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新任の久光警察学校長から、教官・風間公親に出された命令は、『退校者ゼロ』だった。
もし、退校者が出た場合、責任者・風間もクビというものだった。
備品の盗難。
生徒の妊娠。
自ら、辞めようとするものたちが…
風間はいかにして、退校者を出さずに、全員を卒業させるのか…
退校者を出さないということは、すべての生徒を受け入れようと、あたたかい目で見ることになるのか…
風間にも人間味が増してきたような。
暖かさというか。
が、変わらずに優れた観察力、洞察力。
何気ないしぐさや行動、大小さまざまな出来事から、生徒たちの問題を解決していく。
風間は光を失ってしまうのか…
これからの風間はどうなるのか…
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ドラマと違い、やっぱり原作の方が風間の人間性や思考がよくわかる
1と2作目と違い、生徒より風間自体を主体に書いてあるので新たな読みごたえが加わってた気がする
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間違えて警官の制服を着てしまう者がいる。そんな過ちを防ぐため、適性のない者はやめさせる。
そんな鬼教官にもやはり上司がいて、自らの信念と異なる課題を与えられてしまう。そんななか教場で起きる数々のドラマに冷静に向き合っていく風間。
スラスラ読めてしまう。
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面白かった!
一日で一気に読んでしまった。
キムタクとイメージを重ねて読んでいる。
教場0は捜査現場での指導だったが、被害者がクズ過ぎて、犯人が捕まることに感情移入出来ず、3話の途中で読むのを辞めてしまった。
やっぱり、このパターンが面白い。
傑作です♪
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教場シリーズ第4弾。本作はシリーズ初の長編。シリーズ時系列としては、最後に位置する。内容的には、風間公親の最終章といった印象が強い。
テレビドラマでは鬼教官の印象が強いが、小説ではそれほど鬼教官の印象は感じない。特に本作では、風間自身も歳をとってきたせいか、鬼というより老獪といった感じが強い。ただ、観察眼の鋭さや分析力の高さは健在。
長編ではあるが、話はところどころ切り替わるので、それほどの長さは感じずに読むことができる。
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シリーズ第4作目。
まず素朴な疑問としてタイトルが「教場3」ではなく何故「風間教場」なのかと思った。
次に「一人も退学者を出さない」という無理ゲーのお題。いくら小説とはいえ現実では20~30%の退学者が出るという中で、無理があるのではないかという設定の違和感。
だがこれらの疑問や違和感は最後まで読むと納得する。
この後のシリーズ第5作、第6作がこの「風間教場」の続きではないのも理解できる。
シリーズ作品なのである意味面白さに慣れてしまっているが、結局はこの作品も安定の面白さ。また次の作品を読もうと思わせてくれたのがありがたい。