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今まで読んだ本の中で1番胸糞悪い本。
面白いかと思えば面白くて、サクサク読めた。
もう一回読みたいか?というとそうではなく、得られたものはなかった。
帯にはどんでん返しと書いてあるが、そんなにひっくり返るほどのことでもない。
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作者自身が体験、または見聞きした『不思議』を小説として仕上げたもの、というていの連絡短編集。面白かった。怖かったし。ちょっとでも途切れ途切れに読んだから、ちょっと意味が分かりにくいというか。似たような人がいっぱい出てくるから。一気に読めばもっと面白かったと思う。久々に真梨さんヒットだわ。犬神というのがとにかく恐ろしい。人の怨念たるや。髪の毛を醤油にするってのも本当か嘘か気持ち悪いし。
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【ネタバレあり】
久々に真梨幸子の毒を摂取したくて読みましたが、思ったより毒素少な目。事故物件や都市伝説などのオカルトを絡めたホラー×ミステリという感じで、一気読みでした。
エッセイ風の小説だと勝手に思い込んで読んでいたので、ラストで見事ひっくり返された。改めて読み返してみると、女性編集者の体型やファッションを事細かにチェックしているのがかなり気持ち悪い。コロナを匂わせるようなオチは、ちょっと唐突感があったかなぁ。
表紙が一番怖い。
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タイトル通りフシギな本だった。
何がなんだか‥
で、最後のどんでんって主役の事ですよね?
そこは騙されたーと思ったけど、
全体的には意味不明な内容で‥
でもそこがこの本の「フシギ」たる所以なのか・・
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読み初めはとにかく怖い。
世にも奇妙な物語を見ているような感覚。この世のものではない力が働いていて、全体的にゾワゾワ感が漂う。
作者の視点で話が進むので最初は真梨幸子先生をイメージして読み進めたが、‥またやられた。
結果お化けや幽霊が怖いというより、現実的なものが怖いというオチに。
面白かったのは
『同音意義語』はただの偶然ではなく、元々は同じ意味を持つもの。だから同じ読みになった。というもの。
真梨先生の本は全てがわかった2回目に読む方が面白い。
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事故物件に金縛り体験、犬神に蠱毒、禁足地、生霊…オカルトエピソードがこれでもかと連なって、真梨さん初の心霊ホラーかと錯覚する前半。
読み終えてみればどんでん返しミステリーなのだけれど、禁足地の過去や新型コロナを思わせる“謎の風邪”が密やかに伝染していく様はゾクゾクする怖さ。
間を置いて細切れに読んでいたからか、ラストの種明かしでも人間関係を整理しきれてなくて困惑してしまった。一気読みがオススメかもしれない。
何ともとらえどころのない、タイトルそのままのフシギに彩られた作品。
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するすると喉ごしのよい素麺のように言葉が脳内に入っていくのだけれど、よく噛んでいないから不思議が沢山だ。気づいたら終盤。主人公が男性だったのは予想外でした。二度読み必至。納得です。
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久々のホラーでさくさく読めたが、大どんでん返しとまではいかなかった。
序盤から主人公の性別を決める決定的なワードがなかった為男性女性どちらなんだろうと考えていたからだと思う。
「私」や「太ったでしょう?」等の描写から女性を想像してしまう固定概念を利用した作品。
男性とわかると、尾上さんに会った時も女性特有の他者の観察ではなく男性目線の性的観察だと後からわかり納得する。
帯の文章と小説にはあまりない不気味な表紙が話題を呼んだ為有名になったが、逆にそれがハードルを上げてしまったという印象。
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面白かった!
勝手に主人公の小説家は真梨幸子さんだと
思ってたから女の人だと思ってた!
イヤミス最高でした
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オカルトか?!
って思ったけど、きちんと現実感あるオチで良かった。でも、造りというか筋書きは雑な感じがするのは、私が久しぶりのミステリーを読むからかな。午後の読書を楽しめたからよしとするか。
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全体的に面白かったし、特に母と叔母の話はかなり怖くて良い出来だと感じた。最後の、女性作家ではなく男性作家だったと言うミスリードは驚かされたが、戦慄のどんでん返しというには、若干弱いのかとも感じた。
しかしながら、これは自分の解釈であり、他の人の考察によって見えてくるものもあると思うので、是非考察を共有したい。
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もっと、いやーな感じの話かと思っていたら、
さほど怖くはなかったー。
さくっと読めちゃいましたー。
書店編集者の女性がマンションから転落し死亡。
のはずなのに、何故か主人公の所に彼女から
メールが送られてくる。
主人公は作家であり、担当編集者が何人か登場し、
それぞれのフシギを話していく。
「三人目の女が、先生のところに現れませんように。」
もっとオドロオドロしくなるのかと思ったら、
意外に結末はあっさりしてると感じてしまいました。
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真梨幸子「フシギ」。縁あって私もつい先程、いや、正に今現在、フシギな体験をしている。結果からお伝えするとその予期せぬ縁は、決して私をポジティブな気持ちにしてくれてはいない。
何があったかと文章に起こすと大したことでは無いのだが、事前情報無しで手に取った本書、著者真梨幸子の絶対的なイヤミス女王の肩書きに全体重を預け何も疑わず読み進めていたこの作品は
......ホラーだったのだ。
昨日読んだ芦沢央「火のないところに煙は」にて全身全霊でオカルトを体験した私は、しっかり楽しみながらも後遺症(主に水回り付近に近寄れない等の弊害)に悩まされていた。とりあえずほどほどに記憶を薄める為の努力を試みたその第一歩が、まさかの「オカルト被り」だった。フシギだなぁ。 最早好きなのではないだろうか 笑
そう言えば本書とは関係ないのだが、フシギな事にこの二作の前、令和発行の作品を三作連続で読んだ所、全てが大きな括りでネットを題材 主軸とするミステリーだった。フシギだなぁ、面白いなぁ。と、余裕かましてるのは連続でホラーを体験して見事成長した私をお披露目したいからではなく、ただ単にこのフシギ体験にお化けが登場しないからなだけだ。現金な奴なのだ。
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作家の「わたし」が語る一つのフシギ体験から様々なフシギが次々と重なるミルフィーユの様な構築。しかしあまり印象には残っていない。紛れもなくリレーを確実に繋げ、最後をアンカーに託す綺麗な構築にはなっているのだが、置いてけぼりにされている者が余りにも多過ぎる気がする。今回ばかりは著者の「登場人物の多さ」が仇となったのではないだろうか。
着地はミステリーらしく「真相」が待ち受けているものの見せ場では無いように感じる。その事実は驚愕はしても新たなる物語の繋がりは産み出さないだろう。とは言え、落ち着いて物語を整理すると全て「理論的」ではある。だが有耶無耶の多さは、築き上げたホラー要素を投げ捨てたくないからなのだろうか、、個人的には勿体なく感じてしまった。
置いてけぼりというより、説明不足というのが正しいのやもしれない。仕掛けと伏線が複雑過ぎて、正しい解釈を遠ざけている気がする。私の前置きのせいで更に分かりずらくなってしまったが、この作品は「オカルト」では無い。
不明瞭なオチはホラーの醍醐味だとは思うのだが、どうも恐怖心よりも釈然としない感情の方が強く表れた。例えるなら、しっかりミステリーとして読み込み、しっかりトリックに不服申立てている感じ。
新しいジャンルに踏み込んだ発展途上、通過点の作品なのだろうと信じたい。ホラーを追うのは本意ではないが、著者がこのジャンルで進化を遂げようとしているのなら、ファンとしてしっかり追うつもりだし、全力で葛藤した(※アピールポイント※)結果、腹は括っている。結果、ホラーでありオカルトでは無い事も背中を押してくれた。
た、楽しみだなぁ!震声
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作家の私のもとに、死んだはずの担当編集者からメールが届いた…
不思議というより怖かった!でも一番怖くておぞましかったのはある調味料の話とある物を食べる話。思わずスマホ検索したら事実だった…信じられない…しばらくショックが続きそう…ウェーン
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ホラーの様なミステリーだった。
短編の連作で小説家の周りで起こる
怪奇、事故物件、亡くなっていた編集者からの
謎のメール。
排水溝の髪の毛の話はちょっと怖い。
最後は、やはり人間が一番怖いかも。