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【スティーヴン・キング、圧倒的恐怖の最新作】惨殺事件の日、彼は旅行に出ていたはずだった。無実の男を陥れた〈アウトサイダー〉。悪意に満ちた「それ」を倒すことはできるのか。
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アウトサイダーに意思はなく生存し続けるために人間に憑依しているではないのでしょうか。
憑依された人間の心の奥に潜んでいる悪意が表に出てくる感じでしょうか。
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まったくもって近年のキングらしい作品だった。後半のたたみかける様な展開のはやさは、読む手を止めさせてくれないばかりか、その世界観にどっぷり浸かって恐怖とドキドキでたまらなくなる。アウトサイダーとの決着はつけるも、こちら(人間)側の被害もたっぷりあって、その後の人生への恐怖や哀しさも後をひく。
そしてやはり愛すべきホリーの活躍に胸がときめく。
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またブギーマン系かと思ったが、それでも面白かった。あっさりやっつけたけど、それ以後も丁寧に描かれていて、とてもよかった。結局やつはなんだったんだ……宇宙人?
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ストーリーの方向は私の望まぬ未知のアウトサイダーが人間を陥れるということに。
そして、解決の中心に躍り出たのはかつての本のヒロイン(既読だけどほぼ忘却の彼方)
この時点で一気に興を削がれてしまったけれど、それでも読み続けねばならない!といった物語の持つ力がこのスティーブンキングの本にはある。
もともとこの世界は『大宇宙』の中のほんの一部分でしかないし、切ってみないと分からないマスクメロンのようなもの?
そういう意味で読書というモノは私にとって、他の人にもきっと心の糧でも有り人生をより深く楽しむことの出来るツールとして必要です。
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上巻に続き、2段組327ページ(本編)を一気読みした。いやあ、おもしろかった(^o^)。まったく情報を入れずに読んでいたため、上巻の感想では少し的外れなことを書いてしまった。“ホッジズ三部作のような”……いや、これ間違いなく続編でしょ。下巻では上巻とは別の事件を追う。その過程で2つの事件が“アウトサイダー”によって起こされたものだと気づくという展開。これ以上はネタバレになる。ぜひ!
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前半はホラーと言うか何が起きているのか全く分からないという感じでした。最後の方でホラー感が出てきました。ホリーが出てきてとても懐かしかったです。
後半の展開が徐々にスリリングになってきて、映像が目に浮かぶようでした。ホラーというか「得体の知れないものへの恐怖」みたいな感覚でした。
最後、恐ろしい時間を共有した2人の深い繋がりがなんだか嬉しかったです。
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田舎町で起きた猟奇殺人事件。被疑者の男は同日、全く離れた別の街にいたと言う鉄壁のアリバイを持っていた。紛糾する捜査陣。だがそれがトワイライトゾーンへの入り口だった…
本格推理ではなくあくまでもホラーもの。だがしかし、「ミスター・メルセデス」のホリー・ギブニーも登場し異界への扉が開かれていく。
引き返せない現実に慄きながらも聖なるパーティを組んでいくいつものキング節は健在。恐怖と、それに立ち向かう勇気と尊厳の物語。
ミスター・メルセデスで犯人の頭に振り下ろされたホリーのブラックジャックが、再び振われた時には思わず喝采を叫びました。
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久々にキングのホラーを感じた。メルセデスは凄く面白く堪能したけど、次が追いつかなかった。今更キング?と思ったが読んで良かった。ただ、かつてのキングなら悪役はもっと凄い人?に描いてたはずだからそこは残念だった。
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現実離れし過ぎていないところが良かった。
そのまま映画化されることが簡単に想像できる仕上がり。
翻訳が丁寧で抵抗なく読み進めることができました。
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読み終わりたくないのに止まらない。
ホリー曰く 人生ってどうしようもなくクソになっちゃうことがあるし この世界には善を目指す力もまた存在している
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ホリー・ギブニー登場。彼女はファインダーズ・キーパーズ探偵社の調査員だ。デイトンに行って「トミーとタペンス・パブ&カフェ」を調べ、テリーの父親の入っているハイスマン記憶機能ユニットを調べに行くのだ。彼女がただの調査員でないことはおいおい分かってくる。彼女がいなくては怪物を追い詰めることも無理だったろう。しばらく振りのスティーヴン・キング、楽しませてもらった。
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前の作品に出てきた探偵社の調査員ホリー・ギブニーが出てきて、事件に疑問を持つ刑事や弁護士4人をまとめ、アウトサイダーと対決することになる。子どもを捕まえて背中の袋に入れていくメキシコの伝説の悪鬼エル・クーコのように、アウトサイダーは子どもの生き血や悲しみや苦しみを養分にするのか。そいつが潜んでいると思われる洞窟に彼らは向かうが、その動向は相手に読まれていた!恐怖を盛り上げて、一気にクライマックスになだれ込む。
事件の結末は意外とあっけないのだが、登場人物たちの恐れや逡巡、勇気、悲しみなどの心理描写が克明で読ませる。アウトサイダーの最後の様は、映像にすると非常におぞましいだろうな。一体何だったのかというのが明らかにされないところがホラーなのだろう。
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初めてスティーヴン・キングの本を読んだ。訳も上手いからだと思うが、どんどん引き込まれてかなりの長編なのに飽きずに読めた。ラストに向かうまでの内容が緻密で面白かった割には、あっけない最後とアウトサイダーの目的が何だったのかぼやけていると思った。この作品に登場する人物を描いた3部作が既に発表されているそうで、それも読みたい。
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タイトルになっている「アウトサイダー」が、下巻に入ってようやく出てきた。
伝承にあるような異世界の存在に、刑事たちが推理を積み上げて立ち向かう。
ホリーのかすかな違和感さえも見逃さない洞察力と推理力、異世界の存在など信じられない刑事や弁護士を動かす手腕に驚くし、
ジャックが闇の存在に捕まり、恐怖と憎しみに囚われどんどん狂っていく様子は本当に怖い。
この世界では薄い氷の上でスケートをしているようなもので、何かの拍子に氷が割れて冷たい真っ暗な海に飲み込まれてしまうことが誰にでも起こりうる。そんな怖さを、キングの小説は描いていると思う。
しかし、必ずその逆も描いてある。世界が善を目指す力。かすかな証拠。たった一人の仲間。
そんな存在が鍵になって、世界が真っ暗な海に変わるのを防ぐ。
ものすごい緻密な書き込みも、複数の人間の精神の描写も、さすがキングです。