誌ではとっくに終わっていたのに、
コミックス派の私はなんとかネタバレに耐え、
ここまで待っていたのです。
そして、ようやく私の中の鬼滅完結。
ずーっと泣いてた。
そんな漫画、今までないって。
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鬼舞辻無惨を倒し物語がきれいに終わりました。読み切りではない連載漫画の場合、いかに終わらせるかも作者さんと編集さんの腕なんでしょうね。1巻から23巻まで全編を通して吾峠呼世晴さんの家族や兄弟を大切に思う気持ちが伝わってくるようでした。
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23巻、最終巻だあ〜
悲鳴嶼さんと子どもたち、伊黒さんと蜜璃ちゃん、実弥とその家族。
無惨の死とともに逝く者と遺された者、それぞれの感情が溢れる。
〝想いこそが永遠であり不滅〟
突然と炭治郎へ受け継がれる無惨の想い。
炭治郎の鬼化という最悪の絶望展開。
(まだ絶望続くの…!?)
〝どんなに苦しくてもつらくても正しい道を歩こう〟
〝お兄ちゃん帰ろう〟
人間に戻ったねずことしのぶさんの薬、炭治郎の奇跡を信じる仲間。そして戻ってきた炭治郎。
迎えるエンディングと繋がれる命たち。
〝大切な人が笑顔で天寿を全うするその日まで
幸せに暮らせるよう決してその命が理不尽に
脅かされることがないよう 願う
例えその時自分が生きてその人の傍にいられなくとも
生きていてほしい 生き抜いて欲しい〟
鬼殺隊の紡がれた祈り、繋がれた命で訪れた平和で変哲もない幸せな日々。
この漫画を最期まで読むことができて良かったなあ…
最終巻にして今まで黒で統一されていた表紙が白く明るくなり満面の笑みの兄妹にも泣けました。
理不尽な世の中で大切なことを思い返すことができる漫画だったなぁと。
吾峠先生ありがとうございます、お疲れ様でした!!
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あーーーーー終わっちゃったぁーーーー!!
寂しくもあり少しホッとしたのもあり。泣けました。
なんだか。やっと終わったね。タンジロー。お疲れ様。
できたらギリギリまで禰
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最終巻。
胸が一杯になりました。
全ては幸せな未来のために。
全部含めて、綺麗な完結だと思います、
間違いなく、心を持って行かれた作品です。
鬼滅の刃を最後まで読む事ができて本当に良かった。
この物語を生み出してくださった吾峠先生に心から感謝します。
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なんて…優しく尊い物語だったのだろうか。
伊黒さんと蜜璃ちゃんの最期のプロポーズが切なくてあまりに美しくて涙が出た。
鬼化した炭治郎が人を殺める前に手にかけようとした義勇さんが、これ以上ないくらい炭治郎のことを大切に思うのが伝わってきて涙が出た。
炭治郎を止めたいけど傷つけられなくて涙を流す伊之助にも涙が出た。
そして…最後のメッセージにまた泣いた。
過去の膨大な人たちの切なる願いと命のバトンを受けて生きている私たち。
生きていることはそれだけで奇跡で、尊い。
ままならない世の中における素晴らしい人間讃歌だった。この作品を2020年に読めて良かったと思う。
吾峠先生に感謝を。
ありがとうございました。