才能あふれる人だ
2021/05/03 11:40
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投稿者:彼のご両親と同世代 - この投稿者のレビュー一覧を見る
読み始めてびっくり。なんて言葉と文字に卓越した人なのだろう。単なる才能だけではない、実直に生きて、物事を見つめてきた人だと思った。文章の流れ、展開も素晴らしい。
心に残る名言続出
2020/11/29 22:11
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投稿者:てつ - この投稿者のレビュー一覧を見る
軽く手に取ったつもりが、手離したくない本になりそう。明日から空を見たくなるし、人と違うことしても気にならなくなるだろう。大学の青春本かもしれないが、言葉は言い伝えられるし、人はつながっていくし、昔の思い出は持ち続けるし、全てのことに終わりはなく、続いていく。そんな素敵なことを感じられる本です。おばあちゃんの言葉は心に残ります。機微な感情が心に残ります。
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物語感は強かったけど、学ぶことも多かったし小西の些細で驚異的なユーモアにさちせを感じたし、単純に色んな部分で感動しました
登場人物みんな可愛かった
さっちゃんの言葉、めっちゃ良かったな……急にぎゅうぎゅうやのにほぼ詰まらず入ってきた
今までも聴いてたスピッツの初恋クレイジーが、読んでからやと全然違う曲のように聴こえました
これから聴く度にこの本思い出すんかしらね
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元々、お笑いが好きで、先日のキングオブコントを制したジャルジャルの福徳が恋愛小説を書いたと知ったので、興味本位で買って読んでみた。
芸人が書いたという偏見や先入観を無しに読んでも非常に良かった。登場人物の心情の書き方が繊細で才能がある人なんだなと感じた。
途中、ある登場人物の1つの台詞で5ページにも渡る長文があるのだが、その場面を読んだ時はコイツは天才かと思いました。
舞台は関西大学に通う学生の物語なのですが、私も大学4回生でそこまで華やかなキャンパスライフではなかったけれど、自分の過ごしてきた日々も無駄ではなかったんだなと感じることが出来ました。
素晴らしい小説です。
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エッセイかと思って読み始めたら小説で、なら自叙伝なのかと思ったらそういうわけでもなさそうで。単純に小説です。
主人公の数少ない友人がジャルジャルのネタに出てきそうなちょっと変わり者だったり、何度か出てくる長セリフ、「幸せ」「好き」の伝え方に福徳さん味があったり、ジャルジャル のエッセンスを感じました。それなのにスれたとこがなく青春調で、晴れ渡った水色の空のように晴れやかでした。
話自体はそこまでだけど、途中出てくるおばあちゃんの言葉が光ってます。他人を気にせず自分が大切な人に誠実に、素直に生きろと言われてる感じ。
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福徳秀介さんのことだから、何か仕掛けてくると思ってた。やはり、ある時展開が一変する仕掛けがあって、突然一人になる場面が怖かった。
「さちせ」「このき」あたりのセンスが福徳秀介さんっぽいと思った。youtubeのジャルジャル動画全部見ているのでわかる。
それにしても、真に友達いない人は、自分が友達いないことについて堂々と話したりしない。そもそもバイトもしてないし、人に話しかけたいとも思ってないし、日傘さすとか目立つようなことはしない。この本の登場人物は、友達いなかったことがない人が描く、友達いない人像だよな、、なんて、そんなことばかり考えてしまった。
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私の大好きな母校のことが書かれているから買いました。作者のことは実は知りませんでしたが、これからファンになると思います。
私が過ごしたかけがえのない4年間を作者とは年代が違うのに全く同じ風景としてくっきりと思い出されました。そして年に何度か集まって大学の話をするだけの同級生たちとこの本の感想を共有したいなと思いました。誰も卒業生と結婚してないけど。
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良かった、以外の言葉は全て不適切な語彙しかないからうまく言えないけど、とにかく良かった。刻みたい言葉や感情で溢れてた。
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ジャルジャル大好きです。
楽しい日常からの突然の暗転。
この感じは…
西加奈子さんの『さくら』を読んだ時のことを思い出した。
ダークサイドへの転落具合といい、それまでとはトーンだけでなく、文体まで変わってしまったように思えて大変に驚いて、その点で『さくら』は忘れられない作品。
どちらもデビュー作で力が入りすぎたのか?
犬の名の「サクラ」は偶然なんかな。
そういえば、西加奈子さんも関西大学のご出身では?
関大にはよく行ったので懐かしさもあり。
すごい熱量を感じる作品でした。2作目まであまり間が開かないとよいのですが。
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最初は小西がストーカーっぽい印象に映ったが、後々自省していたので、彼にもその意識はあったのだと感じた。回想、本筋どちらも無駄がない。おばあさんの言葉が今の小西の選択をさせていることが伝わってきたし、何より、台詞が素晴らしい。
タイトルの教訓を同じような解釈で言われたというのは、強引かなとも思った。奇跡的ではなく、驚異的って表現している点が、芸人の言葉選びだな、と。
芸人なので、最後は湿っぽく終わりたくなかったのだろう。だが、ちょっと違和感はあった。『初恋クレイジー』を聴きたくなった。
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ジャルジャルのコントが昔から大好きで、自分も大学時代に孤独な生活をしていたので、かなり期待して読みまはした。
大学生活で孤独と向き合っている際の主人公の心理描写が細かく描かれている部分は読み応えがありました。
ただ、女性の登場人物とのやりとりが、男性が描く妄想の女性像にように感じられて、リアルに感じられず、物語に入り込めませんでした。この部分はセンスの合う合わないの問題かもしれません。
とはいえ、所々にジャルジャルらしい笑いのセンスが感じられるのはニヤッとしましたし、小説としての文章表現もとても豊かだなと思いました。
次作も読んでみたいです。
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ジャルジャル 福徳氏の初著書の青春小説。
大学生活2年目を迎えるもいわゆるリア充に入れない男子学生の視点を中心に祖母との思い出の数々、友人と分かり合える世界観、バイトやキャンパスでの出会いを通じての成長を描く。
おばあちゃんの名言が心に刺さる。
読書後に必ず空を見たくなる、小説でした。
ぜひスピッツの音楽とともに。
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彼らがすくわれてきたように、僕らをすくってくれる言葉が散りばんである一冊でした。一節だけ、備忘録として
元気が出ない時は夜空を見なさい。いずれ明るくなるから。
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前半、主人公の友達のエセ関西弁がイラッとする。
後半、人が死ぬ。
1ページの文字数が多くて読みにくいところがある。
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死というものの手触りがしっかり伝わった。大袈裟でもなく等身大で触れられた気がした。
福徳さんの優しさがどこまでも詰まっていて、「芸人が書いた本」というフィルターなしでももちろん楽しめるけどジャルジャルや福徳さんのことを知っているからより楽しめた気がした。
絶対泣けるなんて文句は好きじゃないけど、これはあたたかい涙を流せる本です。素敵でした。