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会計の全体像を「のれん」という無形資産(ブランド力、信用、ノウハウなど)を最終目標として図式化している。
ばらばらになりがちな会計の概念や指標が「のれん」を軸にうまくまとめられており、全体像がイメージしやすくなっている。
PBRやROEなどの指標の意義もわかりやすく説明されており、腑に落ちやすい。
著者が推奨している、分解して要因別に分析し施策を考えるという手法は、ビジネス上の問題解決に幅広く使えるロジックツリーと同じものだが、体系の整理にも有効という気づきが得られた。
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分かりやすいの一言に尽きる。まずはこういう本で、財務三表の全体像を掴むことが大切だと思った。全体像さえ掴めれば、難しい専門用語に触れても、すんなり頭に入る。ページぎっしりに文字があるわけではなく、図解も多用されていたので、かなり読みやすかった。具体的な有名企業での財務三表の解説も凄く楽しかった。投資の勉強をしてるので、そこの部分ともリンクする箇所も多く、更に理解が深まった。
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経理部門で仕事してる自分だけど会計の知識不足を感じてたため手に取って見ましたが、とても分かりやすくスラスラ読めた。
キャッシュフロー、ROE等はもっと理解を深めたいと感じた。
毎週読書してみよう!って気にもなった。
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会計を読む多くの人に、社会と仕事の繋がりを知る助けとなる地図。
簿記の勉強に必ず出てくる複式簿記を解説する四角形に、企業活動を表現してくれます。
なんか呼び方あるのか、あの四角形、全世界共通?
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会計について図でやさしく書かれている。シンプルで分かりやすくて頭にスッと入ってくる。もっと前に読みたかった。
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表の帯通り「シンプルで迷わない」会計の地図だと思いました。
会計の基本の考え方ですね。
仕事で深く会計に関わっている訳ではありませんが、この程度の知識は社会人であれば必須かと思いました。きっかけ作りに良い本ですね。
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日本の経済に関してよくある「日本は借金大国である」という間違った言説。会計学の知識から日本の連結バランスシート(BS)を書いてみれば、破綻していないことが分かるだろうと言われています。政治家の言には、「破綻する」という前提に立ったものも多く、「経営者じゃないし会計なんて自分には関係ない」という人も自らそれを検証し政治家に騙されないようにするために会計学も身に着けなければいけない時代となっています。
さて、この本は、会計学の概念を1つの図で示した本で、「漫画でわかりやすい」という類のわかりやすさではないのですが、全体を俯瞰することができるために、わかる、というものになっています。理系的には個別の事例を覚えるのではなく、1つの公式で表すことが良いとされ、例えば三角関数の諸公式が加法定理の1つから芋づる式に導けることは有名です。そんなような構造的なわかりやすさを目指している所に好感が持てます。
自己実現という観点から見てみると、著者は「「会社」のお金の流れを見ることで、自分は社会にどう貢献しているのかを知ることができる。そのためのツール」が会計であるといいます。多くの人にとって、会計学というのは優先度の低い学問だと思いますが、この本をきっかけにして、自分と社会のつながりを「お金の流れ」という点から意識し、会計学へ足を踏み入れてみると、視点が変わってくるのではないでしょうか。そんな、入門的な本となっています。
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細かすぎず、財務諸表が示す意味や関連性が対局的に掴める。のれんと非財務情報に関する記載も興味深かった。
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会計の本で、初めて楽しいと思った!
図解できるということは、本質はシンプルなことなんだとわかる。シンプルに説明してくれているので、本当に分かりやすい!
お金の流れを通して、仕事と社会に向き合う
自分は役に立っているのか、働く意義を考えさせられる。
夢、自己実現とは対照にあることかもしれませんが、お金を稼ぐ以上、誰か、何かの役に立っているかという問いは、とても重要だと思います。
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財務三表を読むにあたって、全体像を勉強するために最適です。図解でそれぞれのつながりがわかりやすく書かれております。
のれんの説明もかなりわかりやすくなっていますね。
貸借対照表や損益計算書のことをなんとなくわかっている方にお勧めできます。
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「会計はあくまで社会へのレンズ」が印象的。
会計を見れば会社がわかり、社会への貢献度も分かる…。会計への苦手意識があるので、読むのに抵抗はあったけど、読み進めるほど、会計の細かい話はいい、と言ってくれるので、サクサク読めた。
(それにしては時間をかけてしまったので、再読必須。。)
会計の話から始まり、会社、社会と広がっていく。
自分は何ができるか、何をしようか、考えるきっかけにもなり得る本だと思う。
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BS、PL、CFなど図解を元に分かりやすく意図を解説。それぞれの繋がりの説明がGood。
通信会社など具体例があるのも分かりやすい。
もう少し、具体例がたくさんあるとありがたいかな。
オススメ。
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「会計を通じて、仕事とその先にある社会とどう向き合うか」「自分と社会がどう繋がっているかを会計、もっと言えば会計の地図(本書)で可視化する」という意欲的な目的を持った本書。
結論から言えば、私に対しては目的は達成されたと感じる。
例えば、
・売上は必ず分解して考える
・利益はビジネスモデル(固定費型か、変動費型か、損益分岐点はどこか)を理解するべき
・PLは誰にどれだけ利益を分配したかがわかる
・のれんは自己創出と取得ののれんがあり、BSにはのらないブランド力やノウハウ、人的資本等もある
・のれんを測る指標としてのPBR(株価純資産倍率)はPERとROEに分解できる
等、当たり前だけどきちんと可視化してくれたことで明日から活用できる内容が盛りだくさんだった。
特に、最後の2つ、のれんの部分は個人的に刺さった。
本書の目的からは少しズレるかもしれないが、
・会社だけでなく自分をどういうのれんがあるか
・自分はPBRはどの程度か
・どの程度のPBRを目指すのか
等を考えるとすごく面白かった。
多くの人にとって色々なヒントがもらえそうな1冊。
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目に見えない会社の価値(のれん)を数値として見ることができる指標が時価総額というのがわかりやすい。
のれん=時価総額−純資産
また、PBR(株価純資産倍率)について、何をしたらPBRが何年後にどれだけ上がるのかを調べたエーザイの調査は面白かった。人件費や研究開発費、女性管理職比率が上がるとPBRが上がるという。
直接的な売上に繋がらないけど大切なことが、長い目で見たから会社の利益になるということが数値で表されたのは、今後の会社のあり方を示唆する貴重な調査だと思う。
エーザイ株式会社「統合報告書2020」
会計はただ面倒なだけのものでなく、会社の意思や方針までわかる面白いものだった!
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とにかく読みやすく分かりやすかった。財務とか投資の話で色々専門用語がでてくるが、この本では図解してくれているため非常に分かりやすかった。
自分は簿記とかは専門外だが、比較的に理解はできた。