紙の本
う~ん、難しいインド史です
2023/06/08 15:07
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投稿者:トマト - この投稿者のレビュー一覧を見る
インドの歴史は難しく入り組んでいるので、小説から入ろうと思い手に取りました。やはり、難しいのですが、教科書よりは分かりやすいと思いました。
けれども、途中で終わっているのが残念。続きが読みたかったです。
電子書籍
未完成
2022/09/13 17:52
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投稿者:Koukun - この投稿者のレビュー一覧を見る
近日中に人口世界一の大国になるインドであるが、インドの歴史についてほとんど知識がないので勉強のために読んでみた。著者が巻末に言い訳を書いているように、章による出来不出来の差がかなりあり、しかも途中で打ち切ったような作品である。結構 筆が走って面白い章もあったので、このようになっているのが残念な作品である。
紙の本
続編が望まれる
2001/11/06 17:01
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投稿者:Tuka - この投稿者のレビュー一覧を見る
日本にとってマイナーな地域の歴史を取り上げただけでも快挙であるし、それを工夫をこらして分かりやすく書いているのもポイントが高い。ここでいう工夫をこらしているというのは、上に挙げたことも去ることながら、ムガル帝国、マラータ族、東インド会社の抗争に三国志の名を冠したことである。日本でも、上杉、武田、北条の抗争を関東三国志と呼んでいる通り、「三国志」という言葉はイメージを喚起しやすい。
惜しむらくは、この作品が未完のまま終わってしまっていることだろうか。大人の事情というやつなのだろうが、一読者としては残念である。
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アウラングゼーブ、シヴァーシー、東インド会社を取り上げた物語。
アウラングゼーブは敬虔なスンニ派すぎて、自分の帝国を滅ぼしてしまう。
ムガル帝国の王の継承は長兄相続でもなく、統治してる王の指名でもなく、子供どうしの戦いによってきまった。
シャージャハーンは生きてるときから幽閉されちゃったんだよーー。かわいそう。ずっとムムターズ=マハルのことを思ってたんだろうなーー。
2代フユマーンは大のアヘン好き。デリーにあるフユマーン廟は世界遺産にもなってるよ。
3代アクバルは、イスラーム教とヒンドゥー教の争いが嫌だったじゃら、「アクバル教」を作ったりした(笑
けっこう勉強になった小説でした。
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部族を結びつけるもの、それは強き軍人の指導者と、人々の心を動かす詩を謳う者。そして、強過ぎる信仰は軋轢を産む。
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何の心境の変化があったのか、
戦争ものの本を読んだ感想が違ってきます。
戦争はやはり無くならないのだろうかという気持ちはぬぐえない。
ちょっと悲しい気持ちになりますね。
戦争を起こすのも、戦争が無くなるのも宗教の意味合いは大きいのかなと思います。
いったい、戦争は何を求めているのでしょうか。
だれもが専守防衛となれば戦争は起こらないとおもうのですが、
裏切りものが誰かでる。
攻撃してくるのだと気づけば前もって叩くとなるわけですわな。
疑心暗鬼の世界ともいえる。
誰もが利己的です。
私だって自分勝手ですが、
戦争を起こさない方が利益が多いと思うのです。
戦争を起こす人は戦争が起きたほうが利益が多いと思っているのでしょうね。
道徳的に、戦争はいけないのだ、人を殺す事なんてもってのほか
だと
おもうのですが、
その面だけでなく、
戦争を起こさないほうが、得ですよ
なんて言い方もありなんじゃないかな。
なんでも損得ってのもねー、ですが。
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来週から、インド旅行なので、読破。
とりあえずムガル帝国が、イスラム教なのにはびっくりした。
そして異民族とも。
清朝の中国に似てるとこがある。
イスラムVSヒンドゥー
真髄をみれるかもしれない。
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「三国志」とついているので、古代インドの英雄の攻防か?と思って読んで見れば、比較的歴史の新しいムガル帝国の事を書いた本。ムガル帝国といえば、アクバル大帝やタージマハルを作ったシャー・ジャハーンが有名ですが、シャー・ジャハーンの帝国最盛期後、イギリスの植民地化されるまでが結構短期間なのが不思議だったのですが、本著はその疑問を埋めてくれます。
「三国」の三者はシャー・ジャハーンの次の皇帝アウラングゼーブ、マラーター族、東インド会社。イスラム至上のアウラングゼーブが帝国内にマラーター族のような敵をつくり、不要な内戦を引き起こし国力を弱めた事と東インド会社の台頭が、急速にムガル帝国の衰退を招きます。…というところで何故か本著は終わってしまいます。続編書くべきだがやめたらしい。何とも中途半端。これだから陳瞬臣は嫌いだ。
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極東では日本の明治維新がはじまろうとする時代、三百年繁栄したインドのムガル王朝が滅亡しようとしている。インドの歴史を遡りムガル王朝の立国、周辺部族との関わり、当時の東インド会社の台頭などによる時代の変化を知ることができる。ムガルとはモンゴルという意味なのだとか、西部からインドの地を侵略した民族を指す。
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最初はアウラングゼーブ帝とマラーター族の話で進むと思いきや、章ごとに日本で育った西欧人やら英仏やら諸部族やらいろんな目線で時代が進む。あまり馴染みがないムガル帝国史だったけど、この先のアヘン戦争や明治維新がこんなところから続いていて面白かった。本当物語の序章に過ぎないので、続編が悔やまれる…
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(「BOOK」データベースより)amazon
生き残る王子はたった一人。流血が王位継承の伝統であったムガル帝国に東インド会社を尖兵としたイギリスの魔手が迫る。アヘン戦争、明治維新へと続く歴史の前哨戦として、三百年を越えるムガル王朝滅亡のひき金をひいたのは誰か。インドは「我が青春の一部」と語る著者が熱き思いをこめて描く長編歴史小説。
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日本では貴重な、近世のインドを舞台にした歴史小説。
インド亜大陸の大半を支配するムガル帝国の6代皇帝アウラングゼーブ、後にムガル帝国を脅かすインドの土着勢力マラーター同盟の創始者シヴァージー、そしてフランスやイギリスといった西洋帝国主義の尖兵、東インド会社を興亡を描いている。
上記3勢力を中心に諸勢力が権謀術数や戦争を繰り広げる描写はまさに三国志といったところ。
この時代のインドに興味がある方や、群雄割拠ものが好きな方は楽しめる一冊だと思います。
また、上記の三勢力以外にも、ムガル帝国とは持ちつ持たれつ、時には帝国に反旗を翻すラージプートやアフガニスタン諸族なども登場するが、マラーター同盟も含めこういった諸勢力の描写が、イギリス支配という形で統一される以前のインドのバラバラぶりが垣間見え興味深かった。
(現代のインドはある種、EUより先んじて複数国家の統合を果たしたという考え方もあるようだが、統一前の多国家感を感じた。)
惜しむらくは本作の最終章を「最終章兼序章」と題しながら、続きが描かれなかったことか、、、
(続き読みたかった!)
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インドといえば
カレー、ガンジー、ヒンドゥー教
知っているようで知らない国。
植民地であったのは知っていたが
どうしてそうなったのか。
それを紐解く内容が知ることができた。
この歴史を知らなければ、
今現在の複雑な世界状況を
理解できないかも。
その昔宗教というものは
国を統治する上で必要だったろう。
うちの宗教が正しいと思い入れが深くなると
他の宗教が許されなくなるものなのか?
ムガル帝国のアウラングゼーブ帝が
寛容な人物だったら・・・