テーマ選びとコラムが秀逸
2021/02/20 15:30
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:とりこま - この投稿者のレビュー一覧を見る
誰もが知っている人や出来事から、ちょっとマニアックなテーマまで幅広く語られ、そういう目線もあるか、と目から鱗なことも多かった。
コラムもただそのテーマについて改めて語る、というのではなく、自分や社会のことと絡めた形で自分の言葉、思いを綴っていて読み応えがあった。
たいへんよくできました
2021/05/03 22:41
3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:玉 - この投稿者のレビュー一覧を見る
あざやかな一冊でした。
期待以上。
彼女の感性も、知性も、文章力も、
十分に生かされています。
えっ、そうなの?
ということもたくさんあり、
おもしろいし、知ることもできるし、
コラムも秀逸。
今後の活躍がますます楽しみです。
ありがとうございます。
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2019年までひかりTV・dTVチャンネルで放送されていた「乃木坂46山崎怜奈 歴史のじかん」を基にした歴史本。伊東潤さんや冲方丁さんなどの歴史小説家や歴史の専門家の方をゲストに、応仁の乱や戦国の合戦から明智光秀、渋沢栄一、千利休などの歴史上の人物の裏話が語られる(徳川15代総選挙などあったり、エンタメ風に解説されているのでわかりやすい)。蒲生氏郷や塙保己一などあまり知られていない人物のエピソードもあり非常に面白かった、日本史好きにはオススメの一冊。
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「乃木坂46山崎怜奈 歴史のじかん」という歴史トーク番組の文字起こしと、取り上げた偉人それぞれのキーワードに関連するコラムを追加した本。
歴史の授業に始まり、「マンガ 三国志」にも興味が湧かなかったほど歴史に苦手意識がある私が、いま彼女のラジオを聴いているという理由だけで手に取った。で、その部分を抜きにしてもおもしろかった。
元々がトーク番組であるからか、ひとりひとりについては意外とあっさりとしている印象ではあったけど、それが私にはよかったんではないか。と思う。「歴史上の人物」ではなく「人物」として入ってくる感じ。
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◎面白い。知らないこともあり、楽しめる本です。乃木坂46出身で慶応大学。本当の合戦、蒲生氏郷、忠臣蔵、太宰治が良かった。
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歴史が好きな人と、これから歴史が好きになりたい人におすすめします。乃木坂46山崎怜奈さんの初の歴史本です。歴史上の人物やできごとについて、大学教授や作家など19人の先生方と山崎さんが対話形式で解説していきます。教科書にはない切り口や新しい研究など、興味深い内容です。各章の後にはテーマに関連したコラムがあり、歴史好きな山崎さん自身が見えてきて面白いです。
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歴史好きによる、歴史好きのための本という感じ(わりと前提知識は必要)。日本史のあらたな捉え方を対談とエッセイで楽しんでいくスタイル。個人的にはアイドルという肩書に頼らなくても、十分楽しめる本だと思うんだけど(エッセイも読みやすかったです)…。初の著書ということで、今後、この得意分野をどう開花させていくのかなとかいろいろ考えながらも楽しませていただきました。個人的には最初の戦国時代の話が好き。
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本編ももちろん良いが山崎怜奈さんのコラムが凄く良い。
こころにスっと寄り添うような文章と内容。
アウトプットするため、良質で膨大なインプットに裏付けされた言葉を選び、しっかりと『自分』というものを見つめ、考え行動し、丁寧に言葉を紡いでいる人なんだなと感じました。
もう少し気楽な感じでもいいんじゃないかなとも思いましたが。きっとそういう真面目な部分が、しっかりと心に入り込んでくる要因なのだろう。
某ラジオから、存在を知りファンになりこの本にたどり着きましたがより一層の応援したいなと言う思いが強くなりました。陰ながらこれからも応援しております。
後日、TOKYO SPEAKEASYにて山崎怜奈さん×前田裕二さんが本について語られていてこれまた再読したくなりました。
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乃木坂のファンでもないですが、書評を見て手に取りました。
TV番組を再構成したものだそうですが、この本のお勧めは山崎さんのコラムです。
山崎さんが番組の題材をネタに色々な事柄について真摯に綴られています。
このコラムを膨らましていけば、良いものが書けそうと思います。フレーズで引用したところなどは感動しました。
このコラムを読むための予備知識として番組再構成があると言ってもいいのかもしれません。
武将では蒲生氏郷が好きで、彼の兜がカッコ良いと書いているのですから、冒頭の写真は黒漆塗燕尾形兜が良かったのです。岩手県立博物館の本物でなくても精巧なレプリカを作っている所があるので借りても良かったと思いました。次があれば必ず!
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各章ごとの終わりにある、山崎さんのコラムがとても知的で読み心地がよく、エッセイを読んでみたくなった。
歴史が苦手だという若者に読んでほしいと思います。
『塙保己一×『見えない』ということ』が好き。
『徳川十五代選抜発表』は面白かった!
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歴史が苦手なので読んでみたが、ある程度の基礎知識がないとわからない。ある程度勉強して、それでもよくわからない人向きなので、改めて勉強しようとする人には不向きと感じた。
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〖本から〗
応仁の乱」室町時代の1467から京都を中心に11年間続いた内乱。
伊藤節:応仁の乱は優柔不断な足利義政と妻・日野富子の確執が原因
茣蓙節:応仁の乱はトラブルメーカー畠山義就がきっかけ。足軽の問題も非常に大きい。
北条早雲は、下剋上により大名となった初の戦国武将とされる人物
徳川家康が最も恐れた男
「真田幸村」は本名じゃない。「信繁」
父・昌幸 「表裏比興の者」
”日の本一の兵(つわもの)”
家康の本陣を襲ったというのが、信繁の名声を高める理由
塙保己一(はなわほきいち) 1746~1821
「群書類従」74歳の時に完成 666猿の編集にかけた人生
一回聞いたことは全部覚えてしまう
ヘレン・ケラー「私は小さい頃、母親から塙保己一先生を目標にしなさい。そう言って育てられた」
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NDC 210
「歴史やクイズなど、本人の幅広い興味を軸に、様々なフィールドで活躍を続ける山崎怜奈さんの初めての書籍は、2019年までひかりTV・dTVチャンネルで放送されていた「乃木坂46山崎怜奈 歴史のじかん」を基にした歴史本」
19人の先生と乃木坂46イチの才女が解き明かす、歴史の裏側。
目次
十一年も続いた「応仁の乱」って何?
本当の「合戦」の話をしよう!
ただのおじいちゃんじゃなかった茶人・千利休
明智光秀「本能寺の変」じゃないトコロの話
もしも蒲生氏郷を大河ドラマの主人公にするなら
徳川家康が最も恐れた男
意外と知らない忠臣蔵
もしも伊能忠敬を大河ドラマの主人公にするなら
日本一評価されていない偉人 塙保己一
安政の大嶽井伊直弼って良い人?悪い人?
徳川十五代選抜発表
ピンチをチャンスに変えた男岩崎弥太郎
渋沢栄一に学ぶお金の使い方
今さら聞けない太宰治の話をしよう
著者等紹介
山崎怜奈[ヤマザキレナ]
1997年5月21日生まれ。東京都江戸川区出身。最も好きな歴史上の偉人は、坂本龍馬と渋沢栄一。2013年、乃木坂46二期生として活動開始。クイズ番組への出演を機に、知識欲の塊になる。2020年、慶應義塾大学卒業。世界遺産検定2級を取得。