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壮大で美しい幻想群像劇と言う通り、素晴らしい作品。SFファンタジー要素もあり面白かった。わたしの絶望は、誰かの希望。色々考えさせられた。
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すごい!たまらん!面白すぎ!そして余韻がヤバい。
誠一の立場では何が正解だったんだろう。いや、後書きにもあるように正解もないし間違いもないのだろうけど、本当に難しい問題だ。
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ブラック企業に勤める鈴上はある日楽園のような世界に飛ばされるが、戸惑いながらもその地に根付いていく。
一方、鈴上のいなくなった地球にはある異変が――
自分にとっての正義は他人にとっての悪かもしれない。
正しいってなんだろう。もし家族を守るためなら私は正しい選択できるのだろうか。
誰にとって正しいかなんて、誰にも分かるはずがないのに。
物凄いファンタジーなのに、哲学書を読んだ気分だった。
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あいかわらず引き込まれる。
暖かくて優しくて甘い夢のような異界。ぬるま湯の心地良さから抜け出せないように異界を守るものと、その異界によって変質してしまったこの世界を正常に戻そうとするもの。
私はきっと異界に留まることを選択してしまいそう。それほどに魅力的でした。
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中2感あふれるタイトルとカバーに惹かれました。滑稽なほど平和な妄想世界の描写と、ラストの現実世界の絶望とのコントラストが切ないです。キャラも良かった…。一気読みでした。
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冴えないサラリーマンの鈴上は、ある日突然別の世界(想念の異界)へと転送される。
そちらの世界は争いもなくとても過ごしやすい世界で、鈴上はそこで家族を設けるが、、、
一方で地球は大変なことになっており、、、
プーニーによる被害、プーニー抵抗値に優れたプニ対やプーニーコンダクターなどが出現するなか、"核"を破壊すべく地球から投入隊を送り込む。
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久しぶりに大ヒット。これは何回か読みたい。
持って生まれたもので人助けができるという状況がものすごくうらやましい。生きる価値を感じられる。能力が強化されて転送された舞がうらやましい。
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恒川作品長編。
地球外生命体がクラゲのように地球についてそこから地球の破滅へと向かう物語。
SFなんだけど、地球の混乱とか一人一人の物語がリアルすぎてSFっぽくない。
特に相川目線の中学生の頃のお話とか懐かしさを覚えた。難しいお年頃のバランスの取りづらい感情の変化とか物語全体ってよりはそこに存在しているキャラクター設定が緻密。プーマーとよばれる生物が街を、人を呑み込んでいき、最後は栄養素になるとか上手くできすぎ。
読んでてちょっと伊坂幸太郎らしさがあるな、とか感じたりした。
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この作家さんの作品のどれを一番に読もうかなと思った中で、タイトルと表紙が一番キャッチーだったので選びました。
最初から最後まで息詰まる選択の連続で目が離せず、なおかつ、どの登場人物も思考と行動がよどみなく軽快で、楽しく一気に読めました。
個人的には、笑いを取ろうとして書いてあるのかな?と思う箇所がちょっとだけあるところが好きです。
これから他の作品も読み漁ってみたいです。
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とても読みやすくテンポも良かったが、個人的にはそこまでヒットせず読了。
独特の不安感や不気味さ、展開の読めなさは興味深かったものの、読了後に爽快感はなし。そこすらも作者の狙いだとは思うが、登場人物への嫌悪感や遣る瀬無さを覚えた。
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主人公は現実に疲れたサラリーマン。突然メルヘンなファンタジー異世界にいっちゃった!と思ったら、地球は大変なことになっているし、地球の危機を救う鍵を握ることになってるしであまりの急展開にびっくり。
主人公が囚われている世界も、現実世界もどっちも異世界めいていて、終末へ向かう閉塞感と妙なゆるさが感じられて不思議な気分になるお話だった。
だからこそ、結末でこんなに泣いてしまうとは予想してなかった。めちゃくちゃ面白かった。
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気付けば異世界に迷い込んだと思いきや、
実は謎の生物に囚われ幸せな世界を夢見せられていただけだった。
しかし、そんな中地球にはプーニーと呼ばれる謎の生命体が蔓延り、耐性がない人は近くにいるだけで死んでしまうし、世界もどんどんプーニーに飲み込まれていった。
幸せな世界で生き続けたい人間と、プーニーによる地獄を味わっている人間とが争うという
どちらが正解とも不正解とも分からない物語だった。
少し後味は悪いが、
正義と悪は視点によって変わってしまうということがよく分かるし、どちらにも感情移入してしまった。
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色々な人の視点で進んでいき、それぞれの思う正しさに共感でき、「正しい」とは何なのだろうと考えさせられる。終わりが悲しい。
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プーニーという可愛い名前に関わらず、凶悪なものに立ち向かったり取り込まれた人であったり、、、
どちら側からの視点でも正義であったり、守りたいものがあったり複雑な心境に陥ること必須です。
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恒川さんの不思議な小説が好きで、文庫が出たら買うようにしてる。
しばらく目につく所に置いていつでも読めるようにしていたのだけど、読書から少し遠ざかっていて放っていた。
東京に行く時鞄にいれて、3泊のあいだに読むことができた。
恒川さんのお話は不思議で繊細で優しい世界観があって、ほかのSF小説にない穏やかな気持ちで読めるのがいい。
そしてやりきれない、答えがでないもやもやしたものが残る。けれど、それも心地よく感じるから不思議。
滅びの園は何人もの目線で描かれていて、それぞれの正解があってそれぞれが信念をもっている。
それでいいんだろうな。お互いのことなんて理解なんてしなくていいんじゃないかなって思う。
とても面白かった。
たくさんの人に読んでほしいと思う。