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恋愛して、結婚して、子どもを育てる。
大人になると意識してしまう、人生の正解かのように思われるこの流れ。
これができた人は幸せ、できていない人は寂しい人生だと思ってしまうが、その価値観に疑問を持つきっかけになった作品。
もし、恋愛や結婚を強制される雰囲気のない世界だとしたら、自分は、恋人は、結婚したいと思うのか気になる。
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個人的に「コンビニ人間」以上の名作。
読み進めるにつれて展開が凄い事になっていくが、違和感を感じさせない。
自分の常識や普通を根底から揺さぶられているような気がして、読んでて目眩がしたのを覚えてます。
とても生々しく気持ち悪くて、でも美しくて読んでしまうのが村田沙耶香先生だなと。
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んー若干の気持ち悪さと理解出来ないところありでした~
現実味が感じられなかったような、、、
コンビニ人間はとても好きな作品ですが!
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読んでるこっちが洗脳されそうだった(笑)でもなんか腑に落ちることもあったり、自分の本当の意思って何なんだろうと改めて考えさせられた。最後一気にグロくなってビックリw印象に残る作品でした。
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こ、、、こわい、、、、
最初は奈月かわいそう、そういう考えになるのわかる、って思ったけど、生きた人間を解体して食べるのは気持ち悪い。。。わたしは地球星人だわ。
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盲目的に信じることで空想がリアルに変わっていく
いや、最初からリアルだったのだろうか?と不思議な気持ちになった
村田沙耶香は出産、女性、人間をテーマにした作品が多くて
(たまたま立て続けに読んだのがそうだっただけかも?)
著者の常々感じている世の中の「当たり前」への抗議とも取れる内容だった。
気持ち悪〜〜い、でも面白〜いって感じだった。
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コンビニ人間を読んだ時も、自分や世間が当たり前とする価値観を揺さぶられたけどそれ以上の衝撃。
現実逃避に、と軽い気持ちで読み始めたことを後悔…
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ドン引きです。後半は終始しかめっ面で本と向き合ってました。笑笑
コンビニ人間もかなり狂気的な内容でしたが余裕で超えてきました。
工場、、、笑笑
ほんとに御三方は産まれてくる、生まれる種類を間違えたんでしょうけど、周りもまぁ頭のおかしい人たちが揃いも揃っていて。(言ってしまった)
18禁つけるべき文庫本ですよ。
家の読書棚に置いておきたくないので、フリマアプリで売ります。笑
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常識は伝染病なので、自分一人で発生させ続けることは難しい。 227
常識に守られると、人は誰かを裁くようになる。 230
わたしたちは不自然だ。不自然な世界はわたしたちだけのものでわたしたちだけで生きている。
その不自然な人間性を投げかけられる。
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地球に住む人間を全否定するような現実離れした設定に終始ついていけなかった。
中盤までは小学生のようなバカバカしい展開であったので、最後まで読むか悩んだが
終盤では大人同士の生や性の話に発展していき、深く考えさせられるところが多かった。
人間社会を『工場』として例える辺り、村上さんは素晴らしいと思う。
なぜ将来結婚し子供を作ることに全員が憧れ、それが常識であるように洗脳されているのだろうか。
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過酷な家庭環境の中、自らを「魔法少女」であると考え、町は「工場」で、我々人間(=地球星人)は「工場」のためによく動く道具として、女は生殖器として生きていかねばならないと思いつつ生きる主人公。
序盤は主人公が小学生で、毒親のせいで現実逃避をし、そんなファンタジーな世界を唯一打ち明けられ、受け入れてくれる従兄弟に恋をするという展開に、可哀想な子供の空想の物語なのだなと思いながら読み進めた。
突然時間がすすみ、三十代半ばになって旦那も居るとわかった時は、驚きと安堵感が生まれたものの、実は変わっていなかった思想と、そこからの怒涛の展開に言葉を失った。
読み進める手は止まらなかったけれど、終始気色が悪い。特に後半、秋級に3人で戻ってきてからは、本当に気味が悪くて、吐き気がした。どうしてこんな作品を描けるんだろう。
生まれた時から真面目に働いて子孫を残すことを強いられる人間を「地球星人」と揶揄した物語という意味では社会派の作品のようにも思えるが、あまりにも非現実的な思考と、常人の出てこない不安さで、冷静に分析出来ないまま勢いで読み終えてしまった感覚。
『コンビニ人間』にもなかなかの衝撃を受けたが、それを上回る程印象には残った。
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p.57
"すこしだけおかしいことは、言葉にするのが難しい。"
怖い〜。最後物理的にどうなってんだ。
ポハピピンポボピア星人
この「ポハピピンポボピア」って言葉、どうやって思いついたんだろう。
村田沙耶香の書く「田舎」とか「幼少期」とかノスタルジックなものって、まんま私じゃんおばあちゃんちじゃんあの時のあの場所じゃんって重なるから余計やみつきになる。
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その思想は私にとって理想郷かもしれない
いっそのこと、振り切って仕舞えばもっともっと楽に生きられるかもしれない
「工場」からのサイクルに外れて「道具」として消費されるのは当たり前だが、楽な事ではないと思った
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強烈な印象だった。
これほどの不条理をすくい取る著者の発想に驚く。今まで僕が不条理を考えるとき、照らし合わせるのは安部公房作品だったが、本書はその基準を大きく越えて迫ってきた。
人間の本質は大きく変わっていないと思うので、社会の在りかたが変容し、ギャップがより大きくなっているのかもしれない。ジェンダーに対して自分自身との折り合いをつけるために、ここまで先鋭化しないといけないのかと愕然となる。
性暴力やネグレクトが軸に据えられており、主人公のトラウマに心をふさがれながら、後半一気に畳みかけるように進展していく。サスペンスの要素もあり、次はどう展開するのかと急かされるように読み進められた。
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僕たち皆んな妊娠してるんです。
ポハピピンポボピア星人は最後にこう言った。
街は工場だ。そして、私も工場の部品だ。
私は魔法少女。
そう考える主人公。
彼女は地球星人に洗脳されたかった。
ちゃんと工場の部品になりたかった。
そんな主人公の話を夫は信じた。
夫は工場から逃げたい人だった。
そしていとこを巻き込んだ。
彼らははポハピピンポボピア星人になった。
信じるという心。それが人間を変える。
それが地球星人を変える。
凄く面白い作品だった。
村田沙耶香にハマったのはこの本のおかげ。
小さい時に考えていた、私は魔法少女!
今世界を守るヒーローなの!っというのが
蘇ってきて、もしかしたら私も……
なんてことも考えてしまった。