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投稿者:マルタン - この投稿者のレビュー一覧を見る
私たちの体は食べたものでできている。
食に興味のある人ない人、いろいろいるけれど、特に若いうちは気にしない。歳をとって不調が出てきてようやく気づく。この本の中には食の意識が崩落した人のエピソードがたくさん出てきて、日本は大丈夫なのかと思った。著者の職に対する意識は高く、三食自炊していてすごい。
でも体に入ったものが自分の体を作っていて、子供を産む人は子供の体も母親の食べたものでできているのだ。
紙の本
群ようこさんが
2020/12/01 13:42
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投稿者:ぱんださん - この投稿者のレビュー一覧を見る
群ようこさんが前期高齢者だということが一番衝撃的でした。すいません。
久々に訪れた書店で平積みされていた群さんのエッセイ、面白そうだなぁと手に取りました。いやぁ楽しかった。「この本が売れる」こと自体に逆に安心します。
食の乱れは今に始まったわけではないですが。今から30年近く前のバブル期、テレビの該当インタビューで「お米は洗剤で洗う」と答えた女性に、大正生まれの祖母が驚いていたのを思い出します。ちょうどその世代の子供世代が、「魚はスーパーで売ってる切り身で泳いでいると思っている」という笑い話がありましたが。その子供たちが今の20代から30代・・・この本を読んで「なるほど」と思いました。
テレビが面白おかしく伝えるのは、冗談であり、テレビ向けコメント、若さゆえの無知を大人が笑っているのだと思っていたのですが。
群さんのような小姑的ご意見、絶対に世の中には必要ですね。
みなさん、ぜひ読んでみてください。
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少々口うるさくも感じることもあるけど私も食の重要性を考えているので同意することも多々。
料理は嫌いというけどいつも必要な野菜や食材など自分の中のルーティンが出来ていそう。
ハンバーグなど名前のついた料理をつくるだけが料理じゃないと思うけどやっぱり一汁三菜のようなしっかり用意されたご飯のイメージが強すぎる。
写真映えしない料理をコツコツと作り食べること、これが自分の体を作るんだよなぁ。
なんとなく読んだ気になっていたけど意外にも初の群ようこさんだった。
図書館の返却期限で最後は駆け足で読み進めたけど
いろいろなエッセイが出ているようなので他の作品も読んでみたい。
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現代人の食生活の乱れに正論をぶつけて、上から目線の文章で嫌悪感しかなかった。
自分の好きなことだけ書けばいいのに、人の粗探しが楽しいのでしょう。
10年ほど前に好きでよく読んでいた作者だけに、非常に残念。
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タイトル通り、日々の食生活についてのエッセイ。
言ってることは正しいけど、口うるさい姑の小言を聴いてるような(苦笑)
そして不満ばかり書き連ねられてきた母親が
こちらでは食のプロとして子供たちに手間隙かけた料理を食べさせていたと書かれていて意外な気持ちに。
[図書館·初読·12月16日読了]
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ここに取り上げられてる母親たちほど酷くはないけれど、食卓に野菜が少ない日がたまにあるので気をつけよう!とりあえず今日は野菜たっぷりの豚汁。
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現代の食事情の変化にはビックリです
群さんは苦笑いね「かるい生活」も読みます
私はほどほど手作りしたいので調理法や器具の様変わりを参考にします
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料理は得意ではない、と言う群さんですが料理の手順の描写が素晴らしいので美味しそうだな、マネして作りたいなぁ、と思いました。調味料は良い物を揃える考えは私も同感ですが、群さんほど徹底出来ないので、ゆるりと自分の生活にも取り入れていこうと思いました。
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耳に痛いからこそ、不愉快に感じる箇所も多かった。
作者の食に対する思いがよくわかる1冊です。
どちらかと言えば作者より批判されている若いお母さん側の自分としては、
バランスの良い食事は心がけようと思いました。
漢方や添加物のチェックまではしたくないなぁ。
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群ようこさんのエッセイがきっかけでもともと興味深かった漢方を飲むようになり、西洋医学では治りきらない(対症療法のみで根本的な改善にはならない)症状がかなり良くなりました。
それだけに、今回のこちらのエッセイは読んでいてなんだか残念でした。
他者の食生活への批判ばかり。
相手の表面的なところだけで判断するのは想像力が足りないのでは?と感じました。
私はむしろ、お肉は鶏肉のみ、とんかつは13年も食べていない、という群さんのほうに驚きました。
苦痛になってきたので途中で読むのをやめました。
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食生活の連載物を一冊にまとめてあるので、
内容の繰り返しが目につく感じ。
現代の食生活の有り様を書き連ねている
だけで、つまらなかった。
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人それぞれなのだから、自分の食の感覚が正しい!と強めにそして当たり前のように言われると読者の共感は得られないのでは?とりあえず、食に並々ならぬこだわりを持っていることは分かった。
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群ようこさんの食のエッセイ。
歯に衣着せないところが群さんの魅力だと思っているけれど、
今回のはちょいとキツすぎるかなぁ…と思うところ多々あり。
料理が好きでないけれど、自分で食べるものだからいわゆるごった煮のように、適当に作って食べている、とここまでは良いのだけれど、
現代のママさん達への批判がとまらない…確かにここに書かれている通りのママさんたちならちょっと…と思わないでもないけど、でもまぁそれぞれ事情はあるし…なんていうか、同じような批判が繰り返し出てくることに、ちょっとうんざりしてしまった。
こんなに"丁寧な暮らし"を奨励するような人だったっけ…?っていう…。
出てくるママさんたちも極端で、確かに最近は専業主婦というのは少なくなっているけれど、家事もがんばってる人多いけどな…それより、家事=主婦の仕事という目線で語っているのどうなの、と…「誰でもいい」と言いつつ、根底では主婦の仕事と考えている節を感じて、そういうところもちょっと今とは合わないのかなと感じた。
自身が糖質制限していたり、水分の取り方、体を冷やさないようにするなど、体調面からのこだわりがすごくあるようだったけど、そいうのは人それぞれだし、みんながその場合やり方で合うわけでもない。自分でもそう書きながら、返す手で批判しているというのはちょっと理不尽なのでは?!
仕出しのおせちを頼んでは不満たらたら…野菜があんまり入ってないとかは、見本見て分からなかったのかなー?とか。
不平不満も、強いものをぶった斬るようなものだと痛快で楽しいけど、くどくどしていると、ちょっと辛い。
そんな感じのエッセイでした。
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胚芽米の割合が多めの玄米ご飯に調理嫌いなので、野菜を煮たり炒めたりした食事。オーガニックスタイルで、肉は食べても鶏肉。
なんともストイックな食生活なのは他のエッセイで知っていが、それをクローズアップした食生活本。ちょっと甘いものを食べたり、水分を取りすぎると体に出てしまうデリケートな体なのが不思議だが、筋はとおってる。少し背中が伸びる本だ。
自分の食べるものについて、料理ともいえない無精者と謙虚そうにして、返す刀で、今の一般の食生活はひどいものだとこれまた控えめに語っているが、実際はぶった切ってる感じだ。おふくろの味と言われても、インスタント類か弁当なので何もないなて、これも全部じゃないだろうと思うがそうなんだろうか。ひどい人ばかりが群さんの前に登場している気がする。
『惣菜を買うのも、コンビニで食物を買うのも、カップ麺を食べるのもたまには悪くはない。ただそれらの食材に含まれる成分から、常食するのは避けたほうがいいと思っている。どうしても味が濃く、糖分、塩分が多めで、名前を聞いたことがない、片仮名のわけのわからないものがずらずらと列記されている。手にとっても裏の表示を見ると、とても買う気にならずに元に戻してしまう。それらが体に入ることを考えると、どうしても躊躇してしまうのだ。』
息子の彼女が母の日なのでお祝いしたいと家に来て持ってきた三段重を取り出した。『いったい何が入っているのかと前のめりになっていた二人の目の前に登場したのは、ぎつちぎちに詰められたソース焼きそばだった。それも具はキャベツのみ。』二段目は白いご飯。一段目は三本の皮付きバナナだった。
『(いったいあれをどうやって食べればいいの。御飯に焼きそばなんてどうするの。おまけにあの丸のままのバナナって何?)』
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日々の料理に手はかけず、でも栄養バランスはきっちりと。とにかく、人間の体は食べた物でできている-。ゆるく、かろやかに生きていくための「食」エッセイ。『一冊の本』連載を加筆し書籍化。
とても耳の痛い話ばかりでした。