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ぼく、木下広葉は、中学に入ってもマスクを外すことができない。クラスの中で目立たぬよう、浮かぬようにする毎日。全員参加の委員会活動も、地味そうな「栽培委員会」にしたけれど、意外にもそこには個性的な面々が…。
植物の成長に導かれるように、心を開放して伸びていく中学生。今どきの日本の物語にしては珍しく、健やかな爽やかさが残ります。
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これ、好きだなあ。
スクールカーストについて書かれていて胸が痛くなる。今の時代この言葉はだいぶ浸透しているので、現在学生をしている子ども達はこうやって冷静に分析しながら傷ついているのかもしれないなと思った。
スクールカーストの下層に属する主人公の木下はマスクをしないと家から出られない。
興味のかけらもなかった栽培委員に入ったことで、どんどん気持ちが変化をしていく。
専門用語が多く、登場人物達の気持ちの動きに合わせて栽培委員の活動についても知れて楽しい。
文章も読みやすい。ささきありさん。覚えた。
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中学生の主人公が栽培委員会の活動を通して、自分の中の葛藤と向き合っていく物語。
この時期特有の心の葛藤が鮮やかに描かれている。
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園芸委員の活動を通じて、精神的に大きく成長していく主人公の心理描写が、さわやかにつづられています。文章も読みやすく、テンポも良いので最後まで飽きずに読む事ができました。小学校高学年〜中学1年生のお子さんにおすすめの一冊です。