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自己肯定感が低いCP
2024/04/23 12:55
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投稿者:なつゆき - この投稿者のレビュー一覧を見る
薄幸のヒロインが身分あるヒーローに見初められ劣悪な環境から救い出し、彼女の本当の地位を取り戻し二人で幸せになる話。なのだが魔性の美貌を持つ次期公爵であるヒーローのヘタレ具合があんまりだった。
ヒロインの自己肯定感が低いのは偽家族からの洗脳と言うこともありまだわかるが、ヒーローの場合はその過ぎたる美貌や悲惨な経験のせいとは言えがっかり。今後の挽回を期待する。
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投稿者:MIKA - この投稿者のレビュー一覧を見る
商品説明(あらすじ?)に「超王道シンデレララブストーリー」と書いてあって、正直ちょっとウンザリ。絵師さん目的の購入だったので...。
しかし、読んでみたら、普通にボーイミーツガールもので、別に「シンデレラストーリー」ではないなぁと。
服装の設定など所々「ん?」というような不統一感があるものの、まあ面白かった。
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顔出しNG系ヒーローユーグリークと、前半は卑屈なエルマ。
脇役の王太子のストーリーとか無いのかな?
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顔を見てしまった相手を虜にする、場合によっては人格破壊レベルの衝撃をもたらすため素顔を晒すことのできなかったユーグリーク。
それでまともな人付き合いなどできる筈もなく、恋などもってのほか状態。
ゆえに、初めて自分の魔性が通じなかった彼女に友愛以外の感情を持っても仕方がないし、どう接していいか分からず悪手を打ってしまうのも分からなくはない。
読んでいるこっちは非常にもどかしかったが。
彼、情熱的なのにヘタレで不器用である。
一方でエルマ。
父と妹に虐げられていたため、自己評価が恐ろしく低い。
しかもこの父と妹、人格的に問題ありなのは分かるが、それ以上のヤバい奴らだったという。
母を死なせたから虐めるというのは分かりやすい理由だが「母を死なせた」結果彼らに何をもたらしたから虐められたのか、その中身が予想外だった。
段々とエルマの本来の記憶が戻ってくるので、真相は見えてくるのだが、その真相が見えると、この父と妹がより最低な輩に変わるという。
落ちるところまで落ち切ったなあという印象。
その分の見返りは十分被ることにはなるが。
特に妹。
ユーグリークが思わずエルマを手離してしまうほど彼から酷い目に遭わされるのだが、正直同情は一切できなかった。
自業自得である。
でも、それで彼がよりヘタレさに磨きをかけるからなあ。
最後まで手を煩わせてくれるキャラである、この妹。
彼の愛馬も含めて周りは主役二人の恋愛に非常に協力的なのに、前述通りお互い色々対人関係に問題があり、素直になれない状況。
終盤のすれ違いぶりに、そりゃ彼の愛馬もハンスト起こすだろうよという気になった。
二人とも、自己評価低くて、相手を思いやりすぎて「自分は相手に相応しくない」と思ってしまっていたからなあ。
似た者同士の、優しい人たちなのである。
そこをちゃんと向かい合えるようにセッティングしてくれた王太子には本当に感謝である。
人格には難ありだが。
ユーグリークの魔性が物理的に通じない体ゆえに苦労している方の筈なのだが、何故ああも自由奔放に育ったのやら。
不器用な二人が初めての恋愛で爆発した結果が、最終盤の怒涛のいちゃいちゃ。
直前まで海水かと思うようなしょっぱさだったのに、そこからは極甘蜂蜜仕様という。
こういうカップルには末永く爆発しろと言いたくはなるが、もう既に性格的に爆発してないかという。
特にユーグリーク、きみのヘタレさは何処へ吹っ飛んだ。
まあ幸せそうで何よりなのである。
実は2巻の宣伝をお見かけして気になったので、まずは1巻からと読んだ物語。
ここでも割と綺麗に終わっているので、2巻でどうなるのか、何か問題が起きるのか、ちょっとそわそわしている。
二人ともようやく掴めた幸せとはじめての恋愛で幸せいっぱいなのよ、邪魔しないであげてと切に思う。