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ドン引きです。後半は終始しかめっ面で本と向き合ってました。笑笑
コンビニ人間もかなり狂気的な内容でしたが余裕で超えてきました。
工場、、、笑笑
ほんとに御三方は産まれてくる、生まれる種類を間違えたんでしょうけど、周りもまぁ頭のおかしい人たちが揃いも揃っていて。(言ってしまった)
18禁つけるべき文庫本ですよ。
家の読書棚に置いておきたくないので、フリマアプリで売ります。笑
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常識は伝染病なので、自分一人で発生させ続けることは難しい。 227
常識に守られると、人は誰かを裁くようになる。 230
わたしたちは不自然だ。不自然な世界はわたしたちだけのものでわたしたちだけで生きている。
その不自然な人間性を投げかけられる。
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地球に住む人間を全否定するような現実離れした設定に終始ついていけなかった。
中盤までは小学生のようなバカバカしい展開であったので、最後まで読むか悩んだが
終盤では大人同士の生や性の話に発展していき、深く考えさせられるところが多かった。
人間社会を『工場』として例える辺り、村上さんは素晴らしいと思う。
なぜ将来結婚し子供を作ることに全員が憧れ、それが常識であるように洗脳されているのだろうか。
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過酷な家庭環境の中、自らを「魔法少女」であると考え、町は「工場」で、我々人間(=地球星人)は「工場」のためによく動く道具として、女は生殖器として生きていかねばならないと思いつつ生きる主人公。
序盤は主人公が小学生で、毒親のせいで現実逃避をし、そんなファンタジーな世界を唯一打ち明けられ、受け入れてくれる従兄弟に恋をするという展開に、可哀想な子供の空想の物語なのだなと思いながら読み進めた。
突然時間がすすみ、三十代半ばになって旦那も居るとわかった時は、驚きと安堵感が生まれたものの、実は変わっていなかった思想と、そこからの怒涛の展開に言葉を失った。
読み進める手は止まらなかったけれど、終始気色が悪い。特に後半、秋級に3人で戻ってきてからは、本当に気味が悪くて、吐き気がした。どうしてこんな作品を描けるんだろう。
生まれた時から真面目に働いて子孫を残すことを強いられる人間を「地球星人」と揶揄した物語という意味では社会派の作品のようにも思えるが、あまりにも非現実的な思考と、常人の出てこない不安さで、冷静に分析出来ないまま勢いで読み終えてしまった感覚。
『コンビニ人間』にもなかなかの衝撃を受けたが、それを上回る程印象には残った。
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p.57
"すこしだけおかしいことは、言葉にするのが難しい。"
怖い〜。最後物理的にどうなってんだ。
ポハピピンポボピア星人
この「ポハピピンポボピア」って言葉、どうやって思いついたんだろう。
村田沙耶香の書く「田舎」とか「幼少期」とかノスタルジックなものって、まんま私じゃんおばあちゃんちじゃんあの時のあの場所じゃんって重なるから余計やみつきになる。
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その思想は私にとって理想郷かもしれない
いっそのこと、振り切って仕舞えばもっともっと楽に生きられるかもしれない
「工場」からのサイクルに外れて「道具」として消費されるのは当たり前だが、楽な事ではないと思った
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強烈な印象だった。
これほどの不条理をすくい取る著者の発想に驚く。今まで僕が不条理を考えるとき、照らし合わせるのは安部公房作品だったが、本書はその基準を大きく越えて迫ってきた。
人間の本質は大きく変わっていないと思うので、社会の在りかたが変容し、ギャップがより大きくなっているのかもしれない。ジェンダーに対して自分自身との折り合いをつけるために、ここまで先鋭化しないといけないのかと愕然となる。
性暴力やネグレクトが軸に据えられており、主人公のトラウマに心をふさがれながら、後半一気に畳みかけるように進展していく。サスペンスの要素もあり、次はどう展開するのかと急かされるように読み進められた。
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僕たち皆んな妊娠してるんです。
ポハピピンポボピア星人は最後にこう言った。
街は工場だ。そして、私も工場の部品だ。
私は魔法少女。
そう考える主人公。
彼女は地球星人に洗脳されたかった。
ちゃんと工場の部品になりたかった。
そんな主人公の話を夫は信じた。
夫は工場から逃げたい人だった。
そしていとこを巻き込んだ。
彼らははポハピピンポボピア星人になった。
信じるという心。それが人間を変える。
それが地球星人を変える。
凄く面白い作品だった。
村田沙耶香にハマったのはこの本のおかげ。
小さい時に考えていた、私は魔法少女!
今世界を守るヒーローなの!っというのが
蘇ってきて、もしかしたら私も……
なんてことも考えてしまった。
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読後感として言えることは、「気持ち悪かった」です。主人公たちの家庭環境も、ちょっと非現実的すぎるかな…
コンビニ人間くらいが私にはちょうど良いです。
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私達が「正常」だと思っていること、「異常」だと思っていることが、色々と覆された気がする
社会では当たり前が決まっていて、それに抗うことは排除を意味するから、私達は当たり前を疑うことすらしない
でも当たり前は私達を苦しめる、私も日々そんなことがいっぱいだな〜と思い出した
でも私の当たり前が誰かを傷つけることも沢山あるんだと実感
この本では恋愛や、女性の生き方に対しての価値観を周りが主人公に押し付ける場面が多々あった
私も自分の恋愛観や幸せの定義で、友人の幸せを決めつけていることがあったな〜って
非現実的な小説なはずなのに、自分の考え方や行動について問いかけられた
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"普通じゃなくなりたい"というのも、
ある意味強く普通を意識している考え方で。
世界に喋らされている言葉を自分の言葉だと思うことが1番怖いことなんだよね。
村田沙耶香には地球が、人間が、常識が、どうみえているんだろうといつも思うのです。
いつも心に村田沙耶香の宇宙をもっておきたい。
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ポハピピンホボピア人としての視点から話された地球星人はのうのうと生きてると気づかないようなもの
後半がシンドくて振り返りたくない
感想書くのもしんどい
話は大好きだけど終わり方が怖すぎて衝撃
放心状態になりたいからここでレビュー終わりにしたい
8
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本当に衝撃的です。子供の頃はこういうこと考えるよな、と思いつつ読んでいったら大人になっても変わってない主人公。この話の中では私も工場の人ではあるが、主人公たちは幼少期、少年・少女期の環境で価値観が捻じ曲げられたことによってこうなったのかなと感じました。あくまでも工場の人から見た主人公はそんな感じです。
私も都合よく完全に洗脳されているのであれば幸せなのではと思います。
衝撃的な話でショッキングな表現もありますが、おもしろいと思います。
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濃い。ひたすらに村田成分が濃く表現もかなり過激。トリプル、御伽の部屋、コイビト、コンビニ人間など過去作品で扱われた内容が深化して混ざり合ってる感じ。ラストのグロ描写で気分悪くなって、それ以降は流し読みしたので、また元気な時に読み返したい。
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口コミを見て面白そうと思って購入しました。
気持ち悪いとかグロいとかたくさん感想があったけどいざ読み進めたら、え全然ビビるぐらいではないなってスラスラ読めました。でも最後の最後でグロくなってきて気持ち悪くなります
クセになるけど刺激強めなので、違う作品も読んでみたいけどもう少し時間置いてからにしようかな、、