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シリーズ2作目。お糸はいいとして、なぜおみつまで余一のことが好き、という設定にしたんだろう。読んでて楽しくない。
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着物始末暦の二巻。
着物をめぐり、余一をめぐり益々面白く絡み合ってきた。
着物は着てやってこそ価値がある、着物自体の価値より着物を切る人の気持ちが大切、という余一の思いが貫いていて心地よい。
余一に惹かれている女達、絡んでいる男たちがどうなっていくのか楽しみ。
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着物の始末を生業とする余市の周りでおきる出来事を描いた短編集、二弾。
呉服屋の跡取り綾太郎と許嫁お玉の話、余市を想う飯屋の娘お糸が活躍する話など。
前作よりも余市の活躍が少ないが、ストーリーは面白い。
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余一を想うお糸とおみつ。
なんとなくおみつを応援しちゃうなぁ。
きっとお糸は器量も良く、嫁の貰い手もたくさんあるから余一じゃなくちゃダメってこともないでしょ?って思っちゃったんだろうなぁ。
って、多分六さんやお父さんもそう思ってるんだろうね(笑)
2018.1.11 読了
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中島要さん「藍の糸」、着物始末暦シリーズ№2、2013.7発行、藍の糸、魂結び、表と裏、恋接ぎの4話。読み応えのある連作短編4話です。亡き妻のきものを始末していわく付きの染みも残したままで作った座布団、「表と裏」、良かったです。<座布団は君を思ひし我が心 裏も表もないとこそ知れ>。赤ん坊を連れた女性が金沢から江戸にいる父親を訪ねて旅をする「恋接ぎ(こいつなぎ)」、加賀友禅が赤ん坊を導きます。感動しました!余一、お糸、おみつ、お玉、六助などのキャラクターが徐々に固まってまいりました。
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やはり中島要は面白い。置き去られた赤子への対応をめぐる余一、六助、お糸のやりとりなど、男女双方の目線を上手く絡めパンチを効かせている。ストーリー以外でも読ませる箇所があちらこちらに。中島要は面白い。
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シリーズ2巻も面白かったです。
でも、やっぱり余一以外の主要登場人物がなかなか好きになれなくて…「こいつはこうだろう」という決め付けが強すぎて好感が持てません。
六助さんは「魂結び」でちょっと持ち直しました。このお話が一番好きでした。
余一、無愛想だけれど人のことをちゃんと見ていて想いも理解していて、良い人だなと思いました。
そしてわたしの個人的な好みなのですが、千吉がこれからも登場したらいいなと思います。性癖です。
シリーズ続きも読みます。
これからは、チェック柄ではなく、翁格子ということにします。
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呉服太物問屋の若旦那、綾太郎は上等の着物を扱う。
父親は、元手代ゆえか店のことばかりが第一で、跡取り娘の妻は遊びで歩いているばかり。
お糸の幼馴染みおみつは、紙問屋の娘お玉に救われお嬢さんのお月の女中。
お玉は、綾太郎の許嫁だ。
この回は価値観が違う綾太郎と余一の確執で始まる。
登場人物たちのそれぞれの事情と人生巻の違いでの、やりとりが興味深い。
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中島要二冊目(一巻目は印象が悪かった)
主人公が何を考えているのかだんだん見えて
来ると物語も楽しくなる
周囲の登場人物も増えてきて長いシリーズに
なりそうな予感です(良い付き合いが出来そう)
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202104~5/全10巻まとめて。着物始末職人と彼をとりまく人々との物語。良く言えば人間らしいんだけど、性格の嫌な部分が目につきすぎて登場人物達があまり好きになれなかったのと、恋愛話ターンにあまり魅力を感じずハマるまではいかなかった。奉公人おみつが一番苦手。六助の特殊能力設定も必要に思えなかった。話によってメインになる登場人物が変わるタイプの短編なので、別話・別視点だけど同じエピソードが再三出てきたり、時系列でみるとわかりにくい時も。とはいえ、巻を重ねるごとにキャラ達への多少の愛着もわき笑、若旦那綾太郎達の成長もみてとれ、全巻面白く読めた。巻末に着物柄説明が入っている趣向も良い。
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着物始末暦の第二弾。
主要人物について、いやな部分も見えるように描くのがこのシリーズの特徴のひとつ。それが、ただ単にいやな味わいになるのか、普通は描かれない何かに繋がっていくのかは、これからかな?
着物を通じて、格差や立場で、見方・考え方が変わってしまう時代背景に思いをはせます。とりわけ女・子どもは立場で何もかも違ってしまう時代。「あきない世傳金と銀」の最終巻を読んだ直後だったので、余計にそんなことを思うのでしょうか。
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着物始末暦 シリーズ2
着物始末屋の、余一は、いつも、顰めっ面をして、他人と関わりたがらない。けれど、一旦関われば、損得抜きで、とことん手を貸す。
そんな余一に、心を寄せる「一膳飯屋・だるま」の一人娘のお糸。
そんなお糸の心を知りながら、幼馴染のおみつも、余一の事が、気になり出して。
あらまあ、ややこしい事。
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ええ話。
着物始末屋の余一と、飯屋の娘お糸。
古着屋六助、友人おみつ、奉公先の娘お玉。
どれも愛おしく感じられて、応援したくなる。
着物が好きになる。
着物は人の思いの依代。
次も早く読みたい。
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「着物始末屋」シリーズの二作目。
着物に寄せる人の想いが起こす、
さまざまな難事、些事を、余一が解き明かし、
始末していく物語。
余一は、始末の腕は立つが、相変わらず、
女の気持ちはわからない。
その頓着のなさで、すったもんだが起こるのも事実。
お糸の幼馴染、おみつも、どうやら、
余一に魅かれ始めたようで…。
女の気持ちは分からないが、人の情の機微が
わからないのではない。
ぶっきらぼうの影に、温かさがにじみ出る。
綾太郎は、相変わらずのアホぶりを発揮し、
余一に対抗心を燃やして、お糸にちょっかいをかける。
登場人物の中で、唯一、お玉が、結構冷静沈着で、
聡明。
彼女が、もう少し、話の中心近くで、
暴れてくれると、面白いんだけど…。