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本書はナンパの単なるハウツー本ではない。
ルックスと中身が冴えない物書きが、インターネット上のナンパコミュニティに出会い、様々ナンパ導師と出会い成長し、最期には多くの冴えない男たちから支持される最高のナンパ導師の一人となる現実にあったサクセスストーリー。
その男は冴えない男たちだけでなく大物ハリウッドスターのトム・クルーズやブリトニー・スピアーズに興味を抱かれ、弟子はパリス・ヒルトンをナンパし、仲間のナンパ導師や優秀な弟子達とハリウッドに豪邸を構え誰もが憧れる理想の男になった。
現実と理想、人間関係と自分の本性にぶつかるなんとも人間臭い感覚に触れる事ができ、本当の意味でのナンパバイブルに値する本だと思います。
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僕愛の原作だな。
やはり文化の違いがあるのでこれを日本にローカライズすると僕愛になり、ほとんど話しの筋としては変わらない。
僕愛の方は著者の分身が永沢さんなのでゲームほどにはPUAのカリスマを壊す事が出来なかっただけかな。
ミステリーの方が人間として陰陽あり、さすが原作の貫禄なのかな。
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日本では考えられない内容だと思ったが、周りのナンパ経験者に聞くと案外そうでもないのかもしれないと感じた。
PUAがしていることは心理学の要素がとても強い。これに書かれていることは特段ナンパをしたいひとでなくても誰にでも有効に使えることだと思う。
PUAに限ったことでなく、人間は一人ひとり主体的に自信を持って生きていくべきだと感じた。
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ハフポストで著者ニール・ストラウスの記事を目にして、面白そうだと直感してAmazonで注文。
ナンパとか女心の話というよりも、ベンチャー企業の栄枯盛衰をみているよう。
この本の魅力は、著者の観察力にある。
人間の心の奥にある傷とか自分の内面を深く見ることに著者自身が長けているのだろう。
著者は優しくていい奴なのだ。
その人間性が文章からにじみ出ていて、どんどん続きを読みたくなった。
「次はどんなキャラが登場する?この人は、組織はどうなるの?本当はどんな人間なの?」
って感じで。
賢くカッコイイなと感じたのはダスティンや著者の生き方かな。
まま、コミュニケーションって嫌なこともあるけど、楽しいよねと共感する。なぜか営業時代を思い出す。
小説みたいで純粋に楽しかった。
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確かに面白かった。
ナンパバイブルと銘打っているが、元々男として冴えなかった、アイビーリーガーである著者が駆け抜けたナンパコミュニティの狂乱とその終わり、ナンパと愛の違いについて語られる作品
ナンパは短期的な価値を上げて見せ、短期的な肉体関係を築くものに過ぎず、自分の価値そのものを上げ、長期的な人間関係を築く事とは別物であることが分かった。とはいえ、その技術自体は取っ掛かりとして有用であることも。
ナンパブームを築いた伝説的本の著者へのインタビューの中で、自分に価値があるふうに自分を騙し、そして死んでいく、と語られているところに、生まれもったものや生い立ちを決して超えることのできない人間の悲哀を感じられて感慨深かった。