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哲学の中でまだ結論の出ていない(というか、今後結論が出るかどうかも分かりませんが…)「心身問題」についても取り扱った本です。
教授と学生の対話形式で哲学(死とは何か)が語られており、全体としてみれば「読みやすい」本といえると思います。
特に前半部分のT教授とSくんの対話で分析される
①ほかの人間や動物に生まれ変わる
②別の世界で永遠に生き続ける
③すぐそばで子孫を見守る
④子孫の命の中に生き続ける
という4つの「死後」のあり方についての考え方は、その考え方が生まれた経緯も含めて理解できたように思います。
一方で、
⑤自然の中に還る
⑥完全に消滅する
という2つの考えについては、「心」とはどういうものなのかという議論が複雑になるほか、Qさんという学生も加わって抽象的な議論が増えたこともあり、少し読みにくく理解しにくい部分があったように感じました。
ただ、「心」を”脳の機能”としてとらえたり、他者や周囲の環境も含めた”上位システム”と考えてみたりするという視点は新鮮に感じましたし、興味深いと思いました。
クリスマスやハロウィンについての雑学的な知識もあわせて知ることができましたし、少し難しく感じる部分もあるとは思いますが、中学生でも読める本だと思います。
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前半がめちゃくちゃ面白くて、自分がだったり、日本人が信じている、感じている価値観(死生観)て、どんなことから影響されてできてたのかって知れた、 後半の哲学の部分は難しかったーーー
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かなり分かりやすかった。宗教や自己認識を交えて死について考えることができた。心を脳という臓器が持つ機能であると考える方法は今まで自分の中になかったので、かなり興味深かった。
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メモ:死んだらどうなるか
①他の人間や動物に生まれ変わる
②別の世界で永遠に生き続ける
③すぐそばで子孫を見守る
④子孫の命の中に生き続ける
⑤自然の中に還る
⑥完全に消滅する
③と⑤がいいなあ~