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喜蔵はどんどんと人間らしさが増すなぁ。強くて臆病で寂しがり屋で一人が好きで、本当に面倒くさい人間。彼の周りは妖怪ばかりで、人じゃないからこそ彼のことを分かってくれて、でも人じゃないなら認められなくてぶつかって。
更に人間味を増して行くんだろうな。
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一鬼夜行シリーズ第二弾。
小鬼と鬼顏のデコボココンビが帰ってきてくれたのは嬉しかったけど、前作に比べるとちょっといまいち…
色々書きたいのは分かるけど、そのせいか話のテンポが悪くて、間延びしてる。
今回は上・下巻になってるけど、前作のが一冊のなかでもいいものが、ギュッとまとまっていて良かったと思いました。
下巻でどうなるか、喜蔵もどう成長していくのか期待して読んでみます。
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「一鬼夜行」の続編とは知らず、手に取ったがために、「???」が残る部分はあるものの。小春かわいい。
妖怪がよりどりみどり。付喪神もでてきて、なんだか妖怪好きにはにまにまがとまらんお話だぞ。 閻魔顔の喜蔵のトリッキーな性格も悪くはない。
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前作である『一鬼夜行』から読むことをまずおすすめしたい。
ちなみに私は未読であり、その分面白さが半減している気が本作を読んでいてひしひしと感じた。(前作の小ネタ的な内容がちまちま入るので)
人間らしくない強面の喜蔵と妖怪らしくない小鬼・小春のコンビが織り成すお話。
どうも喜蔵と妹・深雪の関係は前作で色々あったようであるが、それがわからないので何とも言えない…。
ここら辺も、前作を読んでいたら素直に「あ、あれのことね!」と楽しめたのだろうが、読んでいない身としては前作を引っ張りすぎでは…?いやでもシリーズだしこんなもの…?と少々仲間はずれ感のある内容である。
大筋としては、小春が修行をしている青鬼から、どうも人間界でおかしな妖怪が出ているようだから真相を確かめて来いと言われ、久しぶりに人間界にやってくる。という内容である。
上下巻にわかれているので、上巻ではもっぱら前作の漏れたところを補足している方が大きく、こちらの事件はようやく姿を現す程度である。
読みにくい文体でもないのに、何故か不意に眠くなってしまうのはやはり前作の内容がわからないからなのか否か…
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喜蔵と小春のコンビをまた読めることが嬉しい。一鬼夜行だけで綺麗に終わっているだけに、二人がどのような再会をするかと思いきやなんともデジャヴな再登場の仕方で微笑ましい。誰も彼もが相変わらずだけど、今作では硯の精がキーとなっているようで下巻が楽しみなところ。胡散臭いと思いつつ多聞のキャラクタが良い。
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喜蔵さんが前作よりも穏やかになった気がする。
家族が出来たり、友達が出来たり、なかなか楽しそうなのに、月夜の晩に空を見上げる喜蔵さんは切ない。
今回も慌ただしく賑やかだけど、喜蔵さんが落ち込んだり寂しがったり、情けない姿が多い様な。
夢中で読んでいるつもりはなかったけど、止まらず、そのまま下巻まで読みふけってしまった。
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相変わらず喜蔵の態度が焦れったい!
新キャラの登場で色んな人が振り回されて、明治の町に波乱が巻き起こる。
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前回よりも人間らしい喜蔵さんがかわいらしい!
ストーリーは弱冠予想がつきやすいかんじでしたが下巻でのどんでん返しに期待。
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一鬼夜行二作目。
上巻なので、まだ解決はしてないのですが、小春がとってもよいですね。かわいい。
何より小春が出てくる前と出てきた後のテンポがまるで違います。これから敵の手中に向かいところ。がんばれー!
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続編の今回も楽しく読んでいます。まだ、読んでいる途中ですが、一ページ毎に期待が膨らむ感じ。ちゃんとしたレビューは読後に入れるとして、「墨をするしか脳のない硯」160ページ、はよいのでしょうか?能のない?前作でも、あれ?と思う記述がありましたが、細かいことだけが気になっちゃうんですよ。
上は途中までで書いたレビューでした。
今、読み終えました。上巻はわりと予想の通り展開していくなーという感じで、安心感を持って読み終えました。登場人物の能力も洗練されてきたな〜、後半に期待の展開、愛すべきあいつはどうなるのかなー?
ただ、211ページに「ひとつ返事」なる言葉が出てくる。ところどころに抵抗感のある言葉遣いをするんだよな〜、それが星一つのマイナスとしました。
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上、読み終わり。話があちこちに広がっていて、やっと大筋が見えて来たところ。妖怪が妙に分別くさかったり、説教くさい、人間臭い。硯の生い立ち、楽しみに、これから下巻をひらきます。
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続きものである、ことの魅力がふんだんに鏤められた2作目!
1作目で、おそらく最強の人物だろうと見受けられた深雪。
今作でもまさに「無双」といった風の強さで素晴しかった。
彼女の同僚は、彼女を「強いばかりじゃない」と言った。
それは、そうだ。
しかし彼女は、そんな面も含めてやっぱり強いのだ。
次作からの活躍も楽しみだ。
ちなみに彼女をひっそり見守る天狗殿は、
主人公である兄よりも彼女を助けるべきポイントをおさえていたと思う。
今回、兄は本当にがんばったのだけれど
一番のおいしいところは奪われてしまったね。
……と、主人公以外の人物の感想から書いてしまったけれど
このシリーズ、主人公以外の人物がとても魅力的なのだもの。
今作で言ったら、多聞、そして硯だ。
硯の辿って来た数奇な年月、
硯の想い、
さらには
墨をすられ硯として使われる感覚にすら、
ひきこまれ、同調し、感じ入ってしまった。
もちろん、主人公も好きだ。
ツンどころか、けっこう酷いことズケズケ言うし、
そのくせ臆病だし、
臆病かと思えば妙なところで思い切りがいいし、
そして、最後まで全くデレない。
ラストでやっとちょっと、といった程度。
そこがいい。
今作、また彼は一歩進んだというか、殻を剥いた感じ。
前作での「奇跡のような成長」の効果を
永続的なものとして描いていないところはとても魅力だった。
主人公の幼なじみは、相変わらずの残念っぷりだったけれど
相変わらずイケメンだった。
彼は本当に残念な人なのだけれど
大事なものを大事にする、
まっすぐさや芯のしっかりしたところを持っている。
魅力的だ。
彼の家族もまた魅力的でいい。
次巻以降、どこかでじっくり読めることがあるだろうか……
ぜひ、期待したい。
彼の馴染みの岡場所のメンツも、
主人公のじいさん・ひいじいさんについても、ぜひ!!
そして今回、キーパーソンになるのが多聞だ。
今作以降、しばらくはメイン登場人物の1人になってくれそう。
彼もまた、魅力的なのだ。
誰よりも謎。
誰よりもカオス。
けれどちらっと見せる一面は誰よりも「人間らしい」ような気もするのだ。
彼が秘密を抱えていてくれることで
読者としては「あ、この作品また続きが出てくれるのね☆」と
安心できる。
多聞、GJ!!!!
小春については、
もう、何も言うことはない。
実は主人公以上に不器用で素直じゃないヤツなのではないかと思うのだけれど。
小春にはもう、魅力しかなく
感想を述べたくなる、よりは
ひたすら見守っていたい存在。
愛おしい。
さて。
登場人物が増えたことで、物語に広がりができた。
と、いうこともあるけれど……。
もともとこのシリーズは、とても多面的だ。
人間の世界と妖怪の世界。
主人公の生きる時代・主人公���祖父や曾祖父の生きる時代。
今作から、それに加えて多聞の登場で
現実・幻、という軸まで出来てしまった。
読みながら「これはどっち…?」と、私も惑ってしまったし
むしろ多聞の見せるそれは「どちらも本物」でさえある。
このシリーズはそんな、
いろいろな軸が交差して、重なり合って、混じり合って、
そうして滲んでしまうような場所が舞台となっているのだ。
舞台上の人物たちも、巻がすすみ
より深く・鋭く、個性がエッジをきかせてきている。
みんなの感情も思惑も広がって、どこまでも多層構造な物語だ。
また、2作目の今作の特徴としては
「振れ幅がより広がった」こともあげられると思う。
もっとやさしく、
もっとせつなく、
もっとエグく、
もっとおどろおどろしく、
もっと気楽で、
もっと楽しく、
もっと鋭く、
もっとおもしろい。
……次巻以降、本当にどうなってしまうのだろう。
この作品とは、これからも末永く付き合って行きたい。
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小春ちゃんが帰ってからの続き。
と思ったら意外と早くまたやってくる小春。
喜蔵に説教をする硯の付くも神がかわいらしい。
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一鬼夜行の2作目上編。
1作目から半年後の話。
主人公達のその後を覗きつつ、また事件に巻き込まれるのですが、
その巻き込まれ方がなんとも彼ららしいと読んでいてつい笑みがもれました。
後編は?この謎はどうなるの?と先が気になります。
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一鬼夜行シリーズ2作目上巻。
前作は文章が読み難く台詞も誰のものだか分かりづらいと感じたのだが、格段に読みやすくなっている。
登場人物がいきいきと描かれていて、情景が思い浮かんでくる。
1作目でやめないで、続きを読んで良かった。
たまたま、節分の前あたりから読み始めたので、季節感もぴったり。