紙の本
お気楽な料理教室と家族関係のコントラスト
2021/07/31 19:20
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投稿者:ぽんぽん - この投稿者のレビュー一覧を見る
元ツアコンで義母の介護をきっかけに退職し専業主婦となった万智。義母を看取った後に、二世帯住宅の空きスペースで料理教室を始めることに。差別化のために選んだのは各地の郷土料理。料理と生徒さん、そして万智自身の人間模様が絡み合った人情噺です。万智も変哲の無い家庭と思いきや、なんか描写に違和感。徐々に語られる家庭の事情。まあ色々あったにせよ、今が幸福ならそれで良いのだろうと思う。物語的にも楽しげな会話がやり取りされる料理教室と、対照的で印象深くなっているかな。でも、ラストで明かされる事実にはビックリ。満足の一冊。
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投稿者:タタ - この投稿者のレビュー一覧を見る
料理の表現がすごくおいしそうに書かれているので、そこが好きでした。また繰り返し読みたくなるような感じでした。
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生徒さん5人で不定期に行われる郷土料理教室(^^)元ツアーコンダクターで料理上手なマチさん。理解のある旦那様。思わず作りたくなってしまう郷土料理(^o^)♪でも最後に衝撃の事実が!Σ(゚ロ゚;)
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派手さはないけどほっこりニコッとなれるお話。
ちょっと出来過ぎなんじゃないのーと思うところも多々あるけど、物語の様に少ない参加者で郷土料理を教えてくれる教室があったら是非、参加してみたいです。
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秋川滝美「マチのお気楽料理教室」、2021.5文庫、2019.5刊行。ツアーコンダクターをしていた常盤万智42歳が自宅一階をキッチンスタジオに改造、数人募集の郷土料理教室を開く物語。家族は夫保行、中1紀之、小4千遥の4人。今回の料理は「どんどろけ飯」(鳥取)、「トンテキ」(三重)、「冷や汁」(宮崎、埼玉、山形)、「ジンギスカン」(北海道)、「チキン南蛮」(宮崎)の5つ。料理とそれぞれの家庭の人間模様を絡み合わせた構成。
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元ツアーコンダクターの常磐万智が夫の母親が住んでいた二世帯住宅を改装して料理教室を始める。郷土料理を主体にSNSで募った少人数で開催日も特に決まっていないお気軽教室。どんどろけ飯(鳥取県)トンテキ(三重県)冷や汁(宮崎県)ジンギスカン(北海道)チキン南蛮(宮崎県)。調理より試食に時間をかけ参加者とのアットホームな関係の教室、その中にいろんな秘話や語らいが良かった。史子が会社の部下の陽次を連れてきて何気に箸の持ち方の矯正とそれに纏わる話に共感。万智の夫の保行はできた人だが、その前の結婚の話が衝撃的だった。
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料理と家族の在り方の二本立てという感じに思いました。
程よい感じでいいですけど刺激が足りないのでは。
ほのぼのした感じで良いけど自分には物足りない感じがしましたね。
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この料理教室にはちょっと参加してみたい.
でも…なんか…
ちょっと今回のはうーん。。。
料理と家族の話しどっちつかずの印象。
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この人の作品は、何作か読んだことがある。その上で、大きな特徴と思っているのが、「悪者が出てこない」という点(^ ^
ちょっとした行き違いで、「勝手に」自分で自分をピンチに追い込んだりすることはあっても、基本的にはみんないい人で、あら良かったね〜...という作品ばかり。が、本作では、主人公の「前夫」というのがダメンズの極みで(^ ^; 初めての秋川悪者か(^ ^;
若い頃バリキャリだった主人公が、専業主婦として二人の子供を育てつつ、自宅で不定期にお料理教室を開いている。そこに集まる人々との交流と、各地に伝わる郷土料理を魅力的に紹介していく、というのがストーリーの軸。基本的に、料理教室に通ってくる人々も、老若男女みな善人(^ ^ 美味しんぼの平和なシーンくらい、のんびりほのぼのしたキャラばかり(^ ^;
特に大事件も起きず、サスペンス風味も無し。それだけだと、そうですかそれは良かったですね(棒)みたいな話だが、そこに主人公の前夫のダメ男の影がちらほら。連作短編集で、実は読み始めの時には家庭環境についての言及がなく、徐々にサイドストーリーとして見えてくる。
最後には、もうそちらの方がメインになっているような(^ ^; しかもちゃんと「おぉ、そうだったか」と思わせる秘密も隠されていて(^ ^ それでこんな感じの会話なのだな、と謎が解けていき。...という部分は、うっすらミステリっぽいのか?(^ ^
全国の郷土料理についてのトリビアもちりばめられており、一粒で何度もおいしい「お得な」作品(^ ^ 暖かく読みやすい文章と相まって、安心して穏やかな気持ちで読める一冊です(^ ^
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ステップファミリーがベース。
主人公が、自宅でお料理教室を開く。そこに来る人々のお話。
お料理にまつわる本が好きなわたしには、さらっと読めた本でした。でも深さはなかったかなぁ。
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気楽に集って作って食べて。郷土料理で旅気分も味わえる、マチの料理教室へようこそ。冷や汁(宮崎バージョン)レシピつき
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かっちりとした料理教室ではなく、気楽に楽しめる料理教室良いですね!
和気あいあいと楽しめる料理教室だと長続きしそうです!
郷土料理を自分で作って楽しめるのも良いですね!
「どんどろけ飯」とか聞いたことのない郷土料理がたくさん…
「冷や汁」も宮崎以外にもあったんだと驚きました!!!
料理教室に通う生徒達の心情や背景に毎回、感動してました。
海外と日本では受験戦争が全然違いますからね…
スッテプファミリーの難しさや受験戦争、過保護……色んな問題を郷土料理を通して解決していくのも良かったです!