紙の本
教養とは、過去を未来に生かす技術
2023/09/30 11:23
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投稿者:a - この投稿者のレビュー一覧を見る
池上さんが何でも知っているわけではなく、人から聞いたことを話していると思いますが、聞いたこたをきちんと理解して、分かりやすく説明するのが上手だということだと思います。特殊な才能ですね。
紙の本
おとなの教養3
2021/07/19 20:59
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投稿者:dzoe - この投稿者のレビュー一覧を見る
「気候変動」「ウイルス」「DX」「米中新冷戦」「人種差別、LGBT差別」「ポスト資本主義」の6つのテーマについて、池上さんがわかりやすく説明してくれています。今の世の中を考える上で参考になります。
紙の本
最新のテーマについて、どのように考えればよいのか
2021/10/31 13:53
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投稿者:とりこま - この投稿者のレビュー一覧を見る
第3弾は、まさに現在進行形のテーマで、今後どのような視点で考えていけばよいか、教えてくれる内容である。
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米中新冷戦、ポスト資本主義など、現在の国内外の問題について幅広く解説されている。
池上さんの他の著書同様、諸問題の導入としては良質な内容だと思った✨
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毎度のことながら読みやすい。
コロナウィルスによって世界中が
大変なことになっているけど
仕事のリモート化が進んだり
ベーシックインカムの導入が
具体的に動き出したり
人々が必要なんじゃないかと
思っていたことが前進したのも
事実ではある。
外出自粛が世界的に行われていることで
自然環境が改善された
アイデンティティの対立が
強調されたりと
これまで抱えてきた問題が
より明るみになったのも
コロナの影響ではある。
まだ続きそうなコロナ禍の中で
文中で紹介されている
宇沢弘文の『社会的共通資本』は
今後のためにも読んでみたい。
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資本主義を乗り越えるようなシステム
社会的共通資本
これを深掘りしたのが
人新生の資本論だなぁと繋がる
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同名シリーズの3作目。
昨今の新聞を賑わす話題について、解説されている。いつもながら、ニュースのワードについて、分かった気になっていたことを思い知らされた。
話題の中でも、とりわけコロナ禍は、今まで表面化していなかった問題を浮き彫りにしている。
コロナ禍が、全編にわたって関わってくるが、それ以外の話題も多数あり、差別や経済格差がそれにあたる。
ニュースのキーワードの入門書として最適。
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シリーズの第3弾です。
とは言いましても、巷に溢れる「教養本」に
あるように、「これを知っておきなさい」と
いう内容ではありません。
「今、世界はこうなっています。そこで君た
ちはどんな未来を目指しますか?」という問
いかけを与えています。
特にコロナ禍で執筆された本書は、未来とは
現在の延長ではないことがハッキリと示され
たのです。
未来は不確実であり、「どう生きるか」が大
切であると教えてくれる一冊です。
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池上彰さんの本らしく、とても読みやすい。スラスラと読めてしまう。
テーマごとに分けられ、特にアイデンティティとこれからの資本主義のあり方について参考になる。
アイデンティティ政治が印象的で自分達のアイデンティティを、認めさせる事が大きな政治の要求になっている。
また、資本主義経済はどんどん格差を、広げている。今までは戦争、社会主義で格差を抑える要因になっていたのが皮肉なことだ。
しかし、現在の格差社会は資本主義経済の限界を露呈している。
富の分配、ベーシックインカムの導入も問われている。私は富を必ず分配すべきでしょう。資本主義ではなくもっと皆が楽しく暮らせる、共生を問うべきでは。
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★今、知るべきことがちゃんと押さえられている。
気候変動、ウイルス、データ経済、米中新冷戦、人種・LGBT差別、ポスト資本主義
さすが池上さん、読みやすい。
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未来をどう生きるかに焦点を当てた一冊。
コロナやデジタルトランスフォーメーション、アメリカの移民問題など話題は色々なありますが、1番、考えさせられたのが気候変動の問題でした。日本がかっては環境技術では最先端を行っていましたが、中国が先頭に立っていると言うのは驚きでした。考えてみると10億を超える人口や政治体制などを考えると、危機感が高いのが中国であるのは当然の結果と思いました。アメリカとの確執もあるかもしれません。
差別問題などで揺れる中国だけでなく、アメリカでも国人差別やトランプ政権の負の遺産の様なものも含めて問題は根深いですね。それでも人は学習しながら変化していくのでしょうか。
コロナ禍は富める者も、そうでないものも平等に目の前に現れる。そこでも、リモートワークができる者やそうでないものでリスクが異なってくる。
平等と言う理想は尊いですが、不平等であることが当たり前の社会になってきている事。ベーシックインカムの話がありましたが、仕事が限定されることで、仕事に就くものと就かないもので、格差はより大きくなるのではと感じました。
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現代社会の諸問題の歴史期的な背景が分かりやすく書かれている。テレビのニュースでは省かれがちなところを補うものとしては丁度いい。ただ、高校世界史の教科書レベル以上のことは特に書かれていないので、それ以上の情報が知りたい人は本書の最後にある文献案内を参考に、各テーマについての本を読んでみるのがよいかもしれない。
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池上さんの本はとにかく読みやすく世界情勢をあらかた知るのに手っ取り早いので、よく読んでいます。
この本は比較的「広く浅く」触れている気がします。
「知らないと恥をかく世界の大問題シリーズ」の方が、毎年更新されていて各章より深掘りされているので、最新の考察を追う時はこちらのシリーズを読んだ方が良いと思います。
今回は目次を読んで気になった
第三章 データ経済とDX
第五章 人種・LGBT差別
をピックアップして読みました。
DXに関してはメリットは勿論のこと、普遍的に広まることのデメリット(DX先進国で現在起きている問題)についての考察が興味深かったです。
DX先進国の中国やアメリカで起きている、個人データの取り扱いに関する問題や監視社会の問題、法律や人権の問題に触れています。
DX後進国の日本がこれから出来ることは、DX先進国の政策や柔軟性を見習いつつ、今起きている課題を自国なりに未然防止していくことが大事だと思いました。
「データが集まらないとデジタル化は進まない。しかし、データを簡単に集められるようになってしまうと、個人データの保護がおろそかになります?この二律背反を乗り越えるためには、国や企業と人々との間の信頼関係が必要です」
すごく難しく繊細な課題だと思います。
信頼関係をどう構築するか、データの使い道や個人データをどのようなシステムで保護するのか等、丁寧な説明を繰り返し訴えることも一手だと思います。
人種差別問題に関しては、特に昨今のBLM運動を中心に考察されます。アメリカの民主党、共和党のLGBTに関する姿勢の違いには驚きました。これほど真逆の対応とは。またアメリカでは今後白人が少数派になっていく未来があると知り、そのデータや宗教的観点の根拠説明を読み納得しました。
「多様性」が世界中で謳われていますが、アイデンティティを守りたい無意識のバイアスとどう向き合っていくかに焦点が置かれると思います。
「さまざまな人種や民族、性的指向の人など、多様な人々が自分のコミュニティに住んでいて、日常的に接する機会が増えれば、差別意識はかなり薄くなっていく可能性があります」
埼玉県蕨市のクルド人コミュニティの話も、以前メディアで観たことがあり興味を持ちました。
どういう経緯でクルド人コミュニティが蕨市に出来たのか、共生していく為にお互いがどのように歩み寄っているのか気になる所です。
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オバマケアは、民間保険に加入する費用を補助するが、無保険状態の人も多い。
トマ・ピケティは、大金持ちが投資などによって得る利益のほうが、GDPの伸び率より高く、が拡大することを明らかにした。一人の大金持ちがお金を使うよりみんなに行き渡ったほうが経済は成長する。
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どの章も学びが大きいですが、とくにポスト資本主義の章がわかりやすかった。経済学者の宇沢弘文先生の「社会的共通資本」という考え方はこの本を読んで初めて知りました。宇沢弘文先生の本も読んでみたいと、刺激を受けました。