紙の本
万次いる?
2021/05/01 23:12
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投稿者:クリッパー - この投稿者のレビュー一覧を見る
帯の煽り文句は嘘ではないけど、ちょっとスカシを食らった印象でした。
なんとなく万次がいつも蚊帳の外なんですよね。
激動の時代のはずなのに、ことの表にも裏にも万次があまり深く関わってないのはちょっと寂しい。
凛のようなヒロイン的なキャラもいないし、なかなか盛り上がらない印象。
ただ、次の巻では万次が活躍しそう。
紙の本
トリビュート
2022/04/04 02:59
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投稿者:きりん - この投稿者のレビュー一覧を見る
亜流作品だよと思いながら読んでいればいいのですが、この作品単品と考えると「はて、何が描きたいのだろう」と悩んでしまいます。編集ももっと方向性を考えようよ。
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万次と龍馬、そしてなぜだか河上彦斎が二人についてまわります。
腐れ縁というほどの、歳月を共に過ごしてはいないけど、関わり方でいうと腐れ縁だと思う。
佐久間象山暗殺に始まり、藤堂平助・斎藤一という新撰組とのいざこざと、万次たちをかき回す彦斎。とんでもない爆発物抱えてしまった二人です。佐久間象山暗殺で、人斬りから離れたという河上彦斎はいないのです。
芹沢鴨を蟲で改造した鴨壱號で、万次殺害を目論む新撰組逸番隊。岡田以蔵の偽物を利用し、万次と龍馬を誘き寄せます。その企みを知った本物の以蔵も、万次たちの救援へ。
鴨壱號と万次・龍馬・彦斎・以蔵の四人の戦いが始まるところで、続きます。
岡田以蔵が助けた町という娘。四巻で描かれる彼女の性格がなんともいい。感情のままに行動したいのだけど、それをはしたないと思う自意識があるから、少しよそよそしくなってしまう照れてしまう。思わせぶりで誤魔化しきれてことを失敗と恥じるけども、相手には全く伝わっていないという空回り。そう、全てが空回っているさまがニヤニヤ楽しいのです。凛もそういうとこあったよぁ、と懐かしくニヤニヤしてました。
土方と山南の剣戟。
袂をわかつ物語がある前提で読んでいるので、不穏さがすごい。ただ、その中でも通じ合えるものがあったりするんだよなぁ、と感じたりもする。思いの強さは二人とも変わらないはずなのに、思いの行き先が違う方向になってしまったから、離別になってしまったのかなぁ、と思ってしまいます。近藤局長への思いが、ここではそれになるのかなぁ。
土方は多摩からの付き合いの近藤勇という人間に対して。
山南は新撰組局長である近藤勇という存在に対して。
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河上彦斎巻。史実をベースにより漫画映えするようにエキセントリックにした感じのキャラ。初出時乙橘槇絵かと思ったけど。初対面でほとんど無関係な万次がなぜかコンビになって振り回されている様がらしくて、面白い。それにしても最後のアレはどうなんだ……鴨壱號自体がオリジナル要素ではあるんだけど。
一方のキーマン、岡田以蔵は結局逸番隊で何もしてないんだけど、そもそも逸番隊は何を求めていたんだっけ?加入意義がイマイチよくわからんことに。
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またしても無限の超獣が。
万次がいる以上、血仙蟲に絡んだ存在が出てくるのは必然なのですがー…エグいなぁ。
新選組側がヤバい分、竜馬らが軽快で好感度持ててしまうのは仕方がない。
その上で以蔵と町殿がついつい応援したくなるピュアさというかー。
…他に色恋沙汰、無いですしね(流石に歩蘭はない)。