プレイアフターコール【電子限定描き下ろし漫画&カラーイラスト付き】 みんなのレビュー
- 著者:オオタコ マメ
- 税込価格:748円(6pt)
- 出版社:一迅社
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紙の本
Dom/Subユニバースへの誘いにもってこいの1冊
2021/04/20 21:42
6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:kaya - この投稿者のレビュー一覧を見る
初Dom/Subユニバース作品でした。
なんとなくDom/Sub=SMというイメージを抱いていたので、
耽美で静謐な世界観とピュアな恋愛は目からウロコでした!
自らの第二性“Dom”にコンプレックスを抱いている高校生の倉科は
ある日、ひょんなことから生徒会長の一色が実は“Sub”だと知ってしまいます。
“パートナー”の不在が原因で体調を崩す一色を前にした倉科は
今まで勝手に彼をDomと決めつけ、劣等感から八つ当たりしてきた
お詫びに“プレイ”をしてみることに…
そして、二人はプレイを通じて自らの第二性と向き合い、
恋を自覚してゆく、というお話でした。
読んでみて感じたのは「読みやすさ」でした。
こんな言葉を使うと語弊がありそうですが、
何せもっと歪で痛々しい、ハードなものを想像していたもので…
解釈や設定については作家さんごとに若干の差異はあるかもしれませんが、
著者様の描かれる世界観は繊細で美しく、倉科と一色の間の優しい空気は
Dom/Subユニバースを魅力的に感じさせてくれるものでした。
歪みとは正反対の純粋な二人のキャラもとても良かった。
まず、派手な見た目に反して、誠実な倉科が素敵です。
プレイであっても一色を傷つけないよう大切に、優しくあろうとする男前。
青臭い葛藤にもがきながらも、誤りを認められる強さと、
自制と尊重を知る攻め姿にスパダリの片鱗が垣間見えました。
一色はその反対で真面目そうな容姿ですが、
意外にもその手つきや視線、口元は色っぽく…
素直さゆえの大胆な振る舞いや発言で倉科を煽ってしまったり、
意地っ張りなのにピュアで控えめというギャップも愛でたくなっちゃいます。
抑制剤や第二性が絶対的な遺伝性ではないこと、
同性同士の恋愛の障壁の低さなど、ところどころで
オメガバースと共通する設定などもいくつか見られました。
これまでオメガバ=本能的、ドムサブ=嗜好的要素が強い印象でしたが、
こちらは番契約のような動物的本能による結びつきや肉体・精神における
強制的拘束力がない分、メンタル面での繋がりを強く感じました。
DomへのSubの拒否権など、互いを尊重しあうためのルールも存在し、
支配を通じて充足感を得るという背徳的な関係性の割に紳士的というか、
信頼関係を感じさせました。
“支配”というよりは“コミュニケーション”という方がしっくりくるかも。
いい意味で、色々と思っていたのと違っていてすごくよかったです。
心理描写も丁寧で、高校生二人のピュアな恋にときめき、
何よりDom/Subへの先入観を塗り替え、もっと読んでみたいと
思わせてくれたことは大きかったです。
本作についても倉科と一色の卒業後や二人の背景を
深堀りしたお話をもっと読んでみたいなぁ…
電子書籍
繊細なdomsub
2022/04/30 15:37
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:れんぽん - この投稿者のレビュー一覧を見る
絵も内容もすごく繊細で良かったです。domの子もsubの子もお互いを思いやれる良い子。倉科くんのお姉ちゃんが気になる。
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