タンパク質は大事、だけど1番大事なのは少しずつ多様な食材を摂ること
2022/01/23 10:46
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投稿者:魚大好き - この投稿者のレビュー一覧を見る
アメリカの食品は着色料たっぷりでいかにも体に悪そうな食べ物が溢れているけれど、日本の食品も原材料を見れば添加物がてんこ盛り。
生きるうえで1番大事なのがタンパク質。多くの超加工食品は意図的にタンパク質を少なくしてあるため、必要なタンパク質を摂取するために余分に炭水化物と脂肪を大量摂取してしまう。
ただしタンパク質を摂りすぎるのも健康に悪影響。
結局バランスよく色んな食材を摂取することが大事なのよね。
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自分の必要タンパク質量を理解して年齢ステージに合わせて食べ方と食べるものをコントロールすることができ、健康に生きていけると希望が持てる一冊…ちなみにコンビニに食べ物は存在しない理由がわかった。
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面白かったです。
人はなぜ肥満や糖尿病になるような食べ方をするのかが、動物実験や観察から始めて、明らかにされていきます。最後ちょっと説教くさくなるけど全体では興味深かったです。
ダイエットや食に興味のある人、メタボを心配する方にはオススメ。
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2月24日新着図書
【おなかがいっぱいなはずなのに、あれこれ食べてしまうことはありませんか?どんな動物も健康に最適な食事をする方法を本能的に知っているのに、なぜ人間だけはできないのか、必ずしも意志力のなさが原因ではなさそうです。生物学の視点からこの謎に迫ります。】
タイトル 科学者たちが語る食欲 : 食べすぎてしまう人類に贈る食事の話
請求記号 498.5 : Ra
https://mylibrary.toho-u.ac.jp/webopac/BB28178974
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eat like the animalsが原題。
粘菌含む動物の話から食産業の闇やライフスタイルの変化まで斬り込んで、じゃあ何を食べて生きたら良いのかまで簡潔。
時間がない人は、最初の方の数章と、各章まとめと、13と14章だけでも読むといいと思う。
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炭水化物、脂質、タンパク質のバランスや必要性、特にタンパク質の適度な摂取による、体型、ライフスタイルの変化などが記されている。
私は何も考えないで食生活を送ってきていたが、この本を読んでみて、食事の大切さや、運動、睡眠とすべての生活の大切さを知ることができた。
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動物の「食欲」とは何を満たすためにあるのかを、バッタ、ハエ、マウス、ヒヒなどの昆虫・動物から人間(山小屋に閉じ込めて実験)までを実験対象として研究した結果をまとめた一冊(著者は2名とも昆虫学者)。すべての動物はタンパク質欲を満たすために食べているのだが、超加工食品に溢れた現代社会で暮らす人間に限っては、タンパク質欲を満たすために糖質・脂質を過剰摂取し肥満や病気を引き起こしていると警鐘をしつつ、最後に健康的で楽しい食生活を送るためのヒントが示される。
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本書は科学的な見地から人間の食欲と栄養素の意外なる関係を明らかにしたものであるが、著者らは医療や栄養学の専門家ですらない。著者らは昆虫学者であり、本書の提示する仮説が生まれたのは、バッタの食欲に関する実験からであるという点に驚かされる。
そして、提示する仮説はもっとスリリングである。それは、「人間の食欲は人体を構成する必須栄養素であるタンパク質が十分に摂取できるまで止まらない」というものである。彼らの研究は多数のバッタに対して、炭水化物とタンパク質のバランスが異なる人工餌を与える実験からスタートする。この実験結果をグラフにプロットすると、全てのバッタが摂取したタンパク質の量は一定基準に収まっていた。一方で餌に含まれている炭水化物の分量は異なるため、高タンパクの餌を食べたバッタは炭水化物量が低い(≒低カロリー)一方で、低タンパクの餌を食べたバッタは炭水化物量が多い(≒高カロリー)という結果となる。つまり、タンパク質量が少ない餌を食べると結果として食欲が止まらずに高カロリーになるまで食べ過ぎてしまう、ということになる。
