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気軽にさらっと読めた。登場人物それぞれが関わりあいのなかで成長していく姿が、素敵だった。人との関わりで学ぶことはやはり多く、自分を見つめ直すきっかけにもなると改めて感じた。
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はじめは「俺」の描写に違和感があってなかなか読み進まなかったけど、読んでくうちに見事に「俺」に感情移入。登場人物のキャラが単純だけど丁寧で、あと名古屋愛を感じる(^_^) まっすぐな感じで、じんわり、読後感が良い。
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タイニータイニーが面白かったので、思わず続けざまに買った作品。
ちょっとオトナむけ少女漫画の世界を文章にしたイメージだけど、気だるくもなんだかんだいろいろほっとけない「センセイ」と、それを取り巻く人々がテンポよく描かれていてとても面白かった
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うん、これは面白かった。やる気はないが、仕事はそつなくこなす高校教師の話。熱血教師物語でもなく、大人の汚い事情でもなく、本当に何もない感じなのがいい。独り言っぽい地の文が妙にツボにはまる。主人公の考え方が面白い。それを先輩教師に見透かされているのが良し。少しだけ前に進んだのも良し。良作。お薦めです。
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すらすら読めました。
本屋で表紙買い…というより帯買いしてしまいました。
「そうなんだよ。面倒なんだよ。教師って」
教師らしくない教師による、センセイの本。
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東北へ行く道中のバスの中で読了。
「面倒くさい」がベースの、熱血からは程遠い教師が、変な女や変な生徒と関わる中で、ちょっとだけ変わっていくお話し。
タイニータイニーハッピーを読んでも思ったが、この作家さんは情景をたんたんと当たり前のように描くのが上手だなと思う。最初は主人公の面倒くさがり具合に対して、イライラしていたが、物語が進むにつれて次第に応援しようと思えるようになってくる。
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面倒くさいと言いつつも、いい加減にしきれない。
そういう感じって、よくわかる。
損だなぁとも思うけど、だから良いよなぁとも思う。
全面的に正しいことを言って、頭でも考えてて、行動までできる人はすごいと思うけど、そんな人が近くにいたらしんどいだろう。
桐原先生みたいに、面倒臭いなぁって思いながらも、いつの間にか必死になっちゃう人がいいな。
タイニータイニーハッピーより、こっちのほうが好きかも。
立場的に、共感しやすいからかな。
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「そうなんだよ。面倒なんだよ。教師って」という帯コメントを見て心にグッときた。ここいう教師の話がもっとでればいいのにと思う。
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タイハピ、はるがいったらと読んで飛鳥井千砂さんにすっかりハマってしまいました。
だからこの学校のセンセイは飛鳥井千砂さんの本ということでほとんどあらすじとかも見ずに買ってしまいました。たぶん面白いだろうなと思って。
そしたら話の内容は思ってたのとちょっと違いました。
学校のセンセイっていうタイトルだから私は勝手に先生と生徒もしくは先生と先生の恋愛話がメインなんじゃないかなって思ってたんです。
そしたら恋愛話じゃなくて一人のセンセイの淡々とした学校での話、私生活の話、そんな感じでした。
主人公の桐ちゃんはかなり面倒くさがりだけど、私もなかなかの面倒くさがりです。
私はまだ社会人じゃないから桐ちゃんと比べるのもあれかもしれないけど、人付き合いとか面倒だなって思ってしまうことも割とあります。付き合いやすい人とそうじゃない人を分けちゃったり、楽な人とばっかりいたり、人によって態度変わったり…。
でもそれって誰でもあることですよね。
桐ちゃんには共感できることが多かったです。
ものすごい事件があったり、大恋愛があったりって普通はないから、そう意味で現実離れしすぎてなくて好きです。
あと小説のタイトルが学校の先生じゃなくて学校のセンセイってとこがなんかいいです。なんとなくだけど。
溝口先生よりも永野先生よりも桐原センセイが私は好きですね(笑)
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面倒くさがりな桐原先生。面倒くさがりなわりに仕事はそつなくこなすし、
案外生徒のことをよく観察している。
熱血な先生もいいけど、こんなクールな先生もいいかも。
桐原先生の心の声を聞いているみたいで、案外面白かった。
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積ん読から引っ張り出して。
面白かった。
続けて高校の話で、昔を今の年齢でみてすっごくいたたまれなく感じたりもしながら。
学校って、通ってる時はそこが全ての世界見たいで、そこで完結してて先生もその中に含まれてるんだよね。
めんどくさがりでどきっとして
関係ないけど、いま何か読んで現実切り離さないと泣きそうだし飛びそう
だから読み終わったのがいつも以上にさみしい。
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やっぱり私は飛鳥井さんの文章が大好きです。
そしていつも自分の周りにいる人、自分と重ねてしまう。登場人物の年齢が近いからもあるけど今回の桐原先生とかを友人に例えてってかこんな感じだわあの人みたいな。
でも、最後はいつもみんな成長してる。
それが、素敵で、飛鳥井さんの作品はやめられない。
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買って数ヶ月なんとなく読めなかった本。主人公は高校教諭。熱血ではなくて生徒にポイントつけたり面倒くさいと適当にやりすごしてばかり。あー、多分私に近いな。けれど主人公がちょっと変わろうとするラストはじんわり?くるかも。私も年のせいにせず今からでも変われるかしら…
内容自体は軽いし特に感銘を受けたわけではないけれど自身を省みる機会にはなったかな。
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☆4
なんとなく高校の社会科教師になってしまった桐原。行動原理はすべて「めんどくさい」。適当に‘センセイ‘をやろうとするも、なぜか問題を抱えた生徒や教師、友人が面倒事を持ち込んでくる・・・。
人間関係とか、職場の感じとか、主人公の感じとか、「あー、なんかわかるかも」って共感できた。でも、少しずつ変わる主人公は偉い・・・というか・・・・うーん、「ああ、変わろうとするものなんだなぁ」と感慨深い感じ。
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飛鳥井さんの小説、お初にお目にかかります。古本屋でなんとなく手にとって購入。
教師と言う仕事にそれほど情熱はもてないが、割と何でも卒なくこなしてしまう高校教師が主人公のお話。生徒たちが持ち込む問題に加え、センセイ同士のあれやこれやもあったりして、それでも「まあ仕事だから」とこなしていく姿勢は、何となく共感がもてます。
さらっと読めて、「ああ、学校のセンセイも結構大変なんだな」と思えるような、そんな小説です。重さや深い感動みたいのはありません。そのサラリとした感じは、学校を舞台にした小説としては珍しいのかなとも思います。