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刑事ヴァランダーのシリーズは面白かったけど、
舞台解説が読みたいほど冊数無かったよ…(/_;)
係わった事件の落穂拾い的な短編集が読めるものだと勘違いしていたので
一作だけでガッカリ
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「クルト・ヴァランダー」シリーズ。今作で最後。一番好きなシリーズもので思い入れも強い。今作は中編が一編とシリーズの索引、著者の解説がついている。表題作はいつもながらの地道な捜査、ヴァランダーの頑固さ、不器用さ、怒りっぽさが出ている。娘とのやりとり、同僚との捜査と特別何かがあるわけではないけれど引き込まれてしまうのがこのシリーズ。もう新作が読めないのが残念。これからもシリーズを通して何度も読み返す作品だと思う。
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販売促進用に書かれた中編が載っている。100%、ヴァランダーの空気満開、息遣い迄聞こえてくる。
ユッシと共に彼はもうあちらへ行ったんだなとしみじみする。
ラストでマンケルが、ヴァランダーシリーズが英国BBC放送で制作が始まることに触れている。
マンケル亡き後、寂しくって、この放送も、それぞれ何回も見た・・従って頭の中では良くも悪くも「ケネス・ブラナー」に置き換わっている。この作品も視ているので臨場感あふれる想いで読めた。
百科大全的なヴァランダーの世界は手元に置いて遺体…シリーズを今後も繰り返し読む積り。
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ヴァランダーシリーズ、本当に最後の一冊。
収録作の『手』は、オランダブックフェアの読者プレゼント用として発表された中篇。田舎に戸建ての家を欲しいと、同僚から紹介された物件を見にきたヴァランダーが庭で発見したものは、手の骨だった。一体誰なのか?はるか遠い過去に遡る捜査が開始される。
何と言っても本書のお勧めは、マンケル本人による作品紹介、登場人物、地名等を網羅した「ヴァランダーの世界」。ファンが作るようなものを、作者自らが作成しているのが、スゴすぎる。
この「世界」を手元に置いて、シリーズ一作目から順を追って、また読んでいきたいものだ。
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ヴァランダーシリーズ。最後。
発売されてすぐ買って、読みたく無かった。「苦悩する男」で、ヴァランダーがどうなっているかも知りつつ、彼の世界の、新作に会えない事が、悲しくて。
で、この作品、やっぱり大好きな小説だった。短編と言う程に短い物では無いけど、長いストーリーが多かったので、あっと言う間に読了。
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マンケル自身が書いた、ヴァランダーものに出てくる地名、人物索引があるというので購入。さらにヴァランダーものの作品全部の導入が書かれている。さすが作者の書く紹介文、作品の目の付け所がかかれている、うまい。プラス短編「手」がある。これがおもしろい、とてもよかった。
「手」
田舎に住みたいヴァランダー、紹介された家に見に行くと、なんと庭から人間の手の骨が突き出ていた。手は前の住人、その先の住人と調べていくと出て来た秘められた出来事。第二次世界大戦の影が見える。
ヴァランダーの紹介文になると、「どちらが犯人でどちらが犠牲者かはとうてい言えるものではなかった。」と締めくくる。
2004,2013
2021.6.18初版
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正真正銘、最後のヴァランダー刑事シリーズ。中編の「手」はテンポも良く面白かった。作者からのヴァランダーシリーズについてのエッセイは、読んで良かった。彼がなぜヴァランダーシリーズをあのように終わらせたか少し分かった。思ったより引きずってしまっていたので、何とかケリが付けられそうだ。また時間が出来たら、一から読もう。
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ヴァランダーシリーズをケネス・ブラナーのドラマで観て、物語の良さとヴァランダーの哀愁がいつまでも心に残る面白さだった。
登場人物や地理の紹介があって、忘れてしまっている個々の物語をつなげることができる作品。
とはいえドラマでしかまだ知らない世界。最初から読んでみようか。