ではこれはバッタに特有の事象であり、人間に対しても通用するのか?という疑問を解消するため、ショウジョウバエ、マウス、野生のサル、そしてヒトでも同種の実験を繰り返し、ヒトでもこの仮説が検証するということを明らかにしていく。
本書の後半では、この人間の食欲に関する仮説を知ってか知らずか、加工食品メーカーの戦略がこの食欲の仕組みをうまく利用している、という点を突き、バランスの良い食事の重要性が説明される。当然、原材料として見たときに、同じ分量のカロリーを充足するタンパク質に比べれば圧倒的に炭水化物(及び脂質)の方が安上がりである。そのため、生産コスト削減の観点から加工食品メーカーはが作る食品は、低タンパク質・高炭水化物になる。そして、これらは低タンパク質のため一定の分量のタンパク質を充足するためには、多く食べたいという欲求が生じ、その結果として加工食品メーカーの食品はよく売れ、人々は高カロリーになっていく、という流れである。
読みながら、まさか、という思う仮説が実験を通じて明らかにされ、人間の食欲の仕組みについて驚きと共に知れる良書。
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研究の仕方、結果等々興味深かった
健康=高タンパク、低脂質、低炭水化物のイメージがあったが必ずしもそれだけが正しいわけじゃないと理解した
食欲はタンパク質を中心に制御されていることがわかった
今後の食欲調整に使えそう
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食欲はタンパク質と炭水化物で決まる
パスタは意外とタンパク質多い
食物繊維は大事。
食べのもの成分表で、100グラムあたりタンパク質が10グラム近くあるものが良いと思う。小麦胚芽も多い。
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バッタもハエもゴキブリもネズミもヒヒもゴリラもそして人間も、食欲は「タンパク質」を最も優先させている。タンパク質が摂食の基準となる。バッタは、タンパク質が満たされなければ共喰いまで行う。また低タンパク質の環境下では他の炭水化物などを多量に摂食する事で満たされようとする(そのため太る)。タンパク質が満たされれば、食べる総量は自然と調整され現代人に多く見られるような過食は無くなる。
高タンパク質/低炭水化物
繁殖力大だが短命
低タンパク質/高炭水化物
繁殖力低が長寿
/高脂肪
短命
ブルーゾーンの一つである沖縄では、
タンパク質9%
炭水化物 85%
脂肪 6%
犬と猫
猫はネズミなどを狩る野生に近い動物でタンパク質比率は50%を超えるが、人間と共存してきた犬は人間食に適応し25〜35%とタンパク質必要比率が低い。
年代によりタンパク質の比率を調整
40〜65歳 10〜15%
若年時よりも、タンパク質量を減らし老化防止の恩恵を受けること
65〜は逆にタンパク質不足に陥るため摂取量を上げるべきである
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ここまで科学的で読みやすいダイエット本があっただろうか。健康に関するものは、その人の経験で語られたり、極端な話で書かれていたりするものが多い。しかしこの著者は、体を張った多くの実験などにより導き出した、極めて合理的な食事論である。これまでの怠惰な暮らしを見直し、早速生活に取り入れたいと思う。
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めちゃくちゃ面白かった。
昆虫学者に、人間の食欲を教授されなきゃいけないなんて屈辱だという人体のエキスパートに笑った。すみません、多少朧げです。
我ら人間も虫も猿も皆タンパク質欲に支配されている、それをどう活かし、どう上手く使って(食欲という個人的には最悪レベルに扱いにくい)いくかと最後になりますがそこまでに至る文章がとても上手くグイグイ引き込まれます。再読したい。
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タンパク質だけ摂取すれば、良い。
という内容ではなく食欲に、対する本能が優先順位をつけるものについて書かれている。
(タンパク質を過剰に摂取すると、短命とも書かれている。)
研究内容も交えながら、以下に体重(食欲)をコントロールするかについて書かれている。
捉え方は人それぞれ、私には良い書。
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原題は『 Eat Like the Animals』とのこと。
虫から動物、ヒトの食欲を徹底的に研究された方々の名著です。プロテインレバレッジ仮説は認知度は低いですが、過酷な研究結果から得られらたエビデンスの信憑性はとても高いと考えます。
人間の三大欲求の一つ、食欲への認識が大きく変わる書籍です。