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YOASOBI「ハルカ」の原作小説「月王子」を、作者の鈴木おさむさんが加筆修正したもの。
MVのイラストを担当した伊豆見香苗さんが絵を担当。
売れ残りのマグカップを「面白い」購入した、1人の女性の人生と成長を、マグカップ視点から見た物語。
昨日入手してから、何度か読んだ。
何度読んでも、胸が詰まる。
とても素晴らしい物語である。
ただ1点。
非常に個人的な事柄なのだが、子どもたちにおろすことを想定していたため、「ふりがな」がなかった点については残念と思っている。
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私が大好きなYOASOBIのハルカの原作が読めるのを今か今かと待ち遠しく思っていたので、読めて嬉しい。
コップが温かな愛情で女の子の人生の楽しい時も辛い時も優しく見守ってきたことが伝わってきて、心がじんわりと温かくなってきた。
絵が可愛い
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YOASOBIの『ハルカ』の、関連本。
絵本だがしっかりとしたストーリーがある。
月の王子さまというより、
月の王子さまのイラストがあるマグカップくんが擬人化してハルカを思いやるストーリー。
星の王子さまではなく月の王子さま。
星より月の方が地球に近いところにあるということから、
マグカップの作者が、
買った人の1番近くで見守りたいという思いを込めたらしい。
温かい話だった。
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「この王子さまが一緒に頑張ってくれたから受かったんだよ」
あの時さ、嬉しかったよ。
泣きそうだったよ。
でもせっかくのリンゴジュースが
薄まらないように
涙をこらえたんだよ。
「遥、おめでとう!」
って言って、
僕を持つ遥の親指を抱きしめていたよ。
ヒロキ、頼んだぞ。
これからママの横でママのことを守ってやるんだ。
一緒に笑って、一緒に泣いて、
一緒に怒って、また、一緒に笑って。
僕の代わりにママのことを
ずっとずっとずっと
守ってあげてくれよな。
月の王子さまが遥を見守る、応援する言葉が暖かくて優しい
色使いで気持ちの移り変わりがわかりやすいな。「、」の使い方でゆっくりじっくり読ませてるのかな。絵本のあたたかさに癒された
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‘僕を作った人が、僕を月にしたのは、
僕を手に取ってくれた人の一番近くで
見守っている。
そんなマグカップにしたくて、月にしたらしいんだ’
想いのある人から作られたから、優しい想いのマグカップになったんだねー、とほのぼの。
期待しなかっただけ、なんか、良かった。
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絵本でこんなに感動できることってなかなか無いですよね。
人生のつらいことと嬉しいことが交互に描かれていて変に美化されていないから誰にとっても響くと思います。
絵本ですが全く子ども向けではなく、人生経験を積んでからであればあるほど面白いんじゃないかなと思います。
脳内で「ハルカ」が流れるので感動が増しました。
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YOASOBIの曲『ハルカ』をYouTubeのMVで知り、観て聴いて、気づいたら何度もリピートしていました。涙がとまらないくらい、優しい絵と音楽で、このお話を作られた鈴木おさむさんと可愛く愛おしいタッチな絵を描かれた伊豆見香苗さん、そして何よりこの作品に出逢わせてくれたYOASOBIの方々に感謝の思いで溢れました。
こんなにもシンプルに、純粋に、王道的に。短い話の中で人間という人生を、人との愛だけでなく、モノ(コップ)に対する愛と、モノから人に対する愛を描かれていて、疲れ切った現実世界に対して、ちょっと一呼吸落ち着かせてくれる──そんな作品に思えます。
私はサン=テグジュペリの『星の王子様』が本当に大好きですが、月の王子様も大好きです。この優しい気持ちをいつまでも忘れず、大切にしたいです。
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鈴木おさむさんの著書で紹介されていたので、手に取る。絵本としては文字も多く、大人が読んで感動する作品。誰にとっても「マグカップ」のような存在があれば、救われることもあるのだろうと思った。