紙の本
予測通り『菊花酒[9]』で中途半端に終わった事件の完結編でした。2巻・8話に渡る周到な筋書き作りに感服しました。
2016/11/30 10:00
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投稿者:ナミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
予測通り『菊花酒[9]』で中途半端に終わった事件の完結編でした。2巻・8話に渡る周到な筋書き作りに感服しました。
本作では、始めのうちは前作での宿題を忘れたかのような展開で、あれれ?やはり前巻はあれで終わりだったのかと思ったが、3話辺りからどうも変だなと気付かされる。なお、今回は、何気ない身近な所から大事件に結びつく形ではなく、あからさまに凶悪殺人事件が発生し、それが連鎖しながら前作の宿題に収斂していくのだから、良く構成したものだと感心させられるのも当然であろう。ただ、やはり人が死に過ぎるのが難点。これでは、江戸の町は現代のアメリカのスラム街に匹敵する事件多発地帯と思われしまう。実際は、江戸の町は実に事件の無い平和な町だったようであるが、まあ、「捕物控」という以上、事件が起きなければ話が始まらないし、あくまでもフィクションとして楽しみましょう。
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第十弾
これだけよく話を引っ張れるのか、という感じ
李蔵に係わる話も、今回で終了か?
今回で一応これまでの話に区切りが付く感じ
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借本。シリーズ物なのにここから読み始めたので人間関係とか、裏稼業的なところは「???」な部分が多し。とはいえ、必殺仕事人は料理人。というのは、なんというか刃物稼業的に通ずるものはあるだろうし、命を奪うのも料理人だからこそ。と、思ったりもして。人の思いが苦しいなぁというのが正直な読後感。
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なかなか昔のことも掘り返されて、料理の描写や扱いは面白かったけど、別に4話でひと段落とかじゃなくても良いのにな、と思う。
一冊の中とか、前からの「あれがそうだったのか」みたいな展開も、続いているこのシリーズの持ち味かもしれないけど、一話の中で滋味深く完結する話もそろそろあって良いのじゃないか。その連続で続いていければ、面白いと思う。
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20120408 少し飛ばして読んだ。なんとなく盛り上げといてあっさり終わる、肩すかしの連続はどうか?読みやすいのは変わらないが。
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L 料理人季蔵捕物控10
どうも え〜?と訝しく思う箇所多々あり。やっぱり瑠璃の存在意味がわからないし、今更そっちに結びつけるのも謎。
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シリーズ第10弾。刊行が早いので、江戸の季蔵達と同じ季節を過ごせるのがファンとしては嬉しい。裏稼業で暗澹としていた季蔵が「料理は救いだ」と 心に灯を点す場面、仮の姿などではない料理人としての誇りが伝わる。肉抜きの治部煮、牛乳を使わない明日香鍋、食べてみたいなあ。
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10年前に殺害された遺体が偶然発見され、そこから長い年月をかけて続いてきた犯罪が明らかになる。
料理が人の縁を繋ぐが、その縁によって事件になったり・・と展開が見逃せません。
季節は冬で、餅や鍋など冬ならではの食材が出てきます。
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前々巻より続いていた盗難の裏の殺人もこの巻で一応解決です。引っ張りまくった割には敵方がいきなり出てきたお前か!という感じです。
おき玖の気遣いが健気過ぎて季蔵の鈍感さ加減に腹が立つほどです。でもそのおき玖も豪助の想いには気づいていないんですが。
瑠璃よりもおき玖のほうがいいな。
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相愛まんじゅう、希望餅、牛蒡孝行、思いで鍋。
光徳寺での竹林雪見膳を柱に前巻からの三種の細工物に黄の水晶の数珠を加えた宝探し。
ちょっと人が亡くなり過ぎる。
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「相愛まんじゅう」という名の饅頭が大流行りだった頃、突然小僧と手代の二人が行方不明に。
その手代が、十なん年ぶりかで稲荷で遺体となって発見された。
その身には相愛饅頭の中に入って陶でできた小さな桜が。
その手代に世話になり可愛がられた当時の小僧が、どうしても仇をとってもらいたいと、願いに来た。
真相をさぐっていくと、前々回から続く、長崎奉行時代に禁止されていた海外の贅沢品の宝が関係していた。
料理と推理、面白さが重なるシリーズ。
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内容紹介
季蔵の弟分である豪助が、雪見膳の準備で忙しい一膳飯屋″塩梅屋〟にやってきた。近くの今川稲荷で手の骨が出たらしい。真相を確かめるため、季蔵に同行して欲しいという。早速現場に向かった二人が地面を掘ると、町人の男らしき人骨と共に小さな″桜の印〟が出てきた。それは十年前に流行した相愛まんじゅうに入っていたものだった……。季蔵は死体を成仏させるため″印〟を手掛かりに、事件を追うが――(「相愛まんじゅう」より)。 「相愛まんじゅう」「希望餠」「牛蒡孝行」「思い出鍋」の全四篇を収録。 人を想う気持ちを美味しい料理にこめた人気シリーズ、記念すべき第十弾!
令和元年7月4日~7日
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料理人季蔵捕物控シリーズ10巻。
・・・シリーズの途中から読んでしまった。
居眠り磐音シリーズみたいに、映画化するかな!?