陳腐化した内容も有るけれど、本質的には勉強になる。
2021/05/05 14:04
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投稿者:mistta - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書が書かれたのは1997年。
当時の最新情報として紹介された内容が2021年の今となっては陳腐化してしまっていることは
いかんともしがたい。
それでも、勉強の仕方や、これから必要になる勉強といった本質的な部分は
非常に勉強になる。
本書のどの部分が重要で、どの部分は参考にはならないかを吟味しながら読む態度も
本書の教えを実践する一つであると思う。
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前著「超」勉強法は勉強方法についての概要を語ったものであるが、これは英語、国語、情報収集について実践的な方法を記している。
「超」勉強法の基本三原則
一.面白いことを勉強する。
二.全体から把握する。
三.八割原則
四.勉強は意欲で進む。
勉強方法を支える基本精神はそのままにどのようにやるのかではなく如何に実践できるかを具体的すぎるぐらいに書いている。第一章「勉強社会を作る」は序論部分である。しかし各章の中でも秀逸である。その中の一文で個人の体験とあわせてもけだし名言と思われるものがあったのであげてみる。
”完璧主義に陥っている。「基礎を完全にマスターしないと先に進めない」、「今のところがわからないのはその前がわからないからだ」として、足踏みする。あるいは逆行する。だから、全部できないうちに意欲がなくなる。あるいは時間切れになる。”
全くその通りなのである。中学はさておき高校、大学は常に尻に火がつかないと物事が先に進まないと言う事態を招いていた。八割原則と言う大切さが身に染みる。つまりわからないけど先に進む勇気と後から振り返ることができる時間のゆとりが必要になるのだ。そのためにもスケジュールが大変必要になる。これは集中すべき時ところと手抜きをしていいところを見極めることにもつながる。
インターネット社会を見越した情報収集術についても大変、得るところが大きい。今更ITということ弁じ立てることは遅いのだと実感できる。しかし内容が非常に古い。書いてあることは的を射ても内容面では使えない。これを読むと「超」発想法の情報の扱い方が非常に理解できるのではないか。
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ブックオフで105円で購入したまま積ん読状態にあった新刊本。このほど、「自炊」し、アイパッドで読了。
97年の新刊なので、パソコン活用術は既に時代遅れだが、冒頭に触れられている学歴社会から実力社会の到来は現実になっている。パソコン活用術以外のメソッドは道具を変えれば、そのまま使えそうだ。
例えば、日本語勉強法では、「150字以内に文章をまとめる練習を」とある。150字は意味のあるメッセージを伝達するのに最低限必要な量で、新聞のベタ記事もこの文字数との説明。これを、今に置き換えれば、「(最大140字の)ツイッターで練習を」ということになるだろうか。
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英語と日本語の勉強法について知りたくて読書。
冒頭の指摘どおり日本はすでに勉強社会へ移行している。著者の推察は的中だと思う。今や明日のために学び続ける。本物から本当に価値を置く時代へ。
『「超」勉強法』の3原則。完璧でもないのに完璧を求めがちなのは自分の改善点だと改めて認識する。8割達成でokとして進む。
「超」英語法の内容がよみがえってきた。現在取り組んでいる『50イングリッシュ』はまさに構文丸暗記の学習法。そして、珍しく1年以上通続いてる。今年後半に向けて目に見える成果にしたいものだ。構文丸暗記とリスニング、文法をバランス勉強していきたい。
日本語を磨く方法として150文字作文を提案している。今ならツイッターである。ブログも文章力を磨く最良のツールとして利用価値が高いと改めて知る。
パソコン通信、MSのブックシェルとどれもすでに懐かしいっという世界である。
読書時間:約45分
本書はバンコクのサンブツクスで購入しました。
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【入手先】
図書館
【概要】
・内容は古かった。
・3章(日本語の勉強法)は今でも使えると思う。
・2章(英語の勉強法)と4章(パソコン活用法)の内容は今では古くて役に立たない。
【ポイント】
(1章)
・手抜きしてよい点と集中すべき点を的確に把握することが重要。
(2章)
・英語学習で、練習した内容をそのまま使える場面は、討論とパーティ。
・パーティで盛り上がる話題は、ジョークとインサイダー情報。
・パーティで話している相手と離れたいときに有効な方法は、飲み物・食べ物をとりに行くこと。
・辞書はシソーラスが便利。
・英語以外の言語は旅行用に数字・曜日程度を覚えておくと便利
(3章)
・「話す」・「書く」については、方法論を知るだけではなく、実際に時間を割いて練習をする必要がある。
・よい文の書き方
-用件のポイントをタイトルに書く
-箇条書きで書く
-必ず日付を入れる。
・150文字の日記を書く練習が有効。だらだら書いても駄目。今日の出来事の中でもっとも印象に残ったこと、考えたことなどを書く訓練をする。人に伝えるつもりで書く。
・企画書の書き方は以下のとおり
-書きたい事項をメモの形で集積
-何度も読み返してさらにメモにする
-並行して150文字の文章をまとめる。
-論理的な関係を明確にして構成していく
-最初から読んで直す。このプロセスを何10回も繰り返す。
・メモ用紙はいつも持ち歩く。
・プレゼンは1分で話す練習をする。最初に全体像を示す。質問されたら、まずそれに答える。言い訳を先にいいがちなので注意。
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再読のための積ん読
手抜きと集中は大事。またインターネット環境の活用も重要。(ちょっと古い。)
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『「超」勉強法』(講談社文庫)の続編。
終身雇用制と年功序列制が崩れ、学歴社会から勉強社会へと変化し、社会人になってもつねに勉強しつづけることが要求されるようになると著者はいいます。本書では、そうした時代の変化を見すえて、主に社会人のために必要な英語、日本語、パソコンの勉強法を解説しています。
英語については、専門分野の英語に触れることや、「聞く」「書く」能力の鍛え方、日本語の勉強法については、ファックスなどの実用的な文章を書く方法とプレゼンテーションの方法が、それぞれ説明されています。
パソコンについては、本書刊行時と状況が大きく異なるので、さすがに古びたという印象は否めません。