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紙の本
5篇の短編集
2021/09/19 16:54
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投稿者:BB - この投稿者のレビュー一覧を見る
2017年2月に実業之日本社より刊行された単行本の文庫化。日本縦断とあるように地域に偏りはあるものの、確かに北海道から沖縄までの地名が登場する五編の短編ミステリーが収められている。
初出が本当に2017年なのか、少し古めかしい感じの短編もある。
収められているのは、北海道を舞台にレコード会社と作詞家の死が絡む「北の空悲しみの歌」。
ある刑事が殺され、その裏に大学ラグビー部の青春が見え隠れする「若い刑事の鎮魂歌」。
十津川警部が関わった10年前の事件が、新たな事件を呼ぶ「事件の裏で」。
娘を失った父親が鮎釣りを通して真犯人を追う「日高川殺人事件」。
すでに死んだはずの男が再び死体で発見される「初夏の海に死ぬ」
の五つ。
短編なので最後が駆け足で物足りないものもあれば西村先生の初期の本格ミステリータッチのものもある。個人的には「事件の裏で」が好きだった。
もともとの単行本には解説がついているようなので、そちらを買ってもよかったのかなあとちょっと後悔。
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