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投稿者:Otto - この投稿者のレビュー一覧を見る
暗号と聞くだけで面白そうだと思ってしまうが、まして、予言の書なんて言われたら。いろいろ想像をふくらませて読むことができたが、何となく結末がスッキリしない。
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投稿者:Otto Rosenthal - この投稿者のレビュー一覧を見る
もう1冊の存在を知らないまま読んだので、何が言いたいのか良く分からないと思ったが、主人公がモーの書店と出会うことに意味があったようで、実は深い話だったのだろうと思った。
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「ペナンブラ氏の24時間書店」の前日譚で、若きペナンブラが書店員になるまでの物語。
130Pほどしかなく、1Pの文字数も少ないけれど、この短い中でペナンブラがモー(組織)の“書店”に惹かれていく様が心理的な面も含めて描かれ、「ペナンブラ氏の24時間書店」で語られていなかった部分(ペナンブラはなぜ古いコンピューターマニアだったのか)について「なるほどそれで」と推察できる描写まである。
いずれも後付け感がなく、著者はかつて予言めいた映像作品を作ったことでも知られるけどめちゃくちゃ頭がいいのではないかと思う。
「ペナンブラ氏の24時間書店」は、TRPGのパーティーさながら、主人公が様々な業界に属する友人たちの協力を得て「書店」「協会」「本」の謎を解いていく物語。その彼のボスにもかつて同じように仲間がいて、同じように「クエスト」し、書店員となった。この前日譚を読んでから再び「ペナンブラ氏の〜」を読むとまた違った感慨があるだろうと思う。
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大学を卒業したペナンブラは、大学図書館の図書入手職員としてサンフランシスコの24時間書店へやってきた。長い間行方のわからない「テクニ・ タイキオン」の手がかりを求めている。謎の本を求めてペナンブラは、書店員とともに奔走する。
「ペナンブラの24時間書店」の前日譚。エンターテイメントとして、おもしろい。ブックリストも興味深い。
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『幻の古書を巡るペナンブラ氏の冒険物語』
サンフランシスコを舞台に、大学図書館員ペナンブラ氏が幻の古書を探し出し、二十四時間書店で働き始めるまでの経緯を記した物語。コンピュータや数学の話もあり、面白かった。前作『ペナンブラ氏の24時間書店』も読んでみたくなった。
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体調がいいときに
もう一度、ゆっくり読みたい本。
一度で話を理解するのは難しいかも。
人物相関がほしい(笑)
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幻の書籍を探す青年の物語。その本を探し求め、行き詰まりながらも諦めず探し出す。それまでのわくわく感と、物語の中に出てくる書店に魅力を感じました。「ペナンブラ氏の24時間書店」の前日譚のようで、知らずに読んだのですが、短編という事もあり、難なく読めました。「ペナンブラ氏の24時間書店」も読んでみたい。
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少年向け冒険譚のようなテイストに感じました。宝探し的なストーリーが先に先に読者を促す。
登場人物も個性的で、RPGをプレイしているように楽しめました。
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『ペナンブラ氏の24時間書店』の続編。
原題は”Ajax Penumbra 1969”で、前作にて24時間書店のオーナーだったペナンブラ氏の青年時代を描く。
スピンオフ作品にあたるからか、本の厚みも前作よりずっと薄い。のだけれど…
………、こっちの方が面白いかも笑
勿論ページ数が少なく読みやすいというのもある。前作では最新テクノロジー用語が当たり前のように点在していたが、今回は(時代的なものもあって)それらを理解するのに必要な時間をショートカットできた。
何より氏の人格形成の過程が丁寧に紐解かれており、わずかな間だったが古き良き時代の温かさにも触れられた。
ヤング・アダルト本特有のあのアップテンポなノリも、ここではグンと大人しいし!(ここぞとばかりに、前作のレビューでは書かなかった小言を呟く…笑)
大学図書館員だったペナンブラ氏は行方不明の「予言の書」を探し出すミッションを帯びてサンフラシスコを訪れる。絶望的な結果と疲労のなか彼の目の前に現れたのは、あの24時間書店だった…
若き日のペナンブラ氏が体験した「探索」"クエスト"については前作では一切触れられていない。だから自ずと「そんな冒険をしてたの!?」の反応になった笑
またネタバレになってしまうが、今回テクノロジーは解決の糸口にもなっていない。
しかし一見アナログ派なペナンブラ氏が、何故前作で書店にテクノロジーの息吹を取り入れようとしていたのかがここで明らかになっている。その理由は詳しく語れないが、人との繋がりを創造する手段として、氏はテクノロジーに絶対の信頼を置いていたのだと思う。
最も唸ったのは、彼が店を訪れた当時24時間書店員として勤務していたコルヴィナとの関係だ。
前作にてコルヴィナは、書店のパトロンであり親会社フェスティナ・レンテ社のCEOだった。つまりペナンブラ氏のボス。氏のやり方にとことん反対しており、2人は対立関係にあった。しかし…
ペナンブラ氏の初来店時には些か警戒していたものの、やがて今作の「探索」に力を貸すようになる。前作では一度も拝むことのなかった笑顔に数回も出会えたし、彼もまたペナンブラ氏に絶対の信頼を置いていた。
ペナンブラ氏の、手がかりが掴めそうな時のあの目の輝きはそのままなのに、一体どこでコルヴィナは変わってしまったのか。こればかりは想像に任せるしかないのだろうか。
尺が短いので物足りないっちゃ物足りない。願わくは前作直前の時期まで描いて欲しかったというのが、今作における唯一の小言だ。
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前作からのシリーズというよりは、ペナンブラ氏と24時間書店の出会いを描いたスピンオフという感じ。
本探しの謎解きも比較的とんとん拍子で、前作のような盛り上がりはなかった。