投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
以前にこの小説をもとに作られた映画「ふたつの名前を持つ少年」を見て、原作を読みたいと思った。私にはよくあることだけど、そのまま読まずに忘れて何年か過ぎ、たまたまこの本を目にして映画のことを思い出したので読んでみた。
エピローグで驚いたんだけど、この話は何人かの体験をつなぎ合わせて作ったフィクションではなく、たったひとりでナチスに支配されたポーランドを生き延びた9歳の少年の実話だったんだ……
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
参ったよ。
こんなの、なにも知らずになんとなく手にとって読んでしまったのだもの、参るよ。
もしかすると世に知られぬだけで、このような現実が他にも起きていたのかもしれない。
この子はなぜ生き延びたのか。
当然だ、神様はこの子を愛して守ったからだ。
…にしても、ハードだぜ。
ハードすぎるよ神様。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
ものすごく読みやすくていっき読み。訳者の解説にもあるが、あまり感情的ではない、淡々とした文章なのがとてもよかった。全くのフィクションと違って、ユレクの出会った人たちの中に悪い面と良い面両方あることが、この世界の救いのように思った。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
走れ、走って逃げろ!まさにタイトルどおり。ユダヤ人スルリックは生きるために走る。森へ、親切な人の家へ、畑へ…そして片腕を無くす。それでも名前を変え、生きる術を覚えてスルリック=ユレクは走る。飢えとシラミ、恐怖、孤独。8歳の少年がよくぞ生き延びたものだと思う。と同時にユダヤ人というだけで世間がこれだけ冷たいのが私には理解出来ないけど。中学生向けだそうだが、大人が読んでも読み応えアリ。読んで良かったと思う。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
第二次世界大戦下のポーランド。ナチス・ドイツによるユダヤ人迫害の嵐が吹き荒れるなか、8歳のスルリックは、ゲットーの外へ脱出する。農村と森を放浪する過酷なサバイバル。少年は片腕と過去の記憶を失うが…。勇気と希望の物語。中学生から。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
読んで良かった
ホロコーストについての本を読んでみたいと思っているけれど
ハードからソフトなものまで
どれから読んだらいいか迷っている人にぜひおすすめしたい…
ホロコーストについては、知らなくてはいけない歴史的事実だとわかっていても
受け止めきれる自信がなくて、つい遠ざかってしまっていた
けれど、ここでは感情的な表現は最小限に抑えられていて
とても淡々と進んでいく
しかし、当時のこと、ポーランドでの状況について知ることができる
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
実際にあったホロコーストでの体験談を描いた作品。
片腕を失いつつも希望を持って生きたからこそ、生き延び結婚し家族をもつまでになった。とても過酷な経験で思い出したくない期間もあったと思いますが、貴重な話を聞かせてもらったという気持ちです。
あの時代を生きた少年たちの記録。
こういうことがあったという事実を忘れてはいけないと思うし読み継がれてほしい